RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は質感とデザイン性、そして巧みなバランス感覚で落ち着くアートな空間づくりをされているpuffloveさんと、そのお宅をご紹介します。
今回ご紹介するのはこの方です!
puffloveさんリフォーム工程を記録したくてRoomClipをはじめました。トイレ、お風呂はリフォーム済みだったのですが、他の場所は住みながらのリフォームに挑戦。壁紙を貼り直したり、漆喰を塗ったり……DIY部分は面白い反面、やはり大変でした。住居兼仕事場でもあるので生活感を抑えてほどよく見せ、そこそこ隠すインテリアを目指しています。
家と暮らしをデザインする
■住みながらのリフォームで手に入れる理想形
ご夫婦と黒猫、そんなふたりと1匹家族のpuffloveさんが暮らすのは、都内某所にある3LDKのマンションです。長く暮らした住まいは、リフォームで生まれ変わったばかり。リフォーム作業は住みながら、時には自分たちの手で丁寧にこだわり抜いて進めたのだそうです。スタートは、玄関とLDKをつなぐ廊下から……。


工事を終えた後は、フローリングからタイルへと姿が変わりました。リビングのヘリンボーンとのコントラストによるメリハリの効いたゾーニングも見事です。解体や床、タイル、配線などは業者に依頼したものの、壁や照明計画などできるところはDIYで仕上げているというから驚きます。
■モダンで無骨な明るいキッチン

自分たちのこだわりを積み重ね、つくり込んだ住まいはきっとどこをとっても愛着はひとしおだと思います。でも一番好きな場所をあえてお伺いしたところ、返ってきたのは『オープンキッチン』という答えでした。理由は、『ここでの朝食が楽しいから』。使い勝手も良く、朝日の入るさわやかな明るさのあるキッチンは、ゲストと会話を弾ませながらお茶の支度ができるのも魅力だとpuffloveさんは語ります。

キッチンの前面の収納がオープンなのも素敵でした。よく使うものや大切にしているもの、そんなご夫婦の『らしさ』が並ぶ様子からは心地良くあたたかな生活感もにじみます。こんな風に生活感を上手く魅せてしまうのもpuffloveさんのインテリアづくりのポイント。キッチンの内側を覗くと、ツールやスパイスを『きちんと使いこなす』気配が空間のカッコ良さを際立たせています。壁にかかっている、使い込まれて味を増したチタンのフライパンは、なんと20年近い愛用品なのだそうですよ。長く使われたもののいい雰囲気は、なにものにも代えがたいなとしみじみ感じました。
■ユニークの絶妙バランスで魅せる

そして、キッチンからの眺めもまた格別です。垂れ下がる照明、躯体現しやダクトの無骨さ、家具ひとつひとつが放つ魅力。どれも個性的です。でも、悪目立ちするものがないのが不思議なところです。全てが絶妙に調和し、ひとつの心地良い世界をつくり出している様子は、オシャレな街にあるセレクトショップや美容院で感じるそれに似ています。


その印象に合点がいったのは、お住まいが仕事場を兼ねているとお聞きしたときでした。
できるところはDIYでリフォームされてきたご夫婦は、つくることそのものが大好きだと言います。だから、まだまだお住まいの進化は止まりません。ワークスペースのモルタルの壁も、今はアルファベットステッカーがコラージュされています。インテリアだけでなく、家具のDIYやディスプレイの工夫もたっぷり楽しませてくれるpuffloveさんご夫婦の暮らしづくり、今後も要チェックです♪
puffloveさん邸の間取り図

3LDKのpuffloveさん宅の間取りは玄関から二手に分かれます。片やLDKとpuffloveさんのワークスペース、片やご主人のワークスペースと寝室というように、それぞれの働き方に合ったスタイルをとられているのが特徴です。
puffloveさんのお部屋ギャラリー
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執筆:RoomClip mag 編集部