RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、暮らしぶりをナチュラルに溶け込ませたシンプルなインテリアづくりをされているenu.さんと、そのお宅をご紹介します。
今回ご紹介するのはこの方です!
enu.さんよくある間取りの賃貸マンションに、小学生の子ども2人と夫婦の4人家族で暮らしています。シンプルでミニマルな暮らしに憧れ、日々模索中。賃貸でもできる範囲で、家族が心地よく暮らせるインテリアを目指しています。
ストレスなく使いやすく、でも完璧は求めない
■ゆるくシンプルを象徴するのは、ゴロンとできるリビング

enu.さんご家族4人のお住まいは、3LDKの賃貸マンションです。そこを『ゆるくシンプルに』、『心地よくミニマルに』まとめるのがenu.さん流。玄関からLDKに入ったとき、真っ先に視線が向かうリビングはそんな意識を象徴する空間です。ゆったりと使うため、ソファはあえて置かれていません。肌触りの良さそうなラグと大きめのクッションだけでスタイリングされているのが特徴。だから、くつろぎたいと思ったらすぐに『ゴロン』とできます。

ゆるりとしたリラックスタイムをもたらしてくれるリビングですが、きれいめナチュラルな雰囲気があるのも素敵なところです。それは主役となるテレビボードの佇まいが、ちょうどいいからかもしれません。力強い木の棚板と細くとも頼もしいアイアンの脚からなるテレビボードは、インテリアとしてのゆったり感が行き過ぎないように的確に引き締めていました。そんなテレビボードはenu.さんのお気に入りの一品でもあります。
■コンパクトにまとめるから、取り出しやすく使いやすい

enu.さんはできるだけ軽やかに、必要なものを厳選したミニマルな暮らしを目指しています。けれどもそのために『不便』が生じては本末転倒ではないでしょうか。ストレスなく、使いやすくということをあくまで優先しながら、目標に近づけていくことで心地良い住まい・快適な暮らしを叶えているのがenu.さん宅の魅力です。
例えば、キッチンカウンターの下を使った本棚兼収納はそのこだわりがよく現れている場所。本をたくさん読んで欲しいと思い、すぐ手に取れる便利さ、インテリアを邪魔しないスッキリ感、この全部を満たしているんです。カウンター下に収めることで、壁付けで本棚を設置するよりもうんとコンパクト化できますね♪

カウンターの内側(キッチン)も、効率を考えながらスッキリとまとめられています。廊下側からもすぐに使える位置の棚に、家族みんなが使う機会の多い家電をまとめているのもアイデア。それでいてキッチンのすぐ背面でもあるから、調理中の無駄な動きも省けます。
■スッキリの秘訣は自由にできる場所をつくること

しかしながら、子育て世帯にとってスッキリを保つというのは容易なことではありません。大人の思いとは裏腹に、子どもならではの自由な発想や必要な道具は山ほどあふれてきます。そこのところはenu.さん、リビング横の和室を開放することで解決されているんです。
下校したらすぐこの部屋に荷物を置けばいいから、リビングはスッキリしたまま。ここは『好きなように飾って良し』とすることで、他の空間のイメージや雰囲気も保たれます。

和室の押入れというゆったりと有効活用できる収納スペースも、丸ごとお子さんたち用です。衣類も遊び道具もここ。夏休みなどの長期休暇に襲ってくる大量の『学用品』をしまっておくスペースも確保されていますよ。
enu.さんが目指し、思う『ゆるくシンプルに』は、完璧を求めない柔軟さとそこから生まれる軽やかな暮らしではないでしょうか。家族みんなが気持ち良く暮らせるシンプル、家族みんなが守れるルール、家族みんながくつろげるあたたかさ、それらが全部そろっているのがenu.さん宅の素敵なところ。美しさや快適を求めて頑張り過ぎないための方法をたくさん教えてくれます。ぜひ、参考にしてみてください。
enu.さん邸の間取り図

enu.さん宅は3LDKの間取りです。内一室はファミリークローゼットとし、必要に応じてLDKと繋げることのできる和室を子ども部屋とされています。
enu.さんのお部屋ギャラリー
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執筆:RoomClip mag 編集部