RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、日常生活にキャンプギアを取り入れることで、好きを諦めず暮らしの軽量化に成功されているmanmaさんと、そのお宅をご紹介します。
今回ご紹介するのはこの方です!
manmaさん転勤族で多趣味な夫と2人で、賃貸2LDK暮らしをしています。転勤の度に、引越しが楽になる暮らしがしたいと思ったのがきっかけで、リビング家具はキャンプ道具中心になりました。いつか無印良品製品だけで暮らしたいと思っている『ムジラー』です。
ゆるやかに洗練し、無理なく丁寧を心がける
■家具はほぼ、折り畳めるキャンプギア
manmaさんご夫婦の現在のお住まいは、2LDKの賃貸マンションです。すっきりとナチュラルなスタイリングのLDKは、明るく爽やかな印象。そしてその最大の特徴は、レイアウトされている家具のほとんどが『折り畳めるキャンプギア』であることです。これは、転勤族として引っ越しを繰り返す中で導き出した『楽なスタイル』だとmanmaさんは語ります。もちろん楽なのは引っ越しのときばかりではありません。家具を折り畳み、カーペットを空いている部屋に移動させれば、部屋の丸ごと掃除も可能♪これができるのは、軽くて丈夫なキャンプギアならではの魅力です。

ちなみに冬場の暖房も、写真のようにアウトドアアイテムが大活躍するのだそう。芝生のようなカーペットと相まって、家にいながらキャンプ気分が日々味わえるのも素敵ですよね。
■身軽だから、ざわつかずのんびりできる

リビングは、よりシンプルな『Snow Peak』スタイリングです。テーブルの向きやベンチ(フォールディングシェルフ)のレイアウトも気ままに変えられるから、模様替えもやっぱり楽ちん。お気に入りは、ベンチの1つを窓際の壁に寄せた写真のレイアウトだとmanmaさん。

大好きなキャンプギアに囲まれて、掃除も楽にできる暮らしだから、自然と心や時間に『ゆとり』が増えるのではないでしょうか。時には、手づくりのベーグルで充実した『朝活時間』を過ごされています。こうした時間から始まる一日は、なんだかいいことが起きたり、ささいな喜びにたくさん気が付けたり……そんな期待に心が弾みそうです。
■物を減らしたから知れた、心が喜ぶ豊かな瞬間

引っ越しの負担を減らすなら、物を減らすのが近道であるのは間違いありません。manmaさんご夫婦は暮らしと向き合い、自分たちの暮らしに本当に必要な物だけに洗練されています。代表的な物の1つが、どんな家庭のキッチンにも不可欠といっても過言ではない『炊飯器』。キッチンを拝見すると、実際にそれが見当たらないことが分かります。共働きで毎日使うわけではない、意外と大きく場所をとると、持っている理由と持たなくても良い理由を天秤にかけたとき『なくてもいい』という選択ができたと話してくれました。

代わりに、時間があるときは『鍋炊飯』をされています。忙しく、時間に追われる日はパックご飯とメリハリもしっかり。こんな風に無理なく丁寧に暮らしているのが、manmaさんご夫婦の豊かさの秘訣かもしれません。
丁寧に暮らそうとして、それがプレッシャーになれば歪みもでます。物を減らそうとして、好きな物まで削ぎ落とせば心まで痩せてしまいます。
manmaさん邸の間取り図

manmaさん宅は2LDKの間取りです。実は、LDK横、バルコニーに面した部屋はほぼ空き室。客間にしたり、掃除の際に家具を逃がす空間にしたり、洗濯などの家事をするスペースにできたり、と空いているからこそ自由に使えます。空きや余白を残す美学の究極のカタチだと感じました。
manmaさんのお部屋ギャラリー
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執筆:RoomClip mag 編集部