RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。

今回はカントリー調のインテリアと手仕事の素朴さで、あたたかく居心地の良い住まいづくりをされているHujikoさんに、そんな雰囲気を邪魔しない収納づくりのコツと工夫をお伺いしていきます。



今回教えてくれたユーザーさん♪

Hujikoさん

2001年に建てた我が家を、ゆっくりゆっくり整えてきました。子育てに夢中だった時期が過ぎ、最近は夫婦の今後が楽しくなるよう、第二のインテリアブームがやってきています。でも変わらないのは、家族みんなが心地よく過ごせる部屋づくり。『私のカントリー』を創刊当初から愛読しています。



いい雰囲気を大切にする工夫

「家族の快適とインテリア性を考えた、カントリースタイルに馴染...の画像はこちら >>
「家族の快適とインテリア性を考えた、カントリースタイルに馴染む収納」 by Hujikoさん

Hujikoさん宅は、家具から雑貨まで余すところなくカントリースタイルの趣きが行き届いています。可愛くてあたたかくて、品よく心地いい。まさにそんなカントリーの王道を捉えた素敵な空間です。どうやらその素敵な眺めの中に収納も溶け込んでいるような気配がします。まずは収納づくりで大切にしていることやこだわりから教えてください!

Hujikoさん

「カントリー調のインテリアの雰囲気を壊さないこと、家族みんなが心地よく過ごせること、大切にしているのはこの2つです。部屋にピッタリサイズの収納をするために、自分で作れるものは作るようにもしています。また、趣味のレース編みを活かして目隠しにしたり、缶やキャニスターも収納用具として使ったりしています。」

インテリア性と使いやすさをきちんと両立されているんですね。そうでなくては、どこかで歪みが出て散らかってしまう……なんてことも起こりがちです。でも、この両立が難しい!そこでここからは、Hujikoさん流の両立術を3つピックアップしていただきました。『好きな物をうんと楽しみたい』そんな思いと、『すっきり軽やかに暮らしたい』こんな思いの間でどちらにもつけずにモヤッとしている方も必見です。

どちらも諦めなくてもいい方向へ選択肢が広がりますよ♪



インテリア性と使いやすさを大切にする収納のコツ3つ


■その1 見せると隠すを使い分ける

「家族の快適とインテリア性を考えた、カントリースタイルに馴染む収納」 by Hujikoさん
「家族の快適とインテリア性を考えた、カントリースタイルに馴染む収納」 by Hujikoさん
Hujikoさん

「インテリアの雰囲気に合う物やお気に入りのアイテムは見せて、そうでないものは隠す収納にしています。例えば、ティーカップはカップボードの上部にゆったりと飾り、文房具や取説類はその下部にある引き出しや扉の中に入れています。カップボードはみんなが使いやすい場所にあるので、家族がリビングで使う爪切りや耳かきもここに隠しています。引き出しの仕切りは、牛乳パックやティッシュの空き箱で作りました。」


■その2 お気に入りの布やレースでカバーする

「家族の快適とインテリア性を考えた、カントリースタイルに馴染む収納」 by Hujikoさん
「家族の快適とインテリア性を考えた、カントリースタイルに馴染む収納」 by Hujikoさん
Hujikoさん

「引き出しや扉の中に隠せない物もあります。隠せない物は、手編みのレースやお気に入りの布でカバー。棚に置いているWi-Fi機器は、パネルにティルダの布を貼って、傍目からはそうとは分からないようにしています。また、裁縫箱の中の牛乳パックに布を貼って、はさみカバーも作ってみました。」


■その3 使う場所のそばにしまう

「家族の快適とインテリア性を考えた、カントリースタイルに馴染む収納」 by Hujikoさん
「家族の快適とインテリア性を考えた、カントリースタイルに馴染む収納」 by Hujikoさん
Hujikoさん

「インテリア性を壊さないことと同じくらい、家族の使いやすさも大切にしているので、使う場所にしまうようにしています。ハンカチやティッシュ、マスクなど、出かけるときに必要な物は、玄関に通じる入り口のドアのそばが定位置。救急箱や宅配便の受け取り時に使う印鑑も同じ場所にあります。ソファの近くの引き出しの中には、エアコンやテレビのリモコン、電話、ハンドクリームなどのグルーミンググッズが入っています。」



オススメの収納アイテム

ITEMバシラーティーの空き缶PRICE3,000円程度(中身入り)
「家族の快適とインテリア性を考えた、カントリースタイルに馴染む収納」 by Hujikoさん

缶入りの紅茶を飲み終わったあと、その空き缶を収納に利用しています。普段よく飲むティーバッグやインスタントコーヒーを入れて、ダイニングテーブル脇の棚の上に置いています。電気ポットなどと一緒に出しっぱなしにしておいても可愛いので、愛用しています。



最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました

Hujikoさん

「『ここが、こうだったらいいかも?』と、ふと思いついたことを大切にして、時間のあるときに100均ショップやインテリアショップを何となく見て回るのも楽しいものです。思いがけず、ピッタリなグッズが見つかったりするのです。

私は、改善したいところを見つけたら、収納したい物のサイズを紙に書いてお財布に入れて持ち歩くようにしています。」



視界の中にお気に入りを増やしていこう

「家族の快適とインテリア性を考えた、カントリースタイルに馴染む収納」 by Hujikoさん

Hujikoさんの収納づくりは、まさにインテリアの延長でした。カントリースタイルに合うものは飾り、合わない物はしまう。ベースはシンプルです。そしてさらに、レース編みや色柄、素材、といった好みの物や雰囲気に合う物を重ねていくのがHujikoさん流。紅茶の空き缶を活かしたり、牛乳パックや空き箱をリサイクルしたりといった、生活の中から無駄を出さないアイデアも素敵ですよね。こうして手作りすることで生まれるぬくもりを宿しているのも、きっとHujikoさん宅の大きな魅力です。

『可愛いものを捨てられない』『好きな物だけどごちゃごちゃしていて映えない』もし、こんなお悩みに思い当たるところがあるならぜひ、今回教えていただいたアイデアやアドバイスを参考にしてみてください。大切な物たちの居心地の良い在り方が見えてくるはずです。



執筆:RoomClip mag 編集部
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