RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は予算を掛け過ぎずこだわりはしっかり実現!という理想的なリノベーションを叶えたakanekoさんです。
今回ご紹介するのはこの方です!
akanekoさん2022年に築25年の中古戸建てを購入し、建築家に依頼してリノベーションをしました。とにかく予算がなく、建材は安くシンプルなものを選び、使える既存設備はそのまま流用。無垢床のオイル塗装や可動棚はDIYで仕上げています。低予算リノベですが、こだわりたい部分はすべて叶ったので、とっても満足しています!
暮らしやすさこそ、その家族らしいインテリア
■無垢の床とオープンな収納
埼玉県在住のakanekoさん宅は、中古住宅をリノベーションした2階建て3LDKです。予算を抑えつつ、こだわるところはしっかりこだわったというお住まいの特徴は、木の風合いが際立つ無垢の床とオープン収納。木のぬくもりをたっぷりと感じる素朴さは、ご家族の朗らかさを映し、そんな素敵なご家族の暮らしを深い懐とシンプルな使い勝手の収納が支えている……玄関のひとコマからも、家と人と暮らしの調和を見てとることができました。ちなみにこちらの玄関収納はもちろん造作。家族分の靴もベビーカーも、灯油のポリタンクやアウター、バッグ、とにかく玄関に置きたいすべてを任せられる最強の収納力が備わっているんですよ。

LDKでも無垢の床とオープン収納は健在です。さらにステンレスのキッチンが加わることで、暮らしの動きやリズムが増しているのが素敵なところ。暮らしやすさを大切にするからこそ、akanekoさん宅ならではの生活感が良い味となり、インテリアを構成する不可欠な要素になっているのが印象的です。もし、ここにある発想力に満ちたお子さんのアートやちょっとだけ無造作なおもちゃ、柱に引っ掛けられたバッグといったアクセントがなかったら……恐らく美し過ぎて少しだけ淡泊になってしまうのではないでしょうか。
■造作キッチンとパントリーには仕掛けがいっぱい

akanekoさんの一番のお気に入りは、造作したステンレスのキッチンだと教えてくれました。長年使い続けているという、無印良品のユニットシェルフをピッタリと横付けできるサイズになっているのも、こだわりポイント。

スタイルは、ダイニングとの連携も抜群な壁付I型です。キッチン下も例に漏れることなくオープンだから、道具の取り出しやすさ、調味料の在庫管理も楽々。ダイニングからすぐ、食事に必要な調味料や食器を取り出せるのもこのレイアウトの魅力だと思います。
■何役もこなす、約3畳のステージ

キッチンから振り返りリビング側へ目を向けると、恐らくakanekoさん宅最大の『グッドアイデア』と言っても過言ではないスポットを見つけることができます。それはソファの後ろにあるステージ。約3畳のスペースですが、その価値はそれ以上なんです。小上がりとしてリビングを延長しているのはもちろん、下にも上にも大容量の収納が確保されている……とここまではもはや当たり前かもしれません。でもakanekoさん宅の場合は、さらにその端をデスクとしても活かします。


ある人にとってはのんびりとしたごろ寝&読書スペース、ある人にとっては広々としたワークスペースになる器用さ。
akanekoさんの暮らしから飛び出す工夫やアイデア、リノベーションならではの個性は、きっといつも新しい刺激と発見を与えてくれます。眺めているだけでも、家づくりの楽しさが伝わってくるからワクワクすること間違いなし!ぜひ、引き続き注目してみてください。
akanekoさん邸の間取り図

akanekoさん宅は2階建て3LDKの間取りです。今回は1階玄関からLDKをご紹介させていただきました。他にも水まわりの仕様や内装のこだわり、各個室のインテリアなど見どころが盛りだくさん。今後も目が離せません。
akanekoさんのお部屋ギャラリー
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執筆:RoomClip mag 編集部