本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。
今回は一人暮らしのワンルームを、贅沢なほどゆったりと上質なくつろぐ空間に仕上げているKumamiHamanoさんに、お部屋づくりのこだわりを教えていただきました。
今回教えてくれたユーザーさん♪
■プロフィール
KumamiHamanoさん神奈川県在住の技術開発職です。おしゃれな世界とは遠い仕事をしているおかげか、帰ってきた時に心地よい部屋がいいなと思いインテリアを揃えはじめました。
■お住まい

いまのお部屋に決めた理由はなんですか?

「開放感のある窓と、広めなお部屋が決め手です。珍しいL字型の間取りで、壁がなくとも自然とエリア分けができることも気に入っています。」
お部屋のこだわりを教えてください

「心がけているのは『主役が目立つようにすっきりさせておくこと』です。北欧、ナチュラル、ジャパンディなど、憧れるテーマがたくさんあり、ひとつに決めて揃えていくことは私には難しいようでした。そこでものを少なめにして、色でざっくり揃えながらテイストが喧嘩しないよう配置しています。シンプルにすると、自分の本当に好きなものが際立ってくれて、落ち着ける空間が手に入りました。」
気づいたらいつも居る場所はどこですか?

「ダイニングテーブルです。ソファとテレビがない部屋なので、ダイニングがくつろぐスペースになっています。
目立たせたい3つの主役たち【ここがポイント!僕&私の工夫】
■①全体の主役は、木材の質感がいいダイニングセット

「部屋の主役のテーブルと椅子です。unicoで木材の質感が良いものを選びました。くつろぎスペースであるダイニング周りは、日中はディスプレイが華やかに見え、夜は2つの照明で照らす落ち着いた空間にしています。」
■②ベッド周りの主役は、快眠へ誘う優しい光

「ベッド周りは睡眠を妨げないよう極力ものは置かないようにしています。その中で目立っているのが枕元にあるイサムノグチの「Akari 1N」です。本当に優しい光で、毎日快眠です。」
■③デスク周りは、リラックス感を主役に……

「在宅勤務用のデスクは、KANADEMONOで横幅180cmと広めのものをオーダーしました。ここは仕事との戦いの場になるので、居心地のよさは必須です。質感のいいデスクにインテリアグリーンと照明を加え、リラックス感を演出。ですが仕事との戦いには、だいたい負けます。」
最近買ったナイスなアイテムを教えてください
ITEMイサムノグチのAkari 26APRICE13,200円(税込)
イサムノグチのAkariシリーズは、『照明として部屋をやわらかな印象にするだけでなく、モダンな造形がまさに名作』というようなことが、色んなところに書いてありました。実際に置いてみたら、本当にその通り。名作と言われるだけあり、部屋の雰囲気がぐっとよくなります。
今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください
KumamiHamanoさん「自分以外の誰かに対して、インテリアの提案をしてみたいです。現在は、自分のライフスタイルに合わせてインテリアを自分好みにつくっていますが、誰かのライフスタイル・好みに合わせたコーディネートを考えることで、自分自身の可能性がぐっと広がるなと考えています。」
お話をお伺いして

今回拝見させていただいたワンルームは、キッチンスペースとその他のスペースを分けやすいL字型をしています。そのため、感覚としては1Kに近いレイアウトが可能です。実際、KumamiHamanoさんはキッチン&ダイニング、その奥にベッドと玄関からの直線を利用してプライベートを充実させつつ、L字の曲がった部分にワークスペースをつくるメリハリのあるゾーニングをされていました。
とはいえ、ワンルーム。
執筆:RoomClip mag 編集部