RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回ご紹介するのは、すっきりと洗練されたナチュラルでモダンな暮らしをされているDmamaさんです。
今回教えてくれたユーザーさん♪
Dmamaさん夫と3歳の息子と3人、2021年8月に完成したお家に住んでいます♪かつては散らかっていて、ものがたくさんあった我が家。今は急に人が遊びに来ても怖くない、片付いた家を目指しています!
収納スペースをしっかり確保した家づくり

Dmamaさん宅は、ものの出しっぱなしがありません。だから、すっきりと家具や建具の風合いが際立ち、ナチュラルでモダンな雰囲気が漂います。その秘訣は、頼もしい収納が『ここ!』という場所に備わっていることにありそう。ダイニングとキッチンのちょうど良いところにあるパントリーは、かゆいところに手が届き、家族それぞれのニーズにバランスよく応えてくれる気がします。まずは、収納スペースづくりのこだわりや大切にしていることを教えていただけますか?
Dmamaさん「我が家は、無理せず頑張らない収納です。ダイソー、セリアで収納ボックスを揃え、使う場所の近くにしまえるようにしています。すぐ片づけられるから、出しっぱなしになりません。
以前住んでいたマンションは収納が少なすぎたため、常にものであふれかえっていました(笑)なので、家を建てるにあたっては間取りを決める段階から収納について計算をはじめました。1階については、リビングにクローゼットを2つ配置し、キッチンの背面収納も充実させています。ダイニングにはパントリー、階段下収納があります。収納スペースはつくれるだけつくった方がいいと判断した結果です。」
収納不足の経験を家づくりに活かしたんですね。スペースの確保もそうですが、Dmamaさんはリビングを収納家具で圧迫したくないからクローゼットを多くつくったと教えてくれました。同時に、クローゼット自体の存在感も希薄にするため、扉を壁と同色にするなど細かいところまで工夫を凝らされていると言います。
そしてここからは、もっと知りたい『頑張らない収納』の本質、スペースをより有効に活用する配置やしまい方の工夫に迫ります。『出しっぱなしをなくしたい』『時短もしたい、手間も減らしたい!』そんな方は特に必見のアイデアばかりです。
頑張らない無理しない、でもすっきりする収納のコツ3つ
■その1 子どもグッズを全て入る専用クローゼットをつくる


「リビングのクローゼットのひとつを、子ども用にしています。おもちゃや衣類、鞄もすべてここにひとまとめ。急な来客があっても、ここに押し込んで扉を締めればOKです!焦って頑張る必要はありません。クローゼットの中は、鞄や服を掛けるパイプハンガーと可動棚を半々にして使っています。収納ボックスに分類するものは、どう仕分けるかから子どもと一緒に考えました。自分で決めたことで、お片付けも楽しみながらしてくれています。
もう一つのクローゼットは夫のカッターシャツやカバン、帽子、エコバッグを収納しています。扉の内側には、すぐ掃除ができるようにクイックルワイパーとコロコロをかけています。」
■その2 キッチンカウンターをリビング収納としても活かす

「よく使うものはキッチンカウンターに収納しています。キッチンがリビングとダイニングのすぐ横にあるので、暮らしに必要なものがここにまとまっていると本当に便利。薬を出して、飲んだらすぐしまうというような感じで、色々な動作がこの場で完結するようにしています。薬類の他、掃除道具やマスクといった日用品はもちろん、化粧道具もしまって、キッチンカウンターで子どもを見ながらお化粧します。」
■その3 日々の動きを考えて、一カ所で完結する配置にする

「我が家の収納は、きれいにしまうというより、毎日の動きを考えて『見やすく・使いやすく』置くことを大切にしました。その方が時短できるし、ウロウロする動作も減らせるかなと思います。
オススメの収納アイテム
ITEMニトリのバスケット ライラ3 レギュラーPRICE999円(税込)
お手洗いの棚板に置いているニトリのバスケットです。トイレットペーパーは見せたくないけど、ストックをたくさん入れておきたい。このバスケットは、トイレットペーパーを2段に重ねて積んだときに、かごの高さと一緒になるのでトイレットペーパーがかごから見えません。掃除アイテムも一緒に収納でき、サイズの小さいバスケットにはナプキンを収納しています。ボックスをいろいろ見ましたが見た目や値段がかなりのお気に入りです♪2階のお手洗いも同じものを置いています。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
Dmamaさん「私も収納が苦手です。このお話がきたとき、正直どうしようかと思いました笑。でもそんな私だから伝えられるのは、自分がしんどくならないように続けられる方法を探すことの大切さだと思いました。キッチリしなくてもいいんです。
その場ですむから、いつもきれい

薬を飲んだり、おもちゃで遊んだり、コーヒーを飲んだり……そんな日々当たり前の動作の数々が自然とひとつの場所で、最小限の動きで完結する仕組み、見事でしたね。『あ、この方法いいな』と共感できるアイデアがきっとたくさんあったと思います。だからこそ、少し苦手意識のある方も『やってみようかな、できそうだな』、と収納改革へのモチベーションが沸いたかもしれません。
その場ですむというのは使いやすさはもちろんですが、自然な流れの中でサッとしまう動作ができるのが魅力。当たり前の中に、整頓の仕組みがそっと紛れ込んでいれば頑張らなくても、無理しなくても、背伸びしなくても、すっきりきれいな毎日は手繰り寄せることができます。まずは一カ所から、そして少しずつ全体へ。Dmamaさん流の収納スタイルを参考に、ぜひ暮らしに快適な仕組みを浸透させてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部