RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、古道具やアンティークの深みを楽しみながら、築50年以上のマンションを軽やかに整えて暮らすyokko_myroomさんと、そのお宅をご紹介します。

時の重みを感じる家具と、現代的な機能美。その絶妙なバランスが生み出す、心地よいレトロ空間を覗いてみましょう。



今回ご紹介するのはこの方です!


■プロフィール

yokko_myroomさん

築50年以上の古いマンションで、暮らしています。古道具やアンティーク雑貨が大好きです。



時を重ねた住まいに、現代の光を呼び込む

「古道具の味わいを今の感性で楽しむ。築50年を軽やかに住みこ...の画像はこちら >>
「古道具の味わいを今の感性で楽しむ。築50年を軽やかに住みこなす部屋づくり」 by yokko_myroomさん

築50年という長い月日を歩んできたマンション。その個性をポジティブに捉え、yokko_myroomさんは「古道具」と「現代の利便性」を賢くミックスした住まいづくりを楽しんでいます。一歩足を踏み入れると、飴色の古家具たちが醸し出す静かな重厚感に包まれます。けれど、決して「古めかしい」印象を与えないのがyokko_myroomさんのすごいところ。その秘密は、視線の抜け感にあります。ヴィンテージのラグやアンティークの照明といった主役級のアイテムを際立たせるために、壁面やカーテンは白ですっきりと。「古いもの」をただ並べるのではなく、現代の住まいに必要な「明るさ」や「余白」を意識して配置することで、レトロな趣と今の暮らしが手を取り合うような、軽やかな景色が生まれています。



古道具を活かし、楽しむ工夫

「好き」を貫きながらも、使い勝手の良さを妥協しない。そんなyokko_myroomさんの暮らしの中から、今すぐお手本にしたくなる「空間づくりの工夫」を紐解いていきましょう。


■「懐かしさ」の中に「清潔感」を添えるキッチンの風景

「古道具の味わいを今の感性で楽しむ。築50年を軽やかに住みこなす部屋づくり」 by yokko_myroomさん

キッチンでは、ダークトーンのシステムキッチンと、味わい深い木製のカウンターが同居しています。ここで光るのが、ガラス瓶やカゴを使った「見せる収納」です。素材感のある古道具に、観葉植物の瑞々しさをプラス。

あえて現代的な冷蔵庫のシルバーや家電の白を潔く見せることで、キッチン特有の生活感を「レトロモダン」なアクセントへと昇華させています。


■「無機質」を賢く使う。収納ボックスの意外な役割

「古道具の味わいを今の感性で楽しむ。築50年を軽やかに住みこなす部屋づくり」 by yokko_myroomさん

yokko_myroomさんのアイデアで最も驚かされるのが、リビング中央に置かれた収納ボックスの活用術です。アンティーク家具で統一したくなる空間に、あえて無機質なプラスチック素材を投入。天面にカバーをかけ、ソファ兼収納として活用されています。すべてを古いもので固めず、現代の合理的なアイテムを「質感の引き算」として取り入れる。この潔さが、空間に現代的なリズムと、ゆとりある動線を生み出しています。

yokko_myroomさん

「ソファの代わりに無印の再生ポリプロピレン入り頑丈収納ボックスを使ってます」


■日常に静かなリズムを刻む、壁のディスプレイ

「古道具の味わいを今の感性で楽しむ。築50年を軽やかに住みこなす部屋づくり」 by yokko_myroomさん

最後にご紹介するのは、yokko_myroomさんがお気に入りだという、シンプルな木のバインダーに挟まれたカレンダーのある景色。隣に並ぶ異国情緒漂うオブジェや編みカゴとのバランスも絶妙です。何気なく目にする場所に、自分の「好き」を丁寧に配置する。古いものの質感を尊重しながら、余白を活かして飾ることで、日々の中に穏やかな時間が流れていくのを感じます。

yokko_myroomさん

「お気に入りのカレンダー」



yokko_myroomさんから学ぶ、暮らしのヒント

「古道具の味わいを今の感性で楽しむ。築50年を軽やかに住みこなす部屋づくり」 by yokko_myroomさん

古道具の味わいを主役に据えつつ、現代の機能的なツールをセンス良く取り入れる。yokko_myroomさんの住まいづくりには、「古い」を不便と捉えるのではなく、今の知恵を足して遊ぶための「余白」と捉えるような、軽やかな感性が息づいています。

時を経たものだけが持つ深みを、今の感覚で編み直していく。大切なのは、時代を揃えることではなく、自分にとっての心地よさを揃えること。そんな自由な視点こそが、住まいをより愛おしい場所へと変えてくれる鍵になるはずです。



執筆:RoomClip mag 編集部
編集部おすすめ