6月に開催された2023年春夏シーズンのメンズ・ファッション・ウィークでは、各ブランドのランウェイをジーンズが独占していた。そんな影響を受けてか、今季のオフランウェイではメンズライクなジーンズのカジュアルスタイルが目立った。シーズン問わずワードローブに欠かせないアイテムながら、シルエットとスタイリングは現代風にアップデートしている模様。
emma/モデル
日本から駆けつけたモデルのemma(エマ)は、ビッグメゾンのショーに参加。「シャネル」の会場外でキャッチした彼女は、ショート丈のジャケットにハイウエストのストレートジーンズでマニッシュなスタイル。中に着たチューブトップで、ヘルシーな露出を取り入れているのが今っぽい!
サラ・ハリス/イギリス版「ヴォーグ」副編集長

いつ見かけてもジーンズをシックに履きこなしているサラ。今季はウォッシュドタイプのテーパードジーンズを、やや腰履きしてリックスした雰囲気。トップスは「ザ ロウ」の上質なカシミアタートルネック。黒とグレーの落ち着いたトーンで、“レス・イズ・モア”を体現する。
アレクサンドラ・カール/スタイリスト

床をするロングのバギーで来場したのは、北欧を拠点にスタイリストとして活動するアレクサンドラ。Tシャツとニットウエアをジーンズにイン。
レイア・スフェズ/アートディレクター

今年「シャネル」のクルーズコレクションにモデルとして登場したレイア・スフェズは、パリを拠点にするアートディレクター、そして2人の子供を抱えるママ。スパンコールの装飾が輝くツイードコートを、ダボッとしたジーンズでカジュアルダウン。emma同様に、クロップ丈のトップスでウエストを見せればフレッシュな仕上がり。
番外編
時代を超越したタイムレスなアイテムであるジーンズ。今季はリラックスシルエットに変化したのに加え、デニムonデニムのスタイリングも多く見かけた。




Text by ELIE INOUE
Photo by Yusuke Kinaka