ヴィッセル神戸は横浜F・マリノスからDF永戸勝也を獲得する可能性が報じられているが、その一方でブラジル人DFマテウス・トゥーレルに母国復帰説があるという。

 ブラジル1部グレミオの情報を専門に扱う『グレミオタイムライン』は6月6日に「現在26歳のトゥーレルは、ここ数日間でグレミオからオファーを受けた」とリポート。
これによると、同クラブは現在オリンピック・リヨンからアンデルレヒトへ期限付き移籍中であり、過去に浦和レッズからのオファーが報じられた元ブラジル代表DFアドリエウソンの獲得交渉が破談に終わったことにより、現神戸所属DFへターゲットを切り替えたという。

 そんなトゥーレルは2024年12月、ブラジルメディア『グローボ』のインタビューに応じた際、神戸との契約期間が2025シーズン終了後までであることを明かしたが、『グレミオタイムライン』は「彼は2025シーズン途中でどのクラブとも仮契約を結ぶことができる」と報道。現時点でも両者の契約期間は変わっていないとみられる。

 トゥーレルには以前からブラジル移籍の可能性が取りざたされている。2024年11月にはブラジルメディア『Fanaticos por Vasco』はヴァスコ・ダ・ガマによる同選手獲得の動きが報じられたが、神戸が移籍金として250万ユーロ(約4億円)を支払うよう求めたこともあり、とん挫したという。

 日本での生活について「僕は本当に日本が好きだ。家族も僕もこの国(の生活や文化)に順応している。とても良い国だよ。もちろん故郷が恋しくなることもあるけれど、我慢できるよ」と好意的なコメントを残していたトゥーレル。2025シーズンも主力センターバックとして活躍しているだけに、多くの神戸サポーターが同選手の残留を願っているはずだ。
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