RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、好きなこと、気になるものを楽しめる暮らしづくりをしているsachaさんと、空間ごとにころころと表情を変える魅力的なお住まいをご紹介します。
今回ご紹介するのはこの方です!
sachaさん2022年に建売住宅を購入しました。もともと転勤族で物を増やしたがらない私と、物を溜め込む夫の組合せだから、日々格闘中。簡単なDIYも楽しんでいますが、挑戦する度にその道の職人への敬意が深まるこの頃です。
縛られないから、いろいろ楽しめる
■リビングはお気に入りを集めたアンティーク風

大阪府在住のsachaさん宅は、2階建て4LDKの間取りです。アンティークもモダンも、ナチュラルもカントリーも好きだから、インテリアはミックススタイル。でも、空間ごとにテイストを変えられているので、それぞれに心地良いまとまりがあります。
ちなみに『家の中で一番長くいる、くつろぐ場所』であるリビングは、お気に入りのチェストを並べたアンティーク風のスタイリングです。家具も雑貨も個性的で、彩りも実にさまざま。ただ、全体的にじっくりと時を重ねてきたような落ち着いた趣きが感じられるからか、賑やかにざわつくなんてことはありません。色合わせやディスプレイの間の取り方、すべての塩梅が絶妙であるのも素敵なところです。

落ち着いた色味のアンティークな空間の中でも異彩を放つのが、圧倒的に視線を奪う黄色のソファです。後ろ姿も絵になるこちらは、アクセントとして採用されたのだそう。鮮やかだけれど、ほんのりとレトロっぽさのある色味は、浮くことなくリビングの雰囲気に馴染んでいました。
■ダイニング・キッチンは、ほっと落ち着くカントリー調

そして、黄色のソファはその後ろに待つダイニング・キッチンのテイストへの『つなぎ』としてもいい仕事をします。アンティーク風からカントリー調へ、急激に切り替わるのではなく、どちらにも振れるソファを間に挟むことで、じわりと自然に変化していくのがいいですよね♪

少しキュートで、ほっこりとした雰囲気も味わえるダイニング・キッチンは、毎日そこに立つのも楽しいこと間違いなしです。
■和室は、赤ちゃんのいる暮らしを楽しむ場所

こちらは、リビングと玄関の両方からアクセスできる和室です。位置的にも、客間として扱われることが多い場所かもしれません。けれども今のsachaさん宅では『子どもスペース』。まだ小さなお子さんの成長に、ご夫婦で寄り添える『子育て部屋』です。座して過ごす畳の間は、安全でゆとりがあって、天井も高いから開放感も抜群。ちょっと焦りを覚えてしまいそうな時も、ちょっと泣きそうになる時も、ここでなら大丈夫かもしれません。そんな包容力のある空間です。和室って、やっぱり安らぎますね。

長押には、今しかできないディスプレイ兼収納がありました。成長著しい赤ちゃんのお洋服は、ワンシーズン限りであることがほとんど。こうすれば、目一杯楽しめます。お子さんが大きくなったら、『ここも和風インテリアに活用したい』とsachaさんは語ります。
sachaさんのインテリアづくりは、何物にも縛られていませんでした。たくさんある好きなテイストを部屋ごとに取り入れ、たくさんあるやってみたいことにもどんどん挑戦されています。それも、今しかない家族の瞬間を大切にしながら。もちろんご夫婦の趣味も随所に散りばめられていますよ。車やバイクのエッセンス、今回ご紹介した中にもいくつか見つけられるはずです。『好きな物が多い』という方も、『好きの方向性が定まらない』とお悩みの方もぜひ、sachaさんのつくる日々を参考にしてみてください。『それでもいい、そうであることを楽しもう』そんな気持ちになれると思います。
sachaさん邸の間取り図

sachaさん宅は2階建て4LDKの間取りです。今回は、1階LDKと和室をご紹介しました。ちなみに屋外には、ご夫婦の趣味である車やバイクを楽しめるガレージもあるとのことです。
sachaさんのお部屋ギャラリー
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執筆:RoomClip mag 編集部