2025年9月26日から28日の3日間にわたり、WSL Mera Group Corporation The Open Miyazaki Pro QS2000 が宮崎県宮崎市・木崎浜で開催された。
大会は、直前に宮崎県日向市お倉ヶ浜で行われた WSL Mera Group Corporation The Hyuga Pro Junior に続き、頭オーバーから、潮の時間帯によってはダブル近いサイズまで達するパワフルなコンディションの中で行われた。


白熱のファイナルは川瀬心那と松野杏莉の対決に

ファイナルデイはクォーターファイナルからスタート。
サイズはやや落ち着いたものの、それでも頭オーバーのセットが押し寄せるコンディションとなった。
クウォーターファイナルからマンオンマン形式で進行し、安定して素晴らしい演技を見せ、どのラウンドでも確実にスコアを重ねてきた松野杏莉と川瀬心那によるファイナル。
1本目は両者ともに開始早々に波へアプローチ。その後のパドルバトルを制してファーストプライオリティを得た川瀬心那が、その権利を活かして波を掴み、7.00ポイントをスコア。さらに後半には2つのマニューバーで7.67ポイントを叩き出し、2本の高得点をまとめあげた。
松野杏莉も追い上げを見せ、際どいセクションでのワンターンで7.27ポイントをマーク。さらにラスト10秒を切った場面で再びチャージし、鋭いワンターンを決めて6.47ポイントを獲得するも、逆転にはわずかに届かず。
見事、川瀬心那が2023年12月の日向プロ以来となるQS2勝目を飾った。

小林桂、今季QS2勝目 アジアランキング首位に浮上

メンズのファイナルは、セミファイナルで渡邉壱孔との接戦を制した小林桂と、今大会を通して安定感を見せていた須田喬士郎の対戦となった。
1本目から積極的に仕掛けたのは小林桂。鋭いライディングで5.67ポイントをマーク。以降も必ず乗った波をインサイドまで乗り繋ぎ、着実にバックアップスコアを伸ばし、5.13ポイントを加えてトータルスコアを伸ばしていく。
一方の須田喬士郎は、2本目で最初のセクションにエアーリバースを組み込むチャレンジングなライディングを見せ、4.50ポイントをスコア。
小林桂が9月に静岡県御前崎で開催された MIDAS CAPITAL OMAEZAKI Pro 2025 QS2000 に続くQS2勝目を挙げ、QSアジアランキング1位に浮上した。


宮崎の激戦を経て、注目は徳之島へ移る

この後は、10月17日から19日に鹿児島県・徳之島で Tokunoshima Town Pro QS2000 が開催予定だ。
南国ならではの力強いブレイクを舞台に、さらに熱を帯びるQSアジアランキング争いが繰り広げられる。
宮崎での激戦を制した勢いをそのまま次戦へとつなげられるのか、あるいは新たなヒーローが誕生するのか――注目の一戦となる。
Women’s 結果

優勝:川瀬心那
2位:松野杏莉
3位:松田詩野、松山黎音
Men’s 結果

優勝:小林桂
2位:須田喬士郎
3位:野呂海利、渡邉壱孔
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