KIT:360 - Kitchen | The Connecting Lab/photo by ©FASHION HEADLINE
その鍵を握るのが、「数値」です。
このラボラトリーでは、コーヒー、ベーカリー、ショコラ、デリ、ワインなど、12の領域が展開されていますが、それぞれに“理想の数値”が設定されています。味や香りといった感覚的な体験の裏側には、温度や時間、分量といった具体的な指標が存在し、それらが精密に設計されています。
例えば、コーヒーの抽出は88~92℃。このわずかな温度帯の中で、豆の個性は最もクリアに引き出されます。ショコラは45~50℃のテンパリングによって艶と口溶けを整え、ピッツァは550℃という高温で一気に焼き上げることで、小麦の香りと甘みを最大化します。ジェラートは−196℃の液体窒素によって瞬間的に仕上げられ、素材の質感をそのまま閉じ込めます。
一方で、時間という軸も重要な要素です。パンの発酵は13℃という温度でゆっくりと進み、香りや酸味が穏やかに立ち上がります。デリは365日という日常の積み重ねを前提に構成され、ライブラリーでは1日45分の読書を重ねることで273時間という思考の時間が生まれます。
また、ワインは125mlという一杯の分量にまで設計が及びます。香りが立ち上がる最適な量を通じて、味覚と感覚のバランスが調整されています。
こうした数値は、単なるスペックではありません。それぞれのラボにおいて、味わいを導き出すための“思想”として機能しています。素材と向き合い、プロセスを積み重ねる中で導かれた数値は、経験と知見の蓄積によって裏打ちされたものです。
そしてこの空間の特徴は、それらのプロセスがすべて開かれている点にあります。焙煎や抽出、発酵や調理といった過程が可視化され、来場者はその中に自然と入り込んでいきます。クロスオペレーションによって複数のラボを横断的に体験できる構造もまた、ひとつの特徴です。
ここで提供されているのは、完成された一品ではなく、“変化していく過程そのもの”です。温度や時間、分量といった数値を通じて、味覚や体験がどのように立ち上がるのか。そのプロセスに触れることで、日常の中にある食の見え方が少しずつ変わっていきます。
創業70年を超える歴史を持つ小川珈琲は、「OGAWA COFFEE」から「OGAWA」へとブランドを進化させています。その変化は、コーヒーという領域を越え、食と体験、さらには日常そのものへと広がっています。
一杯のコーヒーの裏側にある、わずかな温度差。
OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪は、数値という見えない設計図を通じて、これからの暮らしの輪郭を描き出そうとしています。
OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪(オガワコーヒー ラボラトリー タカナワ )
住所:東京都港区高輪2丁目22番1号 NEWoMan TAKANAWA MIMURE 2階
営業時間:ラボラトリーごとに異なる
グランドオープン:2026年3月28日 (土)









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