RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は収納少なめの2LDKを、すっきり明るくシンプルに整えているmuraさんに、収納づくりの秘訣やこだわりをたっぷりお伺いしました。
今回教えてくれたユーザーさん♪
muraさん賃貸マンションに、3人とワンコで暮らしてます。狭くても快適に過ごせるよう工夫しています。
心のゆとりも生む、8割収納

muraさん宅は、住まいに備え付けの収納スペースが少なめなのだそうです。そうなると収納の中は目一杯に詰まっていそうなのに、拝見させていただくと、すっきり&ゆったり!見やすいし、使いやすそうです。どうすれば、こうできるのか……気になるそのところ『ぎゅうぎゅう詰め回避』の工夫から教えていただけますか?
muraさん「心がけているのは、詰め込み過ぎない『8割収納』です。空いたスペースがあると見た目もすっきりしますが、不思議と心にもゆとりを感じられます。残る2割は、すぐに片付けが面倒なものの一時的な置き場にもでき、便利です。」
つい、入るだけ入れたくなるのが人の性ではないでしょうか。でも、そこを思いとどまり『8割』に調整するのがコツなんですね。確かにご飯も食べ過ぎてお腹いっぱいになると、人間、パフォーマンスが下がります。8分目がやはり、ちょうどいいところなのかもしれません。
しかしながら、それが簡単にできないから困っている方も多いはずです。そこでここからは、muraさん流の『限られた収納スペースの使いこなし方』『収納の楽しみ方』を詳しくご紹介♪整えながら、インテリアとしての楽しみまでプラスできる、うれし過ぎるテクニックをたくさん教えていただきましたので、要チェックです。
限られた収納に楽しく収める工夫3つ
■その1 固定観念を捨てて柔軟に考える


「我が家は収納が少ないです。物の量と収納スペースが吊り合っていません。なので『これはここじゃなきゃ』という固定観念を捨てることにしました。
■その2 暮らしに合わせて使い方を変えられるグッズを選ぶ


「賃貸暮らしなので、引越しを考えたときに、どこのスペースにも組み合わせを変えて使えるような収納グッズを選ぶようにしています。例えば、現在テレビ台として使っているボックスも、前の家では子ども部屋で本や洋服入れとして活躍していたもの。この先、ものが今よりも減ることを期待して、必ず小さくしてしまえるものを選んでいるのも私なりのこだわりです。」
■その3 ラベルを使って、効率良く楽しむ♪


「家の中は、なるべくシンプルに色や柄を抑えていますが、ちょっとしたスペースでは、こんな風にラベルをつくって楽しんでいます。目隠しや生活感のカモフラージュにもなるし、視認性も高まるし、きちんと理に適っているのがポイントです。」
オススメの収納アイテム
ITEM無印良品の頑丈収納ボックス 大PRICE2,490円(税込)
色がインテリアに合っているのと、おしゃれなデザインなので、そのままリビングに出しておけます。収納力も満足ですし、ちょっとしたテーブルにもなります。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
muraさん「ここの収納にはこれを入れなければいけない、こう決めつけないで色々と試してみると、案外不便なく収納できるかもしれません。『ここからこんな物が出てくるなんて!』そんな楽しみ方もできますよ。」
柔らかい頭は、可能性を増やす

muraさんの収納づくりのお話しは、新しい発見がいっぱいでした。特に衝撃を受けたのは、凝り固まらない発想。『とりあえず入るところに入れて、不便がなければそこが定位置』というのは、意外と収納づくりで選ばれないスタイルではないでしょうか。どちらかというと、『ここにはこれがベスト!』と決めて取り掛かることがほとんどだと思います。
でも、muraさんのように決めてかからない、ゆるりと収まるところに収めていくスタイルは、思いがけない便利と出会う可能性を広げます。
執筆:RoomClip mag 編集部