先週閉幕した Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 S/S の3日目。代々木第二体育館を舞台に「FETICO(フェティコ)」がブランド設立5周年を記念するショーを開催しました。
Courtesy of FETICO
芸術家たちに学ぶ“内面の深み”
デザイナー舟山瑛美が今季のミューズとしたのは、ドイツの芸術家レベッカ・ホルンとフランスの写真家イリナ・イオネスコ。身体を拡張する装置のような表現や、退廃的でありながら官能的なイメージを生み出す二人の女性アーティストには、自身の内面を強く投影するという共通点があります。舟山は彼女たちの姿勢を「The Depth of Her」というテーマに重ね、女性が持つ内的な深みと複雑さを新しいフェミニニティとして映し出しました。
Courtesy of FETICO
シルエットと素材が語る女性像
コレクションを彩ったのは、女性の造形を際立たせるシルエットと、ランジェリーに由来するディテール。桐生ジャカードをはじめとする日本の産地の技術を駆使し、繊細さと力強さを同居させました。黒やベージュを基調に朱赤を差し込むカラーパレットは、退廃的でありながら軽やかさを感じさせ、内面の奥深さを視覚化するような効果を放っていました。
Courtesy of FETICO
5周年に広がるブランドの世界
ショーでは、初のアイコンバッグ「Arch」が登場。さらにシューズやアクセサリー、スイムウエアといった新カテゴリーを発表し、ブランドの世界を一層多面的に広げました。舟山は「かわいいだけではなく、ストイックでユニーク。それでいて美しいものを形にした」と語り、これまでの5年間で築き上げたアイデンティティを新たな局面へと進める姿勢を示しました。
Courtesy of FETICO
会場を満たした香りと熱気
会場にはホリスティックビューティーブランド「THREE」とのコラボレーションによる特別な香りが漂い、ゲストを五感から包み込みました。本田翼や齋藤飛鳥ら著名人の来場も話題となり、ブランドの存在感を一層引き立てる夜となりました。
Courtesy of FETICO
FETICOが今回のショーで提示したのは、女性の内面の複雑さを肯定し、新しい美を見出すための服でした。設立5周年を迎えたFETICOは、女性の自由と自己愛を後押ししながら、その先の未来へ向けてさらに強いまなざしを放っています。
Courtesy of FETICO
Courtesy of FETICO
Courtesy of FETICO
楽天グループのプロジェクト「by R」に選出されて実現した今回の舞台は、美術館を思わせる静謐な白い空間。会場全体を包む緊張感と期待が、特別な節目を迎えるFETICOの存在感を際立たせました。
Courtesy of FETICO
芸術家たちに学ぶ“内面の深み”
デザイナー舟山瑛美が今季のミューズとしたのは、ドイツの芸術家レベッカ・ホルンとフランスの写真家イリナ・イオネスコ。身体を拡張する装置のような表現や、退廃的でありながら官能的なイメージを生み出す二人の女性アーティストには、自身の内面を強く投影するという共通点があります。舟山は彼女たちの姿勢を「The Depth of Her」というテーマに重ね、女性が持つ内的な深みと複雑さを新しいフェミニニティとして映し出しました。

シルエットと素材が語る女性像
コレクションを彩ったのは、女性の造形を際立たせるシルエットと、ランジェリーに由来するディテール。桐生ジャカードをはじめとする日本の産地の技術を駆使し、繊細さと力強さを同居させました。黒やベージュを基調に朱赤を差し込むカラーパレットは、退廃的でありながら軽やかさを感じさせ、内面の奥深さを視覚化するような効果を放っていました。

5周年に広がるブランドの世界
ショーでは、初のアイコンバッグ「Arch」が登場。さらにシューズやアクセサリー、スイムウエアといった新カテゴリーを発表し、ブランドの世界を一層多面的に広げました。舟山は「かわいいだけではなく、ストイックでユニーク。それでいて美しいものを形にした」と語り、これまでの5年間で築き上げたアイデンティティを新たな局面へと進める姿勢を示しました。

会場を満たした香りと熱気
会場にはホリスティックビューティーブランド「THREE」とのコラボレーションによる特別な香りが漂い、ゲストを五感から包み込みました。本田翼や齋藤飛鳥ら著名人の来場も話題となり、ブランドの存在感を一層引き立てる夜となりました。

FETICOが今回のショーで提示したのは、女性の内面の複雑さを肯定し、新しい美を見出すための服でした。設立5周年を迎えたFETICOは、女性の自由と自己愛を後押ししながら、その先の未来へ向けてさらに強いまなざしを放っています。



編集部おすすめ