欠けたり割れたりした器を、漆と金粉で丁寧につないで直す「金継ぎ」。傷を美しさとして残す日本の伝統的な修復技法です。
食卓の器
毎日の食卓で使うお気に入りの器は、欠けたり割れたりしても、なかなか手放せないもの。金継ぎをすることで、長く使い続けられ、器に新しい表情も加わります。
■控えめなラインは日常の器に◎
hatsugaさんは、金継ぎのキットを使って、はじめての金継ぎに挑戦しています。割れた食器を6~7枚ほど修復したそう。控えめに入れた金のラインは日常使いしやすく、器にも新鮮な表情がプラスされています。静かに手を動かす時間がリフレッシュになるのも、金継ぎの魅力です。
■直す時間も大切な思い出に
mari_mariさんが金継ぎを施したのは、フィンレイソンのボウル。落として割れてしまったことをきっかけに、以前から興味があった金継ぎに親子で挑戦したそうです。北欧柄に金継ぎのラインが映えていますね。お子さんと一緒に取り組む時間が、器への思いをより深めてくれそうです。
■細かな部分も丁寧に直して
atarasiioutiさんが大切に使っているのは、贈り物としていただいたという中国茶の急須。蓋のつまみ部分が欠けてしまったため、金継ぎ教室に参加して修復したそうです。小さな金の装飾で、急須の華やかさがアップしていますね。金継ぎがはじめての方は、教室を利用してみるのもおすすめです。
暮らしの器や道具
金継ぎは食卓の器だけでなく、暮らしの器や道具にもよく馴染みます。金粉で装飾された傷は、隠すのではなく、新たな魅力として存在感を放ってくれます。
■茶道具も品よく
黒棗の蓋に入ってしまったヒビに、金継ぎを施したのはfawnさん。ラインを美しく描くのは難しかったそうですが、ヒビの形を活かして、おしゃれな模様のように仕上げています。金継ぎは陶器や磁器だけでなく、木やガラス素材のものの修復も可能。金の差し色が加わることで、新たな美しさが生まれますね。
■やさしい印象の銀継ぎで
Megumiさんが修復したのは、時間をかけて選んだという愛猫のための器。装飾部分を銀で仕上げる「銀継ぎ」を採用しています。金継ぎよりも控えめな印象で、やさしい雰囲気の器にも馴染みやすいのが魅力。大切に選んだ食器だからこそ、直して使い続けられるのはうれしいですね。
■身近なアイテムで金継ぎ風に
botanさんは、割れてしまった植木鉢を超強力接着剤でつなぎ、ジェルネイルで装飾しています。教室に通ったり専用キットを使ったりしなくても、身近なアイテムで金継ぎ風に仕上げているのが印象的。つなぎ合わせたラインは味わいがあり、植木鉢の表情がぐっと豊かになっています。
金継ぎの実例をご紹介しました。器に新たな表情や価値を加えてくれるのが金継ぎの魅力です。お気に入りを直して使うことで、暮らしにも愛着が生まれます。大切な器を手放す前に、ぜひ金継ぎに挑戦してみてください。
執筆:puppy511
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