RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、土地の木材をふんだんに使用した家で、素朴さとモダンさが溶け合う暮らしづくりをされているsarasaさんをご紹介します。
今回ご紹介するのはこの方です!
sarasaさん2年前に自然豊かな里山に家を建て、家族3人で暮らしています。移り変わる自然を楽しみながら、マイペースに自宅を居心地よい空間にアップデートしていきたいと思っています。
価値を知り、価値を見出す豊かさ
■日々の作業を楽しみに
里山に暮らすsarasaさんのお住まいの玄関は、広い土間スペースになっています。野菜の選別をしたり、焚き付け用の細薪割りをしたり、粘度遊びやDIYといった作業を、汚れを気にせずできるお気に入りの場所だと教えていただきました。

日々の作業を楽しい時間にしてくれるそんな場所に一歩踏み入れてみると、想像以上にモダンであることに驚きます。素朴さや無骨さはもちろんありますが、薪ストーブのデザインやアートといったディティールに、現代的で都会的なエッセンスが取り入れられているのがきっとその理由です。リクライニングチェアに座り、ゆったりとその時その時を味わえば、何気ない日常が唯一無二の特別なものであることに自然と気が付くことができそう。見上げた先の窓からは、美しい夕陽を眺めることもできるのだとか……最高です。
■大切なものが共鳴する喜び

土間スペースの先には、木のぬくもりにあふれたLDKが広がります。ご夫婦共に『木の家』が好きということで、地元の木材が随所にふんだんに使用されているのもsarasaさん宅の特徴。インテリアは、そんな家が持つ雰囲気に馴染むものたちが集められています。家も家具も道具も、雑貨も、ひとつひとつ思い入れがある大切なものばかりなのですね。それらが共鳴し、調和していく、その様子を肌で感じることができるのもまた、日々の喜びになっているのではないでしょうか。

丁寧に選び抜かれたものたちは、佇まいまでもが秀逸です。だから、朝一番の仄暗い中で見る眺めも、こんなに美しい。
■つながりで増すぬくもり


そして、土間スペースの玄関と向き合うように、LDKの奥にあるのがこちらのキッチンです。全体を見通せるこの場所からの眺めはきっと格別。対面スタイルなので、家事をしながら会話を楽しんだり視線を交わしたりもできます。でも、カウンターの立ち上がりが絶妙なので、ダイニング側からは手元が上手く隠れるのも良いところ。

キッチンから見ることができる、ぬくもりにあふれた、幸せな眺めです。ちなみにsarasaさん宅は3LDKの間取り。各空間がゆるやかにLDKに向いた造りになっているため、家族がそれぞれの時間を過ごしていても、リビングにいればなんとなく気配を感じることができます。だから、リビングが一番好きだとsarasaさん。つながる安心感は、お住まいから感じるぬくもりの一部になっていることは間違いありません。
自然を愛し、暮らしを愛で、日々を丁寧に慈しむ……穏やかで美しいsarasaさんの毎日は、これからもまだまだアップデートの予定があるそう。
sarasaさん邸の間取り図

sarasaさん宅は、2階建のお家です。すべての部屋がリビングに面したつくりになっていて、ひとつの空間でゆるやかにつながっているのが特徴。これからも住みながら、ライフスタイルに合わせてアップデートをしていくのが楽しみだと、sarasaさんは今後の展望も語ってくれました。
sarasaさんのお部屋ギャラリー
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執筆:RoomClip mag 編集部