世界レベルの1on1ブレイキンバトル「Red Bull BC One World Final Tokyo 2025」の開催を目前に控えた11月8日(土)東京・原宿駅に隣接する「ヨドバシJ6ビル」にて、体験型カルチャーイベント「Red Bull BC One Camp Tokyo 2025」 が開催された。
今回、東京・原宿駅に隣接する「ヨドバシJ6ビル」に特設で登場したのはRed Bull BC One Camp 2025の会場。
また観戦無料ということもあり、明日開催されるRed Bull BC One World Finalに訪れた国内外のブレイクダンサーはもちろんのこと、一般の方まで多くの来場者が足を運んだ。来場者はオフィシャルパーカーやTシャツを身に纏いながらコンテンツを観戦したりと、まるで海外さながらの空間の中でヒップホップやダンスカルチャーを全身で感じる一日を過ごした。
ヒップホップとゲームカルチャーの融合。ブレイキン×ストリートファイター6の異色コラボ「Break Fighter」
ブレイキンとEsportsという異色のカルチャーが融合した「Break Fighter」。ブレイクダンサーと「ストリートファイター6」プレイヤーがペアを組み、交互にバトルする前代未聞の2on2形式のフォーマットで開催。
9月26日(金)に東京ゲームショウで行われた予選大会の優勝ペア1組とゲストペア2組の計3組と、当日予選を通過したペア5組を加えた計8組が今回の決勝トーナメントで激突した。
ブレイクダンサーとプレイヤーが別々で行う当日予選を経て、決勝ではペアとなり、1ラウンド目はプレイヤー同士の「ストリートファイター6」対決、2ラウンド目はダンサー同士のブレイキン対決、1対1で同点の場合は、3ラウンド目にブレイカーが「ストリートファイター6」で対決する史上初のフォーマット。
戦いは、トーナメント内にて何度も3ラウンド目までもつれ込む試合もあり、ブレイクダンスの躍動感とEsportsの反応速度が交錯し、会場は終始大きな盛り上がりを見せた。
©︎ Little Shao / Red Bull Content Pool
そのような接戦の末、トーナメントを勝ち進み決勝戦へ駒を進めたのは「KONA・タンタンメン」と「Jose・Sydney」ペア。決勝戦は先に4点先取したチームが勝利となる中、1ラウンド目からJose・Sydneyペアが圧倒的な強さを見せ、ストリートファイター6対決もブレイキン対決も一切負けを許さずストレート勝ちを収めた。
ブレイキンの”フットワーク”に絞ったコンテンツ「Footworkerz Battle / Workshop」
ブレイキンのフットワーク(床に手を着いて行うステップ)の方法を学べる「Footworkerz Workshop」ではB-Boy JEYやB-Boy KATSU ONEが直接レクチャー。豪華レジェンドダンサーによるワークショップに、年齢・国籍・経験問わず多くのダンサーが参加し複数のステップを手取り足取り学んだ。
またB-Girl Amiを中心に豪華ジャッジが揃った、ブレイキンのフットワーク(床に手を着いて行うステップ)に特化した1on1バトル「Footworkerz Battle」では生バンドの演奏に合わせて争われた。
当日予選サイファーを勝ち上がった13名に加えて、先日行われたCypher Japan、Cypher Canada、Cypher USAの優勝者3名の計16名により15分間のサイファーを行い、勝ち上がったベスト8にて “7 to smoke”フォーマットで優勝者を決める形となり、そんな決勝を制したのは6 Kicks。生バンドが会場内に響きダンサーの熱気に包まれる中、先に7ポイントを獲得し見事優勝した。
世界最強ダンスクルー同士の夢の対決「Red Bull BC One Team vs Team Japan」
本イベント最注目のコンテンツとなったのが世界最強のブレイクダンサーが集結したRed Bull BC One Teamと、世界の舞台で大活躍する日本を代表するトップブレイクダンサーにより結成されたTeam Japanによるスペシャルマッチ。
Red Bull BC One Teamからはパリ五輪金メダリストのPhil Wizard、昨年のWorld Final優勝者で過去4度のWorld Final優勝経験を持つMennoや、Hong10やLilouといった過去大会にて複数回の優勝記録を持つレジェンドダンサーが参戦。
迎え打ったのはWorld Final日本人初出場を果たしたTaisukeとWorld Final日本人初制覇を果たしたIsseiや、日本のブレイキン界を牽引するTsukkiらによるTeam Japan。
今回のチームバトルでは、過去の名勝負を彷彿とさせる伝説的なマッチアップが次々と実現。
中でも注目を集めたのは、TaisukeとLilouの対決。このカードは、B-Boyなら誰もが知る2013年ワールドファイナルの再現として大歓声を巻き起こした。当時と同じように、LilouがTaisukeに対して足を高く上げ、回し蹴りのような仕草で挑発すると、会場はこの日一番の盛り上がりに包まれた。
さらに、IsseiとHong 10のマッチアップでは、2016年名古屋ワールドファイナル決勝の再現が実現。当時の熱戦を思い起こさせる両者の応酬に、観客は固唾を飲んで見守り、ステージは大興奮の熱気に包まれた。
まさに、Red Bull BC Oneの歴史を体現する瞬間が次々と蘇った一夜となった。
一日を締め括ったのは日本を代表するトップダンスクルーによる豪華な「Guest Dance Showcase」
©︎ Jason Halayko / Red Bull Content Pool
ヒップホップカルチャーのコンテンツが盛りだくさんの1日を締め括ったのは、世界を股にかけて大活躍するトップダンスクルーによるGuest Dance Showcase。
多くのダンスファンがこの豪華なセッションを一目見るべく駆けつけた会場にて、トップバッターに師弟関係でもあるYOSHIEとレッドブルアスリートTHE D Sorakiが登場し会場に火をつける。
続いて登場したのはATZO&FatSnake。見事なPopのパフォーマンスを披露。そしてさらに会場のボルテージを引き上げたのは、海外でも人気急上昇中のレッドブルアスリートKyokaとトップダンサーMaikaのタッグであるRush Ball。続くはBoo & SHOW-GOが人間離れしたPopの技術で会場を驚かせた。
その後はレジェンドハウスダンサーHiroや大人気プロダンサーMiyuなど全14名のトップハウスダンサーに構成されたNobel Nextusで計10分間にわたりソロとシンクロも含めたパフォーマンスを披露し会場をロックオン。
そして最後はレジェンドダンサーのGucchonとKeiのコンビであるCo-Thkooがパフォーマンスを披露し、その後にはATZO&FatSnake、Boo & SHOW-GOをステージに呼び出しジャムセッションを展開。台本の無い展開にMCを驚かせるも会場を大いに盛り上げて1日を締め括った。
ブレイキンの世界最高峰のコンテンツでヒップホップカルチャーを体験した一日
今回メインコンテンツでの盛り上がりはもちろんのこと、同日バトルコンテンツとして開催された2on2バトルの「Deadly Duo」や、パワームーブのみのバトル「King of Powermove」、そして男女ペアの2on2バトル「Bonnie&Cryde」といった普段とは異なるバトルフォーマットを通して、ブレイキンカルチャーの奥深さを感じる1日となった。
またその中でもTerakoyaで開催された「Beat Maker Talk Session」ではビートメイキングの変遷とWorld Finalでの曲選びについても4人のビートメーカーにより語れられ、ブレイキンカルチャーと共にどう進化しているのか、そして実際にビートメイキング作成過程も実演されてブレイキンに必要不可欠な音楽について学ぶ時間となった。
まさに次の日のRed Bull BC One World Final前に相応しいヒップホップ及びブレイキンカルチャーを全身で体感する貴重な機会がここ東京で提供される記念すべき一日であった。
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