本連載では、ひとり暮らしを楽しむRoomClipユーザーさんのインテリアや、ひとり暮らしならではのエピソードをご紹介。真似しやすい工夫や、おしゃれなスタイルを探っていきます。
今回ご登場するユーザーさん♪
■プロフィール
181081さん中古マンションの部屋をフルリノベーション(2025年~)
お部屋全体
白を基調に、窓際からの自然光をたっぷり取り込んだリノベワンルーム。大型家具は最小限に抑え、動線をふさがないレイアウトがポイントです。家具やキッチンカウンターの高さを揃えているから、目線が抜けて開放感もあります。これから観葉植物や雑貨を増やす予定とのことですが、ベースがシンプルなのでどんなテイストも受け止めてくれそうですね。
181081さん「好きな部屋だけどまだまだ殺風景。今後インテリア雑貨や観葉植物を置いていきたいけど、選択肢がたくさんあって迷い中。」
赤ケトルが映えるキッチン

赤いケトルがぱっと目を引く、シンプルなキッチン。木製スツールを合わせることで温かみがプラスされ、素材のコントラストが心地よいバランスです。カウンター上には調理道具が厳選され、広く使えるようにしている点も印象的。必要な物が手の届く位置に収まっているので、見た目も作業効率もすっきりしていますね!
ゆったり光差すベッド周り

グレーを基調に落ち着いたトーンでまとめたベッドスペース。低めのベッドフレームに合わせた HAYの「DLMサイドテーブル」がリズムを生み、空間をやわらげています。リネン類もグレーで統一することで視覚的なノイズがなくなり、眠りに向かう時間を穏やかに演出。小ぶりな照明で必要な明るさだけを確保しているのもポイントです。
HAYで整うデスク周り

ワークスペースの主役は HAYの「Pyramid desk」。薄い木製天板とシャープな脚のおかげで、圧迫感がありません。周辺機器や文具は壁際シェルフにまとめ、デスクの上はすっきりと整えられています。大きな窓からの景色が額縁のように切り取られ、“余白”を生かしたレイアウトになっています。
ストーブ隠し兼ディスプレイ

備え付けのストーブは冬場こそ頼もしい存在ですが、使わない季節になると存在感が気になります。そこで181081さんはサイズを測り、ストーブをすっぽり覆う高さのコの字型テーブルをオーダー。さらに突っ張り棒と目隠し布を組み合わせ、正面からはストーブがまったく見えない“ディスプレイスペース”に仕立てました。テーブル天板にはビビットなカラーの間接照明を飾り、空間のアクセントに。目隠しと同時にお気に入りを飾れる一石二鳥のアイデアです。
181081さん「備え付けの存在感あるストーブをどうにか目立たないようにしたくて試行錯誤。既製品のテーブルを試したけどしっくり来ず、結局サイズを測ってオーダーしたコの字型テーブルと突っ張り棒+目隠し布でストーブ全体が隠れて部屋がやっと夏仕様に。」
181081さんに教わる、ひとり暮らしのヒント


全体を通して感じるのは“置く量より配置バランス”へのこだわり。キッチンからデスク周りまで、高さや色をそろえているので視線がスムーズに流れ、限られた面積でも圧迫感がありません。また、キャンドルなど香り系の小物を一点投入して「見た目+五感」で空間を楽しんでいるのが印象的でした。
編集部より
ひとり暮らしこそ、“お気に入り”と“使いやすさ”の線引きを自分で決められる楽しさがあります。181081さんの実例からは、家具の高さと色味をそろえて抜け感を保ちつつ、香りや質感でシンプルな空間にアクセントを添え、余白を残した少数精鋭のアイテムで整えるという3つのポイントが見えてきます。
執筆:RoomClip mag 編集部