RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回ご紹介するのは、空間ごとに異なるテイストのインテリアづくりを楽しむReiさんとそのお宅です。
今回ご紹介するのはこの方です!
Reiさん築30年のマンションを一部リフォームし、少しずつセルフリノベーションを進めています。幼稚園児、小学生、中学生の3人のママです。家族5人それぞれが心地の良い生活ができるお部屋づくりを楽しんでいます。
便利に、美しく暮らしたい
■家族みんなが心地良さを実感できるように……
Reiさん宅は4LDKのマンションです。玄関に入ると、待っていたのは白く爽やかな空間でした。白を基調としたモノトーンでシンプルにまとめられたそこには、ほんのりとレトロな趣きも漂います。それが海外っぽい風情を楽しませてくれるのが魅力。奥に覗くLDKへの期待も自然と高まります♪

進んでいくと、パッと視界に彩りが飛び込んできました。海外風のモノトーンスタイルだった玄関インテリアとは違い、こちらは贅沢な開放感と心安らぐノスタルジックを合わせ持つレトロなカフェ風です。全体の軽やかさを、心地良い重厚感を携えたソファダイニングの雰囲気でグッと落ち着かせているのが印象的。必要な家具だけで、空間の良さを最大限に引き出す演出が素敵です。
■インテリアを彩るDIYと家族の個性

LDKの中でもひと際目を惹くのが、こちらのアクセントウォールではないでしょうか。モノトーンの玄関から辿り着いたときも、真っ先に視線を向けたくなる鮮やかで深い緑。実は、Reiさん初のセルフリノベーションスポットでもあります。

そして、アクセントウォールを背にして見える景色にも、遊び心や家族思いのReiさんならではの優しい眺めがあります。リビングの一画には、お子さんの作品と息子さんの電子ドラム、さらにその奥には小さなお姫さまのためのお城となる和室が……。人の姿が写らない写真からも、ご家族ひとりひとりの個性と自主性、過ごし方を尊重するReiさん宅のあたたかな日常が浮かんできます。
■すっきり見えと使いやすさの折衷案

和室は、和と北欧が手を取り合った穏やかなナチュラル空間です。Reiさんは暮らしの景色を『美しくしたい、でも子どもの行動を制限をしたくはない』とインテリアづくりをするうえで葛藤があったと言います。そこで辿り着いたのが、美しいと便利を両立するレイアウト。特に散らかりがちなプレイスペースでもある和室では、リビング側から見えない場所に収納を置いているのがポイントなのだそう。こうすることで『出し入れしやすいオープンスタイル』を採用しても、全体の印象はすっきりと保つことができます。オープンスタイルで定位置もはっきりしているから、思いっきり遊んだ後の片付けもスムーズにできそうですね。

こちらは同じく和室の一画です。
『日々の負担を軽くしたいから便利さを重視したい。でも結果インテリア性がイマイチになる』と悩む方は多いかもしれません。『全てをしまうスタイルは向いていないけど、雑多が見えるのも抵抗が……』こんなジレンマに陥れば、現状維持で妥協したくもなります。でもReiさんのインテリアづくりを見ると、おしゃれもすっきりも、便利さも、もっと言えば色々なテイストに挑戦することも全部あきらめなくていいと思い直せるはずです。参考にしたくなる素敵なアイデアもたくさん見つけることができますので、ぜひ引き続き注目してみてください。
Reiさん邸の間取り図

Reiさん宅は4LDKの間取りです。玄関からすぐにアクセスできる洗面所は、そのままキッチンやランドリーといったユーティリティに直結しているのが特徴。家事動線とLDKに回遊性のある、間取りの面でも暮らしやすく心地良いお住まいです。
Reiさんのお部屋ギャラリー
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執筆:RoomClip mag 編集部