「23m2。好きをギュッと詰め込む、レオパレスの楽しみ方」 by cocoritaさん

本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。

今回教えてくれたユーザーさん♪

■プロフィール

2019年2月からレオパレスに住んでいます。RoomClipは、2023年8月からお試しのつもりではじめました。世の中の皆様の目にはこの変わった部屋がどう映るのだろう？という興味がふと湧いて、以前に撮った部屋の写真を試しに投稿。それから1ヵ月経たずして今回の取材のオファーが!?こんな部屋を記事にしてしまってホントに大丈夫なんでしょうか？

■お住まい

いまのお部屋に決めた理由はなんですか？

「異動になったのを機にアパートを探すことになりました。家具や家電になるべくお金を使いたくなかったので、レオパレスに絞って人事に物件を探していただきました。その中で会社に近く、良さそうな間取りに見えたのがこの部屋です。部屋の中は鍵をもらってから初めて見ました。」

お部屋のこだわりを教えてください

「無印良品・北欧・昭和レトロ・アメリカン風ブリキ看板・ピアノ・お酒など、ジャンルを問わないバラバラなテイストの自分が好きなものを、ひと部屋にギュっと詰め込みました。家具や家電になるべくお金を使いたくなかったのでレオパレスにしましたが、ここぞという快適にしたい場所にはお金をかけました。座る場所はカリモク60のDチェア、寝る場所はエアウィーヴのSライン、浴室ではマイトレックスのシャワーヘッドを使っています。」

気づいたらいつも居る場所はどこですか？

「ベッドです。寝てます（笑）寝るのが好きなのでマットレスは質の良いものにしました。厚さ7cmくらいのエアウィーヴのSラインを使っています。腰痛も改善して大満足です。

気分良く日々を過ごすための、居心地の良いインテリア【ここがポイント！僕＆私の工夫】

■①まずアクセントカラーを決める

「キッチンの扉の色が赤に近いオレンジ色だったので、部屋全体を調和させるためにアクセントカラーをその色に合わせました。美術監督の種田陽平さんが赤と緑で作る、どこの国かわからない東洋っぽい雰囲気に憧れて、緑もアクセントカラーとして意識して取り入れています。」

■②雑貨や日用品、家電の配置はお店やホテルを参考に

「雑貨や日用品などは、好きなお店や憧れのホテルをイメージして配置しています。キッチンではなく部屋の中にトースターやポットを違和感なく置きたいと参考にしたのは、蔦屋家電やTODAY'S SPECIAL、エースホテル京都で作られる空間。ちなみに、キッチン家電を部屋の中に置いているのは、コンセントの数や位置、スペースの関係でそうせざるを得なかったからです。家としては『ナシ』かもしれませんが、お店やホテルだとしたら『アリ』かなぁということで、こんな感じになりました。」

■③シーンに合ったスペースの確保が叶う動かせる家具を選ぶ

「家具は動かしやすいものを選びました。掃除やアイロン掛けがしやすいように、また毎朝10分間NHKのテレビ体操をするのがルーティンなので、やりたいことに合ったスペースを作りやすくしています。キャスターがついているワゴンやスタッキングできるスツールは、部屋を広く使うこともできるので便利です。」

■④お気に入りを眺められるディスプレイで気分を上げる

「クローゼットの上棚やベッドの上の飾り棚といった、ちょっとした空間にはお気に入りのものを目につくように並べています。眺めながらご飯やお酒を美味しくいただくのが、至福の時間です（笑）」

■⑤派手な色や柄で作り付けの家具の雰囲気を誤魔化す

「部屋づくりの中で一番難しかったのが、レオパレス特有の作り付け家具の雰囲気でした。本当はシンプルなコーディネートの方が得意なのですが、シンプルにすると作り付けの家具の雰囲気が目立ってしまう。それならいっそ派手な色や柄を取り入れて、そっちに目が行くようにしてしまえっ！ということでこんな部屋になりました。誤魔化せてますか？（笑）」

最近買ったナイスなアイテムを教えてください

ミナペルホネンが好きなので気に入った柄がプリントされているサーモマグは観賞用としてついつい買ってしまいます。気がつけば飾り棚に3つ陳列されていました。

今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください

「本当はシンプルなコーディネートの方が得意な私が、派手な色や柄を取り入れてこんな部屋にしてしまったこと自体が挑戦でしたので、これ以上挑戦したくはないのですが……（笑）面倒くさいことはしたくないタイプなので、この部屋も『置く・並べる・貼る』だけでできています。これからもあまり肩ひじ張らずにゆる～く部屋づくりができたらいいなぁと思っています。」

お話をお伺いして

cocoritaさんのお部屋は、家具や家電が作り付けの親切物件に暮らす方、これからそうした物件を選ぼうとしている方にとって最高のロールモデルではないでしょうか。お部屋の良さを活かしながら、自分の好きや、らしさも上手に表現するテクニックが目いっぱい散りばめられていました。また、本当は『シンプルが得意』と言うcocoritaさん。だからこそ、カラフルな色や柄もごちゃごちゃさせずスッキリ取り入れているのが見事です。ダルトンやミナ ペルホネン、昭和レトロの素朴で個性のある佇まいと、無印良品のきちんと感やスタンダード感の調和は絶妙。

そして1Kという限られた空間を動かしやすい家具で臨機応変に変化させるアイデアは、単身向け物件の可能性を広げます。抑えるところは抑えて、快適さにはとことんこだわるcocoritaさん流のお部屋づくりは、レオパレス住まいの方もそうでない方にもきっと有効です。ぜひ、参考にしてみてください。