
RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は、ナチュラルな雰囲気をモダンに楽しむインテリアづくりをされているchimagoroさんに、キッチンづくりのこだわりや工夫をお伺いしていきます。
熊本県在住の夫婦2人暮らしです(^^)
木の素材感があたたかい、シンプルな空間
chimagoroさん宅は、上質さが際立つシンプルで柔らかな空間です。拝見させていただくキッチンも、木のぬくもりたっぷりのあたたかな雰囲気が魅力的。どこか家具のような佇まいだなと感じるのですが、キッチンづくりでこだわったことやテーマにしていることがあれば教えてください。
chimagoroさん「家全体をあたたかい雰囲気をテーマに、グレージュ×木のぬくもりでシンプルにまとめています。キッチンも同じように、シンプルさを大切にしながら木の素材(っぽいもの)を中心にコーディネートしました。(っぽい)というのは、木ではあるけど、実用的で汚れても大丈夫な素材という意味です。また、食器集めが好きなので、たくさん入るようにカップボードを長くとったのもこだわり。キッチンのある1階には収納があまりないため、食器だけでなく書類や雑貨などもカップボードに入れています。」
■テーブルとカップボードで延長した、多目的なⅡ型

なるほど、LDKのインテリアの一部としてキッチンも捉えているのですね。『木の素材』で全体をつないでいく工夫も素敵です。同時に、chimagoroさん宅のキッチンはとても広々としているのも印象的。でも実は、図面で見ると、キッチン自体はコンパクトなⅡ型であることが分かります。背面のコンロ側は長めのカップボードで、対面アイランドのシンク側はダイニングテーブルを横並びにすることで、キッチンという空間を延長して効率よく広さを生み出しているのがお見事です。このスタイルだと、通常の家事のしやすさはもちろん、団らんの場としての価値も高まるし、誰かと料理をする時だってきっと快適。その時その時にあった使い方ができる、多目的な空間と言えるのではないでしょうか。
そしてここからは、そんな魅力いっぱいのキッチンの中でも、とっておきのこだわりやお気に入りのポイントを3つピックアップしていただきました。参考にしたくなるアイデアもギュッと詰まっていますので、ぜひお見逃しなく♪
■キーワード1 木の素材で統一感をもたせたLDK

「LDKの中で、キッチンの存在感が大きいので、統一感にこだわり、天板に木の素材を採用しています。空間全体を見た時の横のつながりを意識して、天井や床とも色味を合わせました。同じキッチンハウスでそろえたテーブルとの統一感もばっちりです。」
■キーワード2 おしゃれで使いやすい、キッチンハウスのキッチン

「家づくりをする中で知ったキッチンメーカー『キッチンハウス』のキッチンです。使いやすいのはもちろん、見た目がおしゃれかつ、シンプルで本当に気に入っています!」
■キーワード3 程よくシンプルで、広々と快適!


「オープンキッチンということもあり、友人からは『広くていいね』と言ってもらえます。調理スペースをしっかりとれるので、ストレスもないです。加えてカップボードが長いため、家電などもゆったりと置くことができるのも良いところ。家電の色の感じもそろえて『あえて見せる』スタイルで、インテリア感覚で楽しんでいます。飾り棚などもあるから、シンプル過ぎにならないのもポイントだと思っています。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください
chimagoroさん「毎日のように使うキッチンなので実用的であることも大事だけれど、おしゃれさや好きな色で気分を上げるのも大事ですよね。素材、色、雰囲気のどれかを同じようなものでそろえると、まとまりが出るのでおすすめです。」
まとめ: こだわりあるシンプルは、実用的で気分も上がる

chimagoroさんのキッチンは、シンプルです。でも、そこには強いこだわりがありました。それは、木の素材感であたたかく空間をつないでいくこと。
好きなもの、理想はひとつに絞るのは難しいかもしれません。ただ、あれもこれもとなる前に、chimagoroさんのアドバイスにあるように全体をつなぐ芯となる『ひとつ』を決められると、完成度も満足度も高いキッチンにまとめやすいように思います。ぜひ、今回教えていただいた工夫やこだわりも参考に、好きで包んでくれる使いやすいキッチンを目指してみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部