2025年8月28日(木)~29日(金)に千葉県一宮町の釣ヶ崎海岸(通称志田下)で開催された「第6回NAMINORI甲子園」が29日(金)にファイナルデーを迎えた。

栄えある優勝旗は佐藤頼斗(サトウライト)が手にし、明聖高校へと渡った。


昨日のオンショアも収まり1m前後のクリーンな波に恵まれ、昨日より波数も多く、見ごたえのあるヒートが続いた。午後にはオンショアが再び吹いてきたが、時折入るセットは1.5メートルぐらいはあり、どのクラスでもファイナルは素晴らしいサーフィンが繰り広げられた。

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佐藤頼斗のライディング

高校生男子では佐藤頼斗(サトウライト)がサイズのあるセットの波をつかみ6.60、バックアップに5.50をそろえ、プロの意地を見せつけて優勝した。

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山田海光のライディング

中学生男子クラスでは山田海光(ヤマダカイリ)が形のいいセットの波で3ターンをきれいに決めて7.77の高得点を出して流れを決めた。

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石井有沙のライディング

中高生女子クラスはクロスゲーム。順位が目まぐるしく入れ替わったが、終盤に立て続けにいいライディングをした石井有沙(イシイアリサ)が逆転勝利、昨年3位の雪辱を果たした。

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浦山裡央のライディング

小学生男子クラスでは会場の波をよく知る地元の浦山裡央(ウラヤマリオ)がいい波を選び、7.27と4.90を揃えて終始リード。こちらも昨年3位の雪辱を果たした。

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石田海夏のライディング

小学生女子クラスでは昨年優勝の山本璃々(ヤマモトリリ)と、昨年2位の石田海夏(イシダミナツ)が再び対決。今年は石田が安定したヒート運びを見せて、昨年逃した優勝を手にした。

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戸田稔央羽のライディング

今回特別サポートとして、Gromsupport project とLIVZONのプロジェクトにより、勝者だけでなく、サーフィンスキル、成績のほか、人間性やキャラクターを加味し、2日間を通して独自の基準で全クラスの中から1名がジャスティスサーフボードオーダー権限を手にすることとなっていたが、見事にそれを射止めたのは小学生女子の戸田稔央羽(トダネオハ)だった。

もうひとつ、株式会社ネクストレベルから、ROCKHOPPER/WAVE WARRIORSのチームライダー候補として会場にスカウトが入るという企画があり、高校野球でもスカウトマンが目を光らせているように、NAMINORI甲子園でもビーチでスカウトマンが目を光らせていた。

こちらの結果はネクストレベルのYouTubeで発表される。

勝者に優勝旗というのもサーフィンの試合としてはユニークなものだが、入賞者はゼッケンを甲子園の砂のように記念に持ち帰れる、というのもNAMINORI甲子園。また来年、選手たちの成長と熱い戦いが見られることを期待しつつ、第6回大会は幕を閉じた。

同時開催イベントとなった「ムラサキスポーツファーストチャレンジ」と「トークショー」

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ファーストチャレンジ 大原洋人プロ

そして大会初日に同時開催では行われたサーフィン体験イベント、ムラサキスポーツファーストチャレンジは、コンディションの都合で隣の東浪見ビーチで行われた。大原洋人、古川海夕、佐藤利希、岡野漣、野中美波、蛸優樹の6名によるプロライダーが参加して子供たちのサーフィン体験をお手伝い。参加者たちは夏休みの終わりに、思い出に残る1日をプロサーファーと共に楽しんだ。

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トークセッション 中央、稲葉玲王プロ、右、大原洋人プロ

また、会場内ではトークショーも開催され、田中英義、田嶋鉄兵の両コーチによるトークセッション、オリンピアンの大原洋人、稲葉玲王によるトークショーの2本立てで盛り上がった。世界を体験している選手たちの生の声は、これから世界に出ようとしている子供たちには大いに参考になったことと思う。

第6回NAMINORI甲子園大会結果

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高校生男子クラス入賞者 左から優勝~4位と田中英義プロ

高校生男子クラス
優勝 佐藤頼斗(サトウライト) 明聖高校
2位 藤谷日向(フジヤヒュウガ) 明聖高校
3位 田中志門(タナカシモン) 千葉県立一宮商業高校
4位 松野太郎(マツノタロウ) 明聖高校

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中学生男子クラス入賞者 左から優勝~4位と田中英義プロ

中学生男子クラス
優勝 山田海光(ヤマダカイリ) Tokyo Bay International school
2位 和氣堆人(ワケタイト) 神奈川県茅ケ崎市立浜須賀中学校
3位 田鎖俊之介(タクサリシュンノスケ) 宮城県仙台市立中野中学校
4位 田邉大成(タナベタイセイ) 千葉県いすみ市立岬中学校

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中高生女子クラス入賞者 左から優勝~4位と中塩佳那プロ

中高生女子クラス
優勝 石井有沙(イシイアリサ) 千葉県南房総市南房総中学校
2位 松野杏莉(マツノアンリ) 千葉県(茂原)精華学園高等学校
3位 木津優芽(キヅユメ) 千葉県いすみ市立国吉中学校
4位 宗政優実(ムネマサユウミ) 神奈川県町立湯河原中学

次世代を担う新たな逸材が生まれる一戦「第6回NAMINORI甲子園」大会レポート
小学生男子クラス入賞者 左から優勝~4位と田中英義プロ

小学生男子クラス
優勝 浦山裡央(ウラヤマリオ) 千葉県一宮町立一宮小学校
2位 林虎ノ助(ハヤシトラノスケ) 神奈川県茅ケ崎市立松林小学校
3位 藤本真成(フジモトマウナ) 千葉県一宮町立東浪見小学校
4位 畑蓮(ハタレン) 千葉県鴨川市立東条小学校

次世代を担う新たな逸材が生まれる一戦「第6回NAMINORI甲子園」大会レポート
小学生女子クラス入賞者 左から優勝~4位と中塩佳那プロ

小学生女子クラス
優勝 石田海夏(イシダミナツ) 千葉県一宮町立一宮小学校
2位 山本璃々(ヤマモトリリ) 千葉県一宮町立東浪見小学校
3位 渡邊カレン(ワタナベカレン) 宮城県仙台市立高砂小学校
4位 戸田稔央羽(トダネオハ) 千葉県東金市立豊成小学校

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