RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は爽やかに緑のある暮らしを楽しむpi-popaさんに、収納づくりのコツや工夫をお伺いしていきます。
今回教えてくれたユーザーさん♪
pi-popaさん夫婦と子ども4人の家族6人で、4LDKの1戸建てに住んでいます。DIYやちょっとした収納の工夫、プチリフォームで生活しやすいお家を目指しながら、4人の育児、平日はフルタイム勤務……。24時間じゃ足りない毎日に癒しを求めて、お家をよりくつろげる空間に進化させていくのが小さな幸せです。
量も場所も使い勝手もちょうどよく

pi-popaさん宅は、玄関を開けたときからすっきり爽やかです。飾らずシンプルに、素材の風合いやグリーンの瑞々しさを活かすインテリアはとても魅力的。でも、食べ盛り育ち盛りから、元気いっぱいなお子さんまでいらっしゃる6人家族とのこと……抑えきれない豊かな個性を前に、どのようにして爽やかな生活空間を保たれているのでしょう。まずは気になるその秘訣、収納のこだわりから教えていただきました。
pi-popaさん「建売ということもあり、収納はそう多くありません。というよりも、まったく足りない状態からのスタートでした。そのため我が家の収納は、まず物を減らすことからはじめたんです。災害時に必要なものを除いてストックもあまり持たないようにしています。購入サイクルは『このくらいまでなくなったら補充』とラインを決めて、過不足なくしています。
あとは先入観に捉われないこと、これも私なりのこだわりかもしれません。シューズクローゼットだからシューズを収納するのではなく、パントリーとして使っても問題ないと思うのです。
なるほど、物の量も置く場所も、ご家族にとって『ちょうどいい』ように見直しをされたんですね。ここからは、実際の収納の中を拝見しながら、『ちょうどいい』のつくり方を紐解きます。そこには、意外な場所がある用途にうってつけだったり、使いやすい道具やスタイルであったりといった『その手があったか!』と思わず声に出る発見がたっぷり。さっそくチェックしていきましょう。
頭を柔らかくして見つけたちょうどいい場所・方法3つ
■その1 シューズクロークのパントリー化


「我が家は6人家族でパントリーなしです。食べ盛りの高校生、中学生男子もいるし、毎日のお弁当づくりだってあるから、ストック用の冷凍庫は必須。なのに、置き場がありません。悩んでいるとき、目が行ったのがシューズクローゼットでした。『ここにコンセントを増やして、置いてしまおう!』と思ったんです。実際に、シューズクローゼットをパントリーとして使ってみて、良かったことがもうひとつ。祖父が育てた野菜を持ってきてくれたとき、土が付いたまましまえるのが便利でした。」
■その2 玄関収納はコートクローク兼ストッカー

「玄関を開けてすぐのところにあるこちらの収納スペースは、基本はコートクロークです。長さのあるアウターを掛けられる分、下に空間があるので、掃除用具やトイレットペーパーのような消耗品のストックとしても同時に活躍中。
■その3 小さな子どもの自立を促すシンプル化


「幼稚園児2人の子ども部屋(和室)には、お支度コーナーをつくりました。自分で用意してもらえるように工夫しています。複雑だとひとりでは難しいので、制服・靴下・ハンカチ&ティッシュの3点セットをそろえやすいようにしました。すぐ横の押し入れには、普段のお着替えがあります。夜用のおやすみパンツもカゴに入れてるので、お着替えや用意に関しては、すべてこの場所で完結。ちなみに、おもちゃはここに収まる分だけにして、例外で絵本はラックを使って見せる収納にしています。」
オススメの収納アイテム
ITEMIKEAのイーヴァルPRICE5,000円(税込)
我が家では、おもちゃ収納として使っています。雑に入れても見た目が可愛く、キャスター付きなので移動できるのも良いです。結構大容量なので、子どもたちのおもちゃが不用になっても、違う用途で使っていけそうだなと思い購入しました。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
pi-popaさん「まず、ものを減らすことが一番かなと思います。でも、減らしすぎて不便になってしまったら本末転倒。必要なものを収納しつつ、足りなければ収納の用途を変えてみたり、DIYで壁に収納をつくってみたり、と工夫していくのがおすすめです。今回は触れていないのですが、洗面所の壁にDIYで棚をつくり足しています。6人分のパジャマやタオル類、シャンプー類のストックにも使えるし、洗剤も収納できてとても便利!収納がないから、狭いから、と諦めずに工夫すると楽しくなるかと思います。ただ、頑張り過ぎないのもポイントです。細かく分けると続かない恐れもあります。
ちょうどいいは、毎日を爽やかにする

pi-popaさんの収納づくりは『足りない!』の打開策を教えてくれます。今回伺ったお話を踏まえながら、家の中を見回してみると『ここにあれがあったら』『ここなら置けるんじゃないかな』『ここ、使えそう』と気が付く場所が思いがけず出てくるかもしれません。逆に、使っていない物やはみ出したり余っていたりする物にも気が付くかもしれません。
収納方法や動線とのバランスはもちろんですが、pi-popaさんのこだわりや工夫は、家族ごとに合った便利や快適を見つけ出すきっかけをたくさんくれます。見つけたそれらをひとつずつ、頑張り過ぎずに実現していけば自ずと、もっと暮らしやすい環境に整っていくはず。そしてそれは、晴れ晴れと爽やかな日々に繋がります。ぜひ、参考にしてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部