Courtesy of GREENING
“まちの会社”カヤックが生み出した、地域循環のサウナ
手がけたのは、鎌倉に本社を構える面白法人カヤック。「まち全体をひとつの会社にする」という独自の理念のもと、地域の文化や人のつながりを資本と捉える「鎌倉資本主義」を実装してた。御成桑拿は、その思想を“体験の場”として可視化するプロジェクト。御成通りから少し奥まった静かな住宅街に位置し、地元の人も訪れる人も自然に交わる“開いた居場所”をめざして設計されている。まちに拓かれた⼤きな間⼝、番台⾵の受付——“働くまち”の日常と、“癒すまち”の時間を橋渡しするために、動線と素材感が丁寧に編集されている。
SUPPOSE DESIGN OFFICEによる“呼吸する建築”
設計を担当したのは、建築家・谷尻誠と吉田愛によるSUPPOSE DESIGN OFFICE。鎌倉の景観に馴染むシンプルでモダンなデザインに仕上げ、柔らかな陰影を生み出す照明が室内に落ちる。窓から射し込む自然光が蒸気と混じり合い、その場全体が“呼吸”しているかのよう。SUPPOSEが手掛ける空間らしく、昭和の銭湯文化の記憶を残しながらも、現代的なリトリートとして完成している。
madsaunistが導く、“ととのい”の美学
サウナの監修を務めたのは、国内外でサウナカルチャーを発信するmadsaunist(マッドサウニスト)。
サウナ後に出会う、“鎌倉の味”
御成桑拿の楽しみは、サウナだけではない。併設のドリンクコーナーでは、GARDEN HOUSEが監修したオリジナルハーブウォーターや、Passific Brewingのクラフトビール、鈴木屋酒店セレクトのナチュラルワイン、そしてSauna Ginによるハーブジンなどがそろう。まちの個性がそのまま味になる——。この場所が“鎌倉資本主義”の象徴である理由が、ここにある。
“まちをととのえる”という思想
御成桑拿が目指しているのは、「ひとが整うことで、まちも整う」という循環だ。鎌倉という土地の呼吸に合わせ、訪れる人が一度“まっさら”になる。そのリズムの中に、鎌倉というまちが持つ静けさと自由が重なっている。それこそが、この場所が生み出す最上の贅沢なのだろう。
【店舗概要】
店舗名:御成桑拿
住所:神奈川県鎌倉市御成町10−24
入浴形態:男女混浴(水着着用)
サウナ室面積:約25㎡
収容人数:最大30人収容可能
サウナストーブ:2台
浴槽:温浴/水風呂
内気浴スペース:2F
外気浴スペース:屋上ウッドデッキ(約48㎡)
営業時間:平日 12:00~23:00/土日祝 9:00~23:00
HP :https://onari-sauna.com/
※2025年10月13日オープン
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