RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は、ナチュラルなインテリアに溶け込む生活感まで好印象な暮らしづくりをされているsoraさんに、収納のコツや工夫をお伺いしていきます。
今回教えてくれたユーザーさん♪
soraさん夫婦と2歳児、4歳児の4人家族です。建売住宅なりに暮らしやすくなるよう、RoomClipを参考にしながら試行錯誤しています。生活感があることは是として、家族みんなの使いやすさを大切にしています。
気張らない、手が届く収納

soraさん宅は、さっぱりとしたナチュラルで機能的なスタイルのインテリアでまとめられています。その中に、お子さんの作品や日常の道具、本や文具といったsoraさん宅ならではの生活感が心地よく溶け込んでいるのが素敵なところ。ちょっとラフさを感じられるから、無理がなく自然体で過ごしやすそうな印象を受けます。でも、『ラフ=雑多』となってしまうことがほとんどではないでしょうか?そこでまずは、そうならない秘訣となる収納のこだわりを教えていただきました。
soraさん「私も含め家族皆、片付けが得意とは言えません。そこで、誰が使ってもできるだけアクセスしやすく、細かくない、『大体この辺』と大雑把に収めています。また、使う場所や使う人の行動エリアに合わせて収納場所をつくることも意識しています。」
使う人が負担を覚えないことって、快適さのためにも、良い状態を維持していくためにも肝心だと思います。どこで誰がどんなふうに使うのかを想定して、その行動に先回りした場所に収納してあれば、大雑把でも探す手間はほとんどかかりません。そして、大雑把でいいから戻す手間はもっとかからない。定位置って、こうして定着していくのではないでしょうか。
ここからは、人を見て、動きに合わせた収納を実践するsoraさん流の『子どもとおもちゃ』のいい関係のつくり方に注目していきます。
アクセスしやすく、片づけやすいおもちゃ収納の工夫3つ
■その1 投げ入れれば、お片付けクリア!スタイル

「たとえば、おもちゃをきれいに並べる整頓方法だと、片付けのハードルが上がってしまうと思うんです。だから『この箱に入れる』ただそれだけで『お片付けクリア!』としています。ちなみに、箱やカゴを用意したら、『何を入れるか』は子どもと話し合って決めたり、子どもに任せたりしています。」
■その2 おもちゃは遊びのテリトリー内に集める


「我が家は次男がまだ2歳なので、長男の遊びを邪魔しないようにテリトリー分けをしています。おもちゃの収納も、それぞれのスペースに、それぞれのものをというスタイル。部屋が狭いため、ソファ下におもちゃかご、壁とテレビボードの間に可動式おもちゃ棚……と、とにかくあらゆる隙間を使い、それぞれのテリトリー内に収められるよう工夫しています。」
■その3 DIYで使いやすさをアップデート

「おもちゃは特に、重ねてしまうと遊びにくい、片付けにくい原因になるかなと思い、そういった不便を解消できる棚をDIYしました。100均の材料でコの字ラックや小さい棚をつくるといったライトなDIYで、今後の収納物の変化にも対応しやすくしています。」
オススメの収納アイテム
ITEMニトリのNポルダPRICE9,990円(税込)※サイズ、仕様により異なります
普通の棚より圧迫感がなく、収納量も多いところが気に入っています。家族がそれぞれ主に過ごすスペースに、サイズ違いで買いそろえました。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
soraさん「私も収納が苦手です。細かく分類すると負担になるので、大きな括りで居場所を決めるようにしています。私の場合は正解は決めず、やってみてうまく定着しなければ考え直せば良いと、気負わずやっています。
定着する定位置の見つけ方

soraさんの収納は、人を見て、その動きに先回りしていました。使う場所や使い手のテリトリー内に、使いやすく整える。それが、快適であればその位置やしまい方、ルールは難なく定着します。
逆に使いにくかったり、面倒だったりすれば、思うように片付かないし、不満が出てくるはず。その時は、考え直せば良いのです。トライ&エラー、時にはその繰り返しも必要かもしれません。そこで生じる家族間の話し合いは、より良い収納、より心地よい暮らしにきっと不可欠。ぜひ、今回お伺いした工夫やこだわりを参考に、soraさん宅のように家族皆が納得する快適な収納を目指してみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部