RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、のびのび過ごせる機能的でシンプルな暮らしづくりをされているomosayabokoさんと、そのお宅をご紹介していきます。
今回ご紹介するのはこの方です!
omosayabokoさんもともと二世帯住宅だった夫の実家をフルリノベーションし、1階に親世代、2階に私たち子世帯で住んでいます。建築士さんと建てた夢のマイホームです。どこか理系なインテリアや、色を自由に使った空間が好きです。
機能美も個性も諦めないシンプル
■基本は合理的に、アクセントで楽しむ
北海道在住のomosayabokoさんご家族のお住まいは、上下分離型二世帯住宅の2階です。間取りは3LDK。間取りや柱のディティール、レイアウトに、リノベーションならではのこだわりやアイデアが光っているのも素敵なところです。インテリアは、元気いっぱいなお子さんたちがのびのび過ごせそうな、ゆったり&シンプルスタイル。全体的に色数やトーンを抑えることで、ナチュラルでベーシックな雰囲気にまとめられているのが印象的です。

でも、無駄なく合理的に研ぎ澄まされているだけではないのが、omosayabokoさん宅の魅力なのだとも感じます。例えば窓際にすっと置かれたオブジェ。インテリア全体の雰囲気とは一線を画します。
目の覚めるような鮮やかさと、光を通す透明感、数学や理科のユニークな問題に登場しそうなカタチは、眺めているとなんだかワクワクしてきます♪これこそ、omosayabokoさんの好きなものであり好きな色なのだそう。少しずつ、ポイントで取り入れることで、シンプルな暮らしの中にしっかりと自分らしさを表現されているのが見事です。
■存在感も心地良い、何役もこなすアイランド収納

そんなomosayabokoさんがつくるキッチンは、やはり合理的でした。キッチン自体は壁付I型のすっきりスタイルです。ただ、その正面に木の風合いが映えるアイランド型の収納を配置しているのが特徴。しかも、キッチン側、リビング側にそれぞれ適した仕組みの収納がついているんです。立ち上がりがあるので、ゾーニングとしても手元や生活感隠しとしても優秀。もちろん、作業スペースとしても有意義に働きます。

天板部分は幅広なので、好みの雑貨や植物のディスプレイとしても使えるご様子。『帰宅したとき、鍵やスマホといったあれこれを、ついここに置いてしまうからごちゃごちゃしがちなのが悩ましい』とomosayabokoさんは話してくれました。そうした普段使いのものにも、omosayabokoさんのセンスやこだわりが見えるので、むしろ心地の良い生活感として映るのですが……。そんなふとした『隙』が、空間全体に漂う力みのない軽やかさの秘訣のような気がしてなりません。
■ほんのりおこもり感、将来も楽しみなスタディスペース


そして、キッチンやリビングのすぐ横につくられた『スタディースペース』もまた、omosayabokoさん宅を語る上では欠かせない存在です。造作された本棚とデスクは、先ほどのアイランド収納とリンクした佇まい。リビング収納の側面に沿って、壁がR型になっているのもこだわりだと教えていただきました。

デスクと一体になった本棚は、今はまだ余力がたっぷり。お子さんの目線に合う位置には、絵本や図鑑が並びます。好奇心の向くままに、成長に従って、少しずつ様相を変えていくのも楽しみですね。
omosayabokoさん宅からは、リノベーションならではのこだわりある仕様や、シンプルさの中で個性を発揮するアイデアを学ぶことができます。同時に、すっきりとした機能美も。それはきっと、心地良くて楽しい毎日にしていくヒントになってくれるはずです。ぜひ、引き続き注目してみてください。
omosayabokoさん邸の間取り図

omosayabokoさん宅は3LDKの間取りです。キッチンを中心に、ダイニング、リビング、スタディスペース、家事動線と展開するレイアウトが特徴。じんわりと付かず離れず、家族の時間が広がるあたたかなお住まいです。
omosayabokoさんのお部屋ギャラリー
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執筆:RoomClip mag 編集部