好きなものを集めてみたけれど、なんとなくお部屋がパッとしない。そんな風に感じることはありませんか?もしかすると、お部屋に統一感がないのかも。
目指すテイストを決める
まず、考えたいのが「どんなテイストのインテリアにするか」ということです。ナチュラル系なのか、モダンでクールな空間なのか、初めに自分の目指すテイストを決めておきましょう。基準を決めて置けば、家具やファブリックを増やすときに、バラバラな印象にならずに済みます。
■ガラステーブルが美しいシンプルモダン
こちらは、シンプルモダンのリビングです。色彩はモノトーンでまとめ、装飾は少なめにしています。ものが少ないので、デザインの美しいガラステーブルやチェアが引き立っていますね。シンプルモダンを目指すなら、家具はガラスや金属、プラスチックなどを取り入れるのがおすすめです。
■温もりのある北欧インテリア

北欧インテリアのリビングダイニングです。木製の大きなテーブルやラグが、温もりを感じさせますね。サイドテーブルなどの家具にもナチュラルな素材が使われています。北欧インテリアやジャパンディなど、ナチュラル系のインテリアなら木の温もりが大切になります。
■工場のような雰囲気のインダストリアル

クールな印象の、こちらのリビングダイニングは、インダストリアルインテリアです。コンクリート風の壁紙に、ブラックの家具がかっこいいですね。工業的という意味のインダストリアルは、工場や倉庫などをイメージした空間。
家具の色や素材をそろえる
目指すテイストが決まったら、家具を選ぶときは、その基準に沿って選ぶようにします。家具の色や素材も似たもので合わせ、全体の雰囲気をマッチさせましょう。新しくそろえるときだけでなく、家具の買い替えや買い足しのときに、気を付けて選んでみてくださいね。
■無印良品の家具で統一

こちらのユーザーさんは、スタッキングシェルフや、ダイニングテーブル、ベンチなどを無印良品の家具でそろえていました。家具の色合いもテイストもそろって、統一感がありますね。同じ無印良品で合わせているので、バラバラに買った家具の色が微妙に違う、と悩まずに済みます。
■ホワイトの家具で合わせる

「高さの低い家具を置いて圧迫感が出ないようにしている」とおっしゃるユーザーさんは、壁際に背の低い家具を置いていました。色はホワイトで統一しています。つるんとした表面の質感もそろっていますね。使うカラーもモノトーンに絞っているので、全体的に統一感があります。
■ウォーターヒヤシンスの家具で

アジアンインテリアにしているユーザーさんです。お気に入りのソファは、ウォーターヒヤシンスのエッグシリーズ。以前から使っていた2人掛けソファに加えて、1人掛けタイプを増やしたそうです。まるでバリ島のリゾートホテルのような空間に、見惚れてしまいます。
■家具の樹種を合わせる

落ち着いた家具の色味にリラックスさせられる、こちらのリビング。ユーザーさんは、統一感を出すために、家具の樹種を同じにしていました。同じ木製家具でも、使われている木の種類によって、色も質感も違ってきます。木の種類を合わせられれば、統一感をさらにアップさせられますね。
お気に入りのカラーを取り入れる
最後は、お気に入りのカラーを取り入れて、統一感を出している実例をご紹介します。家具をそろえるのはなかなか難しいかもしれません。そんなときは、ファブリックやアイテムに好きなカラーを取り入れることで、統一感を演出できますよ。ポイントは、あれこれと色を使わずに少ない色数でまとめることです。
■アースカラーで安らぎを

「安らぎのある優しい空間を目指している」と、おっしゃるユーザーさんです。リビングダイニングを、アースカラーでまとめておられました。木目の温もりに、ベージュやグレージュといった優しい色味が使われている空間は、心と体を温かく包んでくれそうです。
■優しい雰囲気のホワイトインテリア

リビングをホワイトで統一しているユーザーさんです。グレーだったソファカバーを、インテリアに合わせてホワイトに替えたのだそう。ところどころに使われているナチュラルカラーや、ラグの質感が、優しい雰囲気をプラスしていますね。統一感のある空間に、思わず目が釘付けになってしまいます。
■景色に合わせた水色をテーマに

湖が見えるお家にお住いのユーザーさんです。景色に合わせてインテリアを水色に変更しているのだそう。モノトーンの家具に、マットやカーテンなどのアイテムで、リビングのあちらこちらに水色を取り入れています。窓からの爽やかな風を思わせる水色テーマのリビングにうっとりです。
目指すテイストを決めて、それに合わせた家具やファブリックを選んだり、好きな色を効果的に取り入れたりすることで、統一感のある空間になります。お部屋にまとまりがないと感じたら、ぜひ試してみてくださいね。
執筆:yuccoM