本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。
今回お話を伺っていくのは、1Kのお部屋をバランスよく伸びやかにスタイリングされているmavorite8さんです。レイアウトのこだわりや、暮らしを心地良く導くコツをたっぷり教えていただきました。
今回教えてくれたユーザーさん♪
■プロフィール
mavorite8さん賃貸1K暮らしの30代、会社員です。建築やインテリアが好きで、お気に入りのものを『長く、大切に』がモットー。はじめて自分で買った家具、Yチェアを愛用しています。美術館巡りが好きで、絵画のポストカードをコレクションして部屋のアートにしたり、登山やアウトドア好きが高じて、部屋にアウトドアギアコーナーをつくったりしています。
■お住まい

いまのお部屋に決めた理由はなんですか?

「まず、駅からそう遠くない立地条件が魅力でした。また、持っている家具をレイアウトしやすそうな部屋の広さも、ここを選んだ決め手。2口以上のコンロとほどよい広さの流し台、新築でキレイというのにも背中を押されました。」
お部屋のこだわりを教えてください

「ワンルームだと部屋から部屋への移動もなく、食事もくつろぐのも同じ場所。その分、できるだけ『~する場所』と、なんとなくゾーニングはしています。ローテーブルだとすぐに寝転がってダラダラしてしまいそうなので、テーブル&イスのスタイルで、生活にメリハリを出せる部屋づくりをしています。」
気づいたらいつも居る場所はどこですか?

「イスに座ってテーブルの前にいることが多いです。
小さくても心地良い空間を求める【ここがポイント!僕&私の工夫】
■①リビング収納で、キッチンの不足を補充

「キッチンのスペースだけでは手狭なので、盛り付け作業やできあがった料理の仮置き場にもできるように、リビング収納をキッチンの延長線上(部屋に入ってすぐの場所)に置きました。ケトルも置いて、キッチンカウンターのように使っています。」
■②ソファは買わない

「できるだけ部屋を広く使いたいので、ソファは買いません。ラグの上にクッションやバランスボールを置いて、背もたれにしてくつろいでいます。ラグの上でストレッチしたり、筋トレしたり、体のメンテナンススペースとしても。」
■③壁面ディスプレイも気兼ねなく楽しむ

「賃貸なので壁を傷つけたくありません。そのため、お気に入りの雑貨を壁面に飾るのは躊躇していました。そんなとき見つけたのが、つっぱり壁面収納です。こちらのおかげで、気兼ねなく壁面ディスプレイを楽しんでいます。」
■④好きなことを暮らしの一部にする

「ここは、有孔ボードとつっぱり棒でDIYした、趣味の登山・キャンプギアコーナーです。年々とギアが増えてくるのがうれしくて、見せる収納にしました。ランタンやヘッドライト、リュック、帽子など、引っ掛けられるものを中心に飾っています。」
■⑤アートコーナーで、思いを馳せる

「そしてここは、気に入った絵やアートを飾ったり、数年前にはじめたギターの置き場所です。外国の方と知り合う機会が増えたので、壁には世界地図を貼りました。」
最近買ったナイスなアイテムを教えてください
ITEMIKEAのワゴン NISSAFORS(ニッサフォース)PRICE3,799円(税込)
ノートPCやコンセントタップ、携帯充電器、下段には本を収納しています。キャスター付きで掃除もラクラク。机のアイアン脚の色と合う色味も気に入っているポイントです。ワゴンのおかげでテーブルの上が広々使えます。
今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください
mavorite8さん「観葉植物を育てたいです。ずっと部屋に観葉植物が欲しいと思いながら、日当たりや水やりなど、ちゃんと育てられる自信がなくて、なかなか買えず。緑がある部屋に憧れているので、今年こそは観葉植物にチャレンジしたいと思っています。」
お話をお伺いして

mavorite8さんのお部屋レイアウトの特徴は、なんといっても心地良いメリハリ感があることです。あえてソファを置かない伸び伸びスタイル、床置きも活用した少しラフなディスプレイで魅せたかと思うと、別の場所では有効ボードやつっぱりラックを使い縦方向にもアクセントを付けるバランス感覚が絶妙。どちらかの方向に間延びしないから、ゆったりしているけれど適度なハリもしっかりあるのが素敵でした。そんなバランスが良く、どこを見ても違う楽しみ方ができるお部屋を一望できる『いつもいる場所』テーブルの斜め置きも技有り!です。
また、リビング収納をキッチンと生活空間の間に置くことで、ひとり暮らし向きの間取りでは不足しがちなキッチンスペースの拡充をされているのも見逃せないポイントだったのではないでしょうか。カウンターも収納も……となるとお部屋を狭くしてしまいますが、兼用できるなら話は変わってきますよね。ぜひ、アイデア満載のmavorite8さんの心地良い暮らしができるお部屋づくり、参考にしてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部