本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。
今回は都内の1Kでひとり暮らしをされているmokoさんに、空間を広く心地よく感じられるシンプルでナチュラルなインテリア作りのコツをお伺いしました。
今回教えてくれたユーザーさん♪
■プロフィール
mokoさんコロナでテレワークになったことを機に家での過ごし方を快適にしたいと思い、1年半ほど前ここに引越しました。自分の好きなものに囲まれた、心地よい巣作りに励んでいます。
■お住まい

いまのお部屋に決めた理由はなんですか?

「部屋に入った瞬間『あ、ここ好き』という雰囲気でした。日当たりがよく明るいところ、ベランダの目の前が神社で視界が開けていて気持ちが良いところも気に入ってここに住むことに決めました。」
お部屋のこだわりを教えてください

「家の中全体が割と白っぽいので、木やカゴ等の自然素材を使ったり、植物や花をたくさん迎え入れたりしながらナチュラルでリラックスできる雰囲気に仕上げています。家具やベッドは低めにして圧迫感を減らし、狭い部屋を少しでも広く感じるように工夫しています。面積の広いものはシンプルにし、お気に入りの小物や植物で遊べるように余白を残しました。」
気づいたらいつも居る場所はどこですか?

「ローベッドです。部屋を見渡せる一番落ち着く場所なので、ここに座っていることが多いです。壁にクッションを置いて背もたれにし、本を読んだり映画を観たりしています。」
お気に入りと自然に囲まれた空間作り【ここがポイント!僕&私の工夫】
■①インテリアは自然素材を積極採用

「リラックスした雰囲気にしたくて、木やカゴ、植物といった自然を感じる素材をできるだけたくさん使用しています。マンション設備や家電などの無機質なものは黒、白、グレーで統一し、ナチュラルを適度に引き締めました。
■②素材感をそろえるためには、DIYにも挑戦!

「ホームセンターで材料を買って、キッチンの隙間収納を作りました。市販の物だとプラスチック製品が多く、ちょっと目指す雰囲気や好みの質感とは違っていたためです。ただ素人DIYなので、強度が足りないようで、壊れそうなので毎回そっと使っています(笑)。」
■③とっておきのナチュラルスポットを作る

「明るいフローリングの色は気に入っているのですが、もう少し木の質感を増やしたいなと思いました。そこで、スノコをペンキで塗って、インテリアの一部にしてみたんです。ここは植物のためのスペース。季節ごとにいろいろディスプレイしています。」
■④お気に入りでアクセントをつける

「部屋がシンプルな分、お気に入りのカップの色やファブリックの柄、その季節のお花などをインテリアのアクセントにして遊んでいます。」
■⑤テレワーク環境も小物で気分が上がる雰囲気に♪

「コロナの影響でテレワークになりはじめたのは、まだ前の家に住んでいたときでした。慌ててデスクと椅子を買いに走りました。デスクだけだと寂しかったので、カゴをそばに置いてナチュラル感をアップさせました。」
最近買ったナイスなアイテムを教えてください
ITEMラッセルホブスのケトルPRICE11,000円(税込)
15年程愛用していたラッセルホブスのケトルが旅立ったため、新調しました。バルミューダとも迷ったのですが、容量や使いやすさ、丸いフォルムがやっぱり可愛いところに軍配が上がりこちらに。前はステンレスタイプだったので、今回はマットブラックにしてみました。
今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください


「TVのモニターの無機質さや存在感の大きさが苦手で、置いていません(笑)でも、映画は大きな画面で観たいので、プロジェクターを導入したいと思っています。」
お話をお伺いして

mokoさんの暮らす1Kは、壁も床も明るい白ベース、窓からは爽やかな風と明るい自然光がたっぷりと入ります。もともとの内装がシンプルで圧迫感を覚えないスタイルで、それをインテリアづくりでも活かされていました。
家具は最小限、できるだけロースタイルで縦の空間に大きく余白を残しているのが特徴的。その余白を、白によく合う明るさと落ち着きを持ち合わせたナチュラルな素材と植物たちで適度に飾っていて、シンプルでも淡泊さがありません。
執筆:RoomClip mag 編集部