「分かりやすく暮らしをラクにする、スッキリ収納のつくり方」 by tanpopoさん

RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。

今回は、スッキリと整頓しながら、日々の暮らしやすさや家族への思いやりも忘れないtanpopoさんの収納アイデアとこだわりに迫ります。

今回教えてくれたユーザーさん♪

古い家なので、なかなかオシャレにというわけにはいきませんが、少しずつ自分のお気に入りが増えていっています。また、高齢の母が少しでも暮らしやすいような家にしていきたいです。それはこの先、今の母の年になったわたしにも暮らしやすいということだから。毎日が快適に、そして少しでもオシャレになるよう、現在進行形でがんばっています。

効率よく、安心して過ごせる暮らしを目指して

tanpopoさんのつくる収納は、とにかく分かりやすいのが特徴です。衣類も、ハンガーに何を掛けるかが表示されていると、使い手以外の誰かが片付けたとしても定位置から大きく外れることがなさそう。調味料もこれだけはっきりとラベルに記載があるから、うっかり塩と砂糖を間違えたり、出汁と顆粒コンソメを間違えたりなんてミスも防げますね♪日常生活に対してとても気が利いた収納づくりをされているように思うのですが、そのこだわりの理由や大切に考えていることなどをまずは教えていただけますか？

「高齢の母、一匹の猫、アラフォーのわたし、2人と一匹暮らしです。それぞれ自分らしく過ごしています。わたしはフルタイムで働いているので、できるだけ効率よく、でも楽しく家事ができる収納を心がけています。洗濯大臣の母にも、安心して過ごしてもらいたいので、『分かりやすい』『ラクに動ける』という2点にもこだわっています。」

なるほど、使いやすさだけでなく『安心感』も大切にされているんですね。把握できる理解している安心感、動作のしやすさや動作数の少なさからくる軽やかさ、毎日繰り返すことであればこそ重要だと思います。そしてここからは、そんなtanpopoさんのリアルな収納を拝見させていただきながら、スッキリと分かりやすい整頓の工夫をご紹介していきます。

分かりやすいスッキリ収納をつくる工夫3つ

■その1 大き目の字でラベルをつける

「ごちゃごちゃ感は出したくないと思いました。かといって、収納ケースやボックスにきっちりしまうと、何が入っているかパッと見では分からず不便。それを解決するために、ラベルを付けるようになりました。

■その2 ひと目で分かるストック管理で家事時短

「フルタイムで働いているので、とにかく家事の時短を考えるようにしています。例えば、買い物は水曜日と週末のみですませたいので、買い逃しは防止したいところ。そこで、食品の在庫などは、ひと目で把握できるようにしています。」

■その3 色数を限定して、統一感をもたせる

「古い家でも、オシャレを諦めたくないので、色数を限定しています。基本は黒、グレー、茶、白、ベージュでそろえているんです。統一感が出るからスッキリします。昔、母が購入したものは色とりどりだったので（笑）、少しずつ買い替えている最中です。」

オススメの収納アイテム

丈夫で傷がつきにくく、並べるとスッキリして見えます。イワキのガラス容器が、ピッタリ入ります。

最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました

「100点を目指さなくていいと思っています。わたしは、少しずつできることからはじめています。わが家も、まだまだ片付け途中。前よりはきれいになっているなあ。と勝手に満足しています。そして、みんなに協力してもらうというのも大切です。

ラベルは大きく、情報は細かく！

tanpopoさんは収納を、家族と共有するという意識を大切にしながらつくっています。中身の表示は大きく分かりやすくしたり、消費期限や注意事項、衣類なら季節ごとの色分けといった細かい情報の把握までひと目でできる配慮が素敵でした。これなら家事をする人が違っても、迷ったり、確認したり、それらを省いてルールを乱したりなんて、煩わしさが生じません。

なにより、ここまで配慮がされているからこそ、パッケージやケースデザインをスッキリと統一感のある収納ボックスの中に閉じ込めることもできます。ぜひ、今回教えていただいたアイデアや工夫を、日々の暮らしがラクになるスッキリ収納を目指す参考にしてみてください。