箱根のポーラ美術館、20世紀から現代までの香水瓶の軌跡を辿る展覧会が開催

箱根のポーラ美術館では、20世紀から現代までの香水瓶の軌跡を辿る「モードとアートの香水瓶―ポワレ、スキャパレッリ、ディオール」展を、12月15日から翌年4月5日まで開催する。

箱根のポーラ美術館、20世紀から現代までの香水瓶の軌跡を辿る展覧会が開催
香水瓶 「ショッキング」1937年 スキャパレッリ バカラ社製

フランスでは、ファッションデザイナーのポール・ポワレが1908年に創設した香水ブランド「ロジーヌ香水」を発端に、オートクチュールメゾンが香水を販売し始め、1920年代には各メゾンの世界観を演出するために香りが重要な役割を担うようになった。多くのメゾンが香りはもちろん、ボトルの形にも工夫を凝らし、時にはルネ・ラリックやシュルレアリストなど同時代の芸術家たちもその造形に携わった。

同じく12月15日に開幕する同時開催の企画展「シュルレアリスムと絵画 ―ダリ、エルンストと日本のシュール」展の関連企画として開催する本展では、メゾンの世界観を表現した香水瓶を、芸術家たちが手がけた作品を中心に紹介。香水瓶約80点に絵画、広告等の資料を加え、シュルレアリスムが世界で展開した1920年代から1940年代にかけて制作された香水瓶に焦点を当て、20世紀から現代までの香水瓶の軌跡を辿る。

箱根のポーラ美術館、20世紀から現代までの香水瓶の軌跡を辿る展覧会が開催
ルネ・ラリック 香水瓶「ダン・ラ・ニュイ(夜中に)」原型制作:1924年、ウォルト
会場は、第1章「オートクチュールメゾンによる香水のはじまりと発展」、第2章「20世紀における香水メゾンの戦略」、第3章「モードとシュルレアリスムの出会い」、第4章「戦後から現代へ続く香水瓶」で構成。ラウル・デュフィとテキスタイルのデザインなどでコラボレーションしたポワレを起点とし、ダリを始めとするシュルレアリスムのメンバーと親交を持ち、彼らの前衛的な表現をとり入れたエルザ・スキャッパレッリ、そしてボトルデザインが定番として発表当時から現代まで続いているクリスチャン・ディオール等の香水瓶を展示。ファッションの新たな表現媒体として発展した香水瓶とアートの出会いを紐解く。

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