LVMH Watch Week 2026において、ティファニーは、新作ウォッチを通じてその時計製作の現在地を明確に示します。発表の場では、最新作とともにザ ティファニー アーカイブに所蔵される希少な時計や歴史的資料が並び、175年以上にわたる時計製作の伝統が、過去の遺産としてではなく「現在進行形の物語」として提示されています。
今回の発表は、「ウォッチメイキング レガシー」「ジェムストーン セッティングの芸術性」「デザインの遺産」「伝統」という4つのテーマを軸に構成され、ティファニーがいかにして時計製作の歴史を継承し、更新してきたかを多角的に読み解く内容となっています。

160年の時間をつなぐクロノグラフ──「ティファニー タイマー」
本コレクションの中核を担うのが、新作「ティファニー タイマー」です。1866年に誕生した初のクロノグラフから160周年という節目を迎え、その系譜を現代に結び直す一本として発表されました。

ティファニー タイマーを軸に読み解く、LVMH ウォッチ ウ...の画像はこちら >>
ティファニー タイマー ©Tiffany & Co.
プラチナケースを採用し、世界限定60本という極めて限られた数量で展開される本作は、エル・プリメロをベースにカスタマイズされた高精度ムーブメントを搭載。ケースバックからは、18Kゴールドで表現された「バード オン ア ロック」のミニチュアがあしらわれたローターを鑑賞することができます。

ティファニー タイマーを軸に読み解く、LVMH ウォッチ ウィーク 2026と175年の時計製作
「バード オン ア ロック」のミニチュアがあしらわれたローター©Tiffany & Co.
クロノグラフという機構の精緻さと、ティファニーならではの象徴的モチーフが交差することで、本作は単なる記念モデルではなく、時計製作とジュエリーの美学が融合する現在形の表現として成立しています。

ティファニー タイマーを軸に読み解く、LVMH ウォッチ ウィーク 2026と175年の時計製作
©Tiffany & Co.

アーカイブが照らす、4つのテーマ
LVMH ウォッチ ウィーク 2026の会場では、新作ウォッチと並んで、19世紀後半から20世紀初頭にかけて制作されたアーカイブピースも展示されます。それらは単なる歴史的資料ではなく、新作の背景にある思想や技術を照らし出す存在として機能しています。

ティファニー タイマーを軸に読み解く、LVMH ウォッチ ウィーク 2026と175年の時計製作
1915 Pocket Watch Diamonds and Enamel (FRONT)©Tiffany & Co.
ウォッチメイキングにおける技術的探究、ジェムストーン セッティングにおける卓越した職人技、時代を超えて受け継がれるデザインコード、そして伝統を未来へとつなぐ姿勢。これら4つのテーマは、それぞれが独立しながらも相互に響き合い、ティファニーの時計製作を多層的に浮かび上がらせています。

ティファニー タイマーを軸に読み解く、LVMH ウォッチ ウィーク 2026と175年の時計製作
High Jewelry Wristwatch 1920/©Tiffany & Co.

そのほかの新作が示す、広がり
「ティファニー タイマー」に加え、今回の発表では複数の新作ウォッチも披露されました。ジャン・シュランバージェのデザインレガシーを継承するモデルや、ダイヤモンドやカラーストーンのセッティング技術を前面に押し出したピースなど、それぞれが異なるテーマを担いながら、ティファニーの時計製作の幅と奥行きを示しています。
いずれも主張は控えめでありながら、確かな存在感を放ち、コレクション全体に豊かな広がりをもたらしています。

ティファニー タイマーを軸に読み解く、LVMH ウォッチ ウィーク 2026と175年の時計製作
「ティファニー エタニティ」バゲット ウォッチ(Aquamarine) / ©Tiffany & Co.
ティファニー タイマーを軸に読み解く、LVMH ウォッチ ウィーク 2026と175年の時計製作
「ティファニー エタニティ」バゲット ウォッチ(Blue Gradient) / ©Tiffany & Co.
ティファニー タイマーを軸に読み解く、LVMH ウォッチ ウィーク 2026と175年の時計製作
「ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー」16 ストーン マザー オブ パール ウォッチ / ©Tiffany & Co.

伝統を保存するのではなく、更新し続けるために
175年以上にわたる時計製作の歴史を持つティファニーにとって、伝統とは保存されるものではなく、更新され続けるものです。LVMH ウォッチ ウィーク 2026で示されたのは、その姿勢そのものと言えるでしょう。アーカイブと現在を往復しながら、時計製作の物語を再構築する。その試みは、「ティファニー タイマー」を起点に、これからの展開へと静かに、しかし確かにつながっています。

お問い合わせ:
ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク
TEL 0120-488-712
URL www.tiffany.co.jp
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