RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、明るくナチュラルで楽し気な雰囲気に満ちた暮らしづくりをされているyutaさんと、そのお宅をご紹介します。
今回ご紹介するのはこの方です!
yutaさん2023年10月に新居が完成して、夫婦と猫1匹でのんびり気ままに暮らしています。仕事は介護関係(ケアマネジャー)をしています。訪問させていただく方々の暮らしを参考にしながら、自分が高齢になったときのことを考えて、平家の住まいを選びました。将来的には居宅介護支援事業所を自宅で開業したいなと思っているので、車椅子でも行動しやすい設計にしたり、要所にバリアフリーを取り入れたりしています。
明るく穏やかに、自然豊かに居心地良く
■形にしたのは、どう暮らしたいかという思い
ご夫婦と愛猫で暮らすyutaさん宅は、埼玉県某所に建つ2LDKの平屋です。ケアマネージャーというお仕事を通して得た知識や学びを活かして、バリアフリーや自給自足の機能が要所に散りばめられているのが特徴。玄関からLDKへは土間通路になっているから、車椅子でもそのまま入ることができます。これは、いつかご自宅で居宅介護支援事業所を開業したいという思いのあらわれでもありますが、もしかすると自分自身も足腰を悪くするかもしれない……そのときの備えにもなっているのだそうです。


インテリアは、どんな方でも心地よく過ごせるであろう明るく穏やかなナチュラルスタイルです。緑を多くあしらった爽やかな印象や、ご家族の活き活きとした日常が伝わってくる楽し気な生活感が、空間の魅力を高めているのも素敵なところ。
また、暮らしづくりをするうえでyutaさんは掃除のしやすさにもこだわりがあるのだと話してくれました。なんでも、掃除機よりも箒で掃くスタイルがお好みとのこと。だから収納面は可能な限り浮かせたり、移動しやすかったりするよう工夫されています。『早朝にカフェ音楽なんかをYouTubeで流しながらゆっくり静かに掃き掃除をしていると、心まで洗われるような心地よさに浸れるのが好きです。
■歳を重ねてもずっと快適なディティールや動線


きっといつも使う定番の道具はこれなんだろうな、きっとご夫婦共に料理がお好きなんだろうなと確信せずにはいられない、使いやすさを美しく見せるキッチンは、LDKのカフェ感を盛り上げる立役者でもあります。基本は使いたいものがすぐ手に取れる配置になっているのだそうです。自然と物が多くなる分、家電のコードが目につかないように、コンセントの上に被せる木のBOXをDIYされています。白基調の中でインテリアとしてもアクセントになり、ちょっとした棚のようにも機能していて、まさに一石二鳥、三鳥ですね♪

さらにキッチンが、浴室からランドリールームまでを一直線に繋ぐ通路のような間取りになっているのもyutaさん宅の計算されたポイントです。家事動線が繋がる、どこで何をしていても見通しが良いから気配が分かる、声が通る。これらが叶うということは、ご夫婦が歳を重ねた後も快適が変わらないということであり、安心だと思います。仕切りの扉も大きく開口する引き戸だから、もし車椅子生活になったとしても大丈夫ですね。
■自分へのご褒美も大切に充実させる


ここまでは、yutaさん宅の共有部分を拝見してきました。でも魅力はまだまだそこだけではありません。すこしだけ、yutaさんとっておきのプライベート部分も覗かせていただきました。こちらは玄関土間から続くガレージを捉えた一枚です。

こちらのお庭スペースでは、DIYによるエクステリア作りも楽しまれています。外構のブロック塀の上には、建築で余った廃材を活かして作った花壇もありました。なるほど、こんな使い方もできるのだなと目から鱗のアイデア。ちなみに植えられているのはカモミールです。そして花壇が焚火グッズの収納スペースを兼ねているのも、ぜひお見逃しなく。
yutaさんご夫婦のお住まいには、さまざまなこだわりや工夫がてんこもりでした。どれも素敵だけれど、ひとつひとつ目的や意識が違っていて、あらゆる角度から快適を追求されています。今回はお伝えしきれていませんが、収納や愛猫さんのための工夫も秀逸です。
yutaさん邸の間取り図

yutaさん宅は、ご夫婦それぞれの個室を確保できる2LDKの平屋です。ご自宅でお仕事をされるyutaさんのお部屋は書斎がメイン。寝室は穴蔵に秘密基地を作る感覚で、ウォークインクローゼットに移されています。その秘密基地っぷりも見どころなんです。
yutaさんのお部屋ギャラリー
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執筆:RoomClip mag 編集部