「ひとつのお部屋を多用途に使いたい」「ゆるやかにゾーニングしたり、さりげなく目隠ししたい」。そんなときに役立つのが間仕切りです。
カーテンやスクリーンでフレキシブルに
始めにご紹介する間仕切りアイデアは、カーテンやロールスクリーンを活用したものです。これらの間仕切りは開閉したり、上げ下げできたりするのがメリット。必要に応じて空間分けができるので、お部屋をフレキシブルに使えますよ。
■レースのカーテンで柔らかく
キッチン&ダイニングの窓際に、グリーンに囲まれた小さなデスクスペースをつくられているpinonさん。ダイニングとの間にレースのカーテンを取り付け、空間を柔らかく分ける間仕切りにされています。カーテンがあることで、コンセントや配線など見せたくない物を隠せるメリットもあるそうですよ。
■リビングと和室の間に

tomtomさんはリビングと和室の間の天井にカーテンレールを取り付け、間仕切りカーテンを付けられています。カーテンなので簡単に開け閉めできるのが便利です。洗濯物を部屋干しするときなどはサッと閉められ、開ければ広々とした一体の空間として使えますね。
■子ども部屋を2つのスペースに

walking123さんは子ども部屋の中央に、つっぱりカーテンレールを設置。カーテンを間仕切りにして、2つのスペースに分けられています。カーテンを開ければふたりで過ごせ、閉めればプライベートな空間になりますね。ゆるやかなカーテンの間仕切りなので、1台のエアコンで済むのが助かるそうですよ。
■ロールスクリーンで冷暖房効率アップ

リビングとダイニングキッチンの間に取り付けられたロールスクリーン。.suz..さんが冷暖房の効きをよくするために採用されたものだそうです。エアコンを使うときだけ間仕切りできる、フレキシブルさが魅力ですね。スクリーンを下げていても通れるように、通路の幅を開けて設置されているのが賢い工夫です。
パーテーションを設置
次にお部屋の間仕切りとして、パーテーションを設置されている実例を見てみましょう。置き型のパーテーションを使えば、手軽に個室のようなスペースを作れます。またディアウォールやラブリコで柱を立て、パーテーションをDIYしているユーザーさんもいらっしゃいましたよ。
■個室感のあるリビング学習スペースに

手軽に空間を分けたり目隠しできる、置き型のパーテーション。Yuさんは娘さんのリビング学習スペースのために使われています。落ち着きのある個室感が生まれ、勉強に集中できる空間になったようです。白い木枠にギャザーカーテンをあしらった上品なパーテーションは、インテリアとしても素敵ですね。
■キッズスペースを程よく目隠し

リビングに隣接する、小上がりのキッズスペース。maaさんはディアウォールを使って、目隠しになるパーテーションをDIYされています。お子さんの様子は見えつつ、散らかったおもちゃは見えにくい、程よい高さです。小上がり側は絵本ラックになっているそう。収納と間仕切りを兼ねた魅力的な造りですね。
■リビングの一部を子ども部屋に

リビングに間仕切りを設置して、一部を子ども部屋にされたcocoaさん。ラブリコとベニヤ板を使って、ナチュラルな板壁風のパーテーションを作られています。出入り口はのれんで目隠し。限られたお部屋を有効活用し、お子さんのために個室を用意されたアイデアが素晴らしいですね。
収納家具を間仕切りとして使う
最後は収納家具を間仕切りとして使っているアイデアをご紹介します。低めのシェルフなら自然にゾーニングでき、高さのある本棚やワードローブなら、しっかりと空間を分けることができます。収納と間仕切りを兼用することで、スペースの有効活用にもなりますね。
■低めのシェルフでさりげなく

puu.tuuliさんはスタッキングシェルフを、リビングとダイニングの間の間仕切りとして使われています。低めのオープンシェルフなので圧迫感がなく、お部屋の広々とした印象を保ちつつ、さりげなく空間分けができていますね。どちらのスペースからも、シェルフを使えるのが便利そうです。
■本棚で仕切った多目的キッズルーム

こちらはakiさんのお家の多目的キッズルームです。本棚で仕切り、一方はボルダリング・ゲーム・読書スペースとして、もう一方は学習スペースとして使われています。さらに上部にはロフトがあり、書斎になっているそうです。ご家族がお互いの存在を感じながら、それぞれの時間を楽しめる素敵な空間ですね。
■ワードローブを主寝室の中央に

cherryさんは主寝室の中央にIKEAのワードローブを置き、ご夫婦それぞれのスペースをつくられたそうです。
カーテンでゆるやかに仕切ったり、DIYのパーテーションで個室を作ったり、家具をお部屋の中央に置いたり。さまざまな間仕切りのアイデアがありましたね。空間を有効活用し、快適性アップにもつながる間仕切り、上手に取り入れてみませんか?
執筆:oriaya