2025年6月19日(木)に「D.LEAGUE 24-25 SEASON CHAMPIONSHIP」が開催された。CyberAgent Legitが前回王者KADOKAWA DREAMSにSWEEP勝利でCHAMPIONSHIP初優勝を果たした。
CyberAgent Legit、KADOKAWA DREAMS、SEPTENI RAPTURES、Valuence INFINITIES、dip BATTLES、KOSÉ8ROCKSの合計6チームがCHAMPIONSHIPに参戦。東京ガーデンシアターは超満員の観客が来場し、24-25シーズンの結末に注目が集まった。
CHAMPIONSHIPトーナメント
CHAMPIONSHIPルール
CHAMPIONSHIPはトーナメント方式で開催され、 見事勝ち抜いたチームがSEASON CHAMPIONに輝く。トーナメントはTRIAL MATCH(準々決勝)・SEMI FINAL MATCH(準決勝)・FINAL MATCH(決勝)の3つで構成され、REGULAR SEASON1位or2位で通過したチームは、シードによりSEMI FINAL MATCHからの対戦となる。
また、TRIAL MATCH及びSEMI FINAL MATCHにおいて、REGULAR SEASON上位通過チームにはアドバンテージとして1票が入る。
1st TRIAL Match:Valuence INFINITIES VS dip BATTLES
Valuence INFINITIES©D.LEAGUE24-25
1st TRIAL Matchの先攻に登場したのはREGULAR SEASON4位のValuence INFINITIES。エースダンサーにはTSUKKIが登場。そのほかにはSEIYA、STICH、NAOKI、RYOGA、MAKO、KEIN、HIRO10と、ヒップホップ、ハウス、ブレイキンを織り交ぜたメンバーでValuence INFINITIESらしいディープなパフォーマンスを披露。「Going Beyond」をテーマに掲げ、スキルの高さと遊び心溢れる内容で勝負に挑んだ。

©D.LEAGUE24-25
1st TRIAL Matchの後攻に登場したのはREGULAR SEASON5位のdip BATTLES。KENSEIをエースダンサーとし、そのほかにはsahi、NAKI、HIBIKI、REI、UMI、LIL’BEAN、Jillie Jayが参戦。アクロバティックな動きや音楽的な緩急も巧みに取り入れ、フルパワーで攻め込んだ。
対戦相手を意識した振り付けやテクニックで魅せたValuence INFINITIESがトップバッターとして会場全体を盛り上げ5-2で勝利しSEMI FINAL Matchへ駒を進めた。
2nd TRIAL Match:KOSÉ 8ROCKS VS SEPTENI RAPTURES

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2nd TRIAL Matchの先攻に登場したのはREGULAR SEASON6位のKOSÉ 8ROCKS。Ryo-spinがエースダンサーを務め、そのほかはISSEI、2GOO、Yuika、YU-KI、YOUTEE、REIMI、RENが参戦。ブレイキンのカルチャーとパワームーブを前面に押し出した力強いパフォーマンスを展開。ダンスの中にグラフィティのイメージを取り入れ、シンクロパフォーマンスでは丁寧なフロアムーブで魅せた。

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2nd TRIAL Matchの後攻に登場したのはREGULAR SEASON3位のSEPTENI RAPTURES。エースダンサーのYUYAをはじめ、MiYU、TORA、AYUMI、Haruto、eigh10、TANUKI、Shigetoraが参戦。テーブルやマジックミラーなどの小道具を用いた予測不能なエンターテイメントを演出。
スキルやステージングなど、バランスの取れたアプローチが功を奏し、5-2でSEPTENI RAPTURESが勝利しSEMI FINAL Matchへ勝ち進んだ。
1st SEMI FINAL Match:Valuence INFINITIES VS CyberAgent Legit

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1st SEMI FINAL Match先攻に登場したのはValuence INFINITIES。パリ2024オリンピックのブレイキンに出場したHIRO10がエースダンサーを務め、加えてSEIYA、LEN、NAOKI、RYOGA、MASSA、LÓN、KEINが参戦。トーナメントに合わせてよりディープでドープな表現に変化させ、ヒップホップとハウスの融合にブレイキンを織り交ぜたオリジナルスタイルで勝負に挑む。3年間培った団結力を武器に、深みとスタイリッシュさが光る内容だった。

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1st SEMI FINAL Match後攻に登場したのはREGULAR SEASON1位のCyberAgent Legit。ポッピンの強さと安定感に加えて、照明や舞台セットの活用、チームワークが光るスキルフルなダンスを見せつけた。
CyberAgent Legitが5-2で勝利し、3年連続CHAMPIONSHIPの決勝戦に勝ち進んだ。
2nd SEMI FINAL Match:SEPTENI RAPTURES VS KADOKAWA DREAMS

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2nd SEMI FINAL Match先攻に登場したのはSEPTENI RAPTURES。AKIHITOをSPダンサーに迎え、TRIAL Matchに引き続きYUYAをエースダンサーとし、ITTON、MiYU、AMI、TANUKI、TAKORON、AOIのメンバーで参戦。車や脚立といった小道具を巧みに使ったステージングや、高さとテクニックを活かしたシンクロでアイデア満載のパフォーマンスを披露した。

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2nd SEMI FINAL Match後攻に登場したのはREGULAR SEASON2位でCHAMPIONSHIPを2連覇中のKADOKAWA DREAMS。KELOがエースダンサーを務め構成のキーパーソンとなり、KISA、Daichi、LENA、Aroha Imai、ASUHA、yamattchi、RAIZYUのメンバーが参戦。5シーズンの集大成として、アニメーションとアフリカンダンスを融合させた完成度の高い作品を披露。
小道具を巧みに使い、物語性を重視したパフォーマンスで魅せたKADOKAWA DREAMSが6-1で勝利しこちらも3年連続CHAMPIONSHIPの決勝戦へと駒を進めた。
FINAL Match:KADOKAWA DREAMS VS CyberAgent Legit

©D.LEAGUE24-25
FINAL MatchはKADOKAWA DREAMS対CyberAgent Legitと3年連続同じ対戦カードとなった。そんな決勝戦の先攻に登場したのはディフェンディングチャンピオンのKADOKAWA DREAMS。颯希(SATSUKI)がエースダンサーを務め、Daichi、syuichi、Sasya、JURIKA、HINATA.M、TSY、ITTAが参戦。ジャイアントキリング、未だ見ぬ可能性、限界突破という3つの要素を表現。

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対するCyberAgent Legitは、REGULAR SEASONでは3年連続優勝を達成していたものの、CHAMPIONSHIPの決勝戦ではKADOKAWA DREAMSに2年連続で敗れており、リベンジに燃えていた。リーダーのTAKUMIがエースダンサーを務め、ena、BBOY SHOSEI、KAI→、1ch、ATO、KANATO、Chris Ackeyが参戦。「Crystal」をテーマに、これまでの魂の結晶を表現。長年の努力と成長、執念を込めたパフォーマンスは、タイトな構成と質の高いヒットで一貫した強さを見せつけた。
照明や衣装も作品に溶け込み、完璧なチームワークを披露したCyberAgent Legitが7-0のSWEEP勝利でD.LEAGUE史上初のREGULAR SEASONとCHAMPIONSHIPの完全優勝を果たした。

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今シーズンのMVDには、チームを完全優勝に導いたCyberAgent Legitのリーダー、TAKUMIが選ばれた。
TAKUMIはCyberAgent Legitの優勝コメントで、
「みなさんやりました!5年かかりました。もう一回踏み出すのに勇気が必要だったりダメかもしれないと思ったこともたくさんありました。それでも決勝で負けてしまう自分たちが許せず、絶対にこのメンバーなら優勝できると思ってここまでやっていきました。優勝という結果よりも5年かかったここまでの過程が僕たちの人生の大きな財産になると確信しています。本当にありがとうございました。」
と涙ながらに話した。

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来シーズン(25-26SEASON)は、新たにEXILE NAOTOがチームディレクターを務める「LDH SCREAM」と、Da-Yoshiがチームディレクターを務める「M&A souken QUANTS」の2チームが参戦し、SEPTENI RAPTURESはオーナー企業変更に伴い「CHANGE RAPTURES」として生まれ変わることが発表された。
24-25SEASONは、新たなジャッジシステムやルールの導入、そして全14チームによる熾烈な戦いを通じて、多くのドラマが生まれた。ダンサーたちがスキルだけでなく、責任や信念を込めてパフォーマンスを披露し、プレッシャーと闘い、チームとしての個性や深みがより輝き、彼らやD.LEAGUE全体の魅力の底上げを一段と大きく飛躍させたシーズンとなった。
D.LEAGUEはこれからもダンス界の新たな未来を創造し、世界を目指して成長し続けるだろう。来シーズンもD.LEAGUEでの熱い戦いに期待したい。
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