神奈川県内人気観光地である横浜赤レンガ倉庫にて行われる、日本最大級のアーバンスポーツの祭典「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ’25」が11月15日(土)~16日(日)にわたり開催され、様々なアーバンスポーツ競技とストリートカルチャーを「観る・体験する・楽しむ」ことができるスポーツフェスティバルコンテンツが今年も実施された。
イベント初日となった11月15日の熱狂から一夜、1日目の勢いのそのままに迎えた2日目では各競技コンテンツにて日本最高峰というのはもちろん、世界最高峰と言っても過言ではないハイレベルな戦いが頻発し、来場者は一日を通して国内最高レベルの戦いを全身で楽しんだ。
photograph by Jason Halayko/YUSF
また会場内は、今回の初開催となったストリートカルチャーとの親和性の高いアメリカンフードを取り揃えた「ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL’25」も後押しし、夕方からは気温が下がり身体が冷える中、来場者はホットなドリンクとアメリカンフードを頬張り身体を温め、お腹を満たしてそれぞれが思い思いの時間を楽しむ姿が見受けられた。
以下は各競技コンテンツの決勝が会場のボルテージを大きく引き上げて大盛況により幕を閉じたDay2の様子だ。
イベントの様子
世界最高峰のトップライダーによるスケートボードセッション「SKATEARK」
左から佐々木、根附、池
photograph by Yoshio Yoshida/YUSF
11月15日~16日の2日間にわたり開催されたのが国内最高峰のライダーが集まるスケートボードの大会「SKATEARK」。前日15日の予選を勝ち上がった精鋭たちにより16日の準決勝・決勝大会が争われた。
今大会は、最高レベルのWOMENSクラスとMENS HIクラスにて前回と異なるフォーマットが起用され、上位9名が3ヒートに振り分けられ各ヒートの1位が決勝に勝ち上がり上位3名で順位を競う形に。準決勝以降は各ヒート3人での戦いとなるため、いつも以上にトリック選定など駆け引きが見られる展開となった。
photograph by Yoshio Yoshida/YUSF
WOMENSクラスにて並いる強豪を抑えて見事優勝したのは藤澤虹々可。各選手がハイレベルのトリックを繰り出す中、藤澤は準決勝でメイクできなかった「フェイキーバックサイド180フロントサイド50-50グラインド」という高難易度トリックをメイクするなど決勝での勝負強さを見せた。
photograph by Yoshio Yoshida/YUSF
一方、MENS HIクラスでは佐々木音憧と池 慧野巨そして根附海龍というX Gamesやワールドスケートなどの国際大会で優勝経験やメダル獲得を持つライダーによるマッチアップ。世界最高レベルの戦いが繰り広げられる中、根附が「ヒールフリップバックサイドテールスライドビッグスピンアウト」など世界大会でも披露するようなトリックを決め、見事優勝を収めた。
1日目の「G-SHOCK presents ULTIMATE TOUGHNESS」と同様に世界大会でも高得点が付くようなベストトリックの応酬に会場は終始大盛り上がりであった。
BMXフラットランド世界最強と言われる日本人選手たちにより繰り広げられたベストトリックバトル「FLATARK」
11月15日~16日の2日間にわたり開催されたBMXフラットランドの大会が「FLATARK」。スケートボードの大会「SKATEARK」と同様にARKLEAGUEにより開催された今大会。前回大会をよりアップデートした今回は、Mens Openカテゴリーにて決勝でベストトリックジャムセッションフォーマットを採用されたりとさらなるBMXフラットランドの可能性を探究し、ネクストレベルへ引き上げる大会となった。
photograph by Hikaru Funyu/YUSF
女子最高峰のWOMENSクラスの決勝では120秒という時間の中で高難度のトリックをまとめて強さを見せた本村果鈴が見事優勝。2位には高橋七衣、3位には鈴木仁菜と世界へ日本の強さを示すライダーたちが、ここ日本最高峰の大会で見せた。
photograph by Hikaru Funyu/YUSF
一方、MENS OPENクラスでは片桐悠や国内外で大活躍する若手選手たちが多く出場。各々が世界最高レベルに匹敵するトリックにトライするもメイクに苦戦する中、自身のハンマートリックである「気円斬」などのベストトリックを2つまとめ切った田圓尚人が優勝。2022年の優勝者の彼が3年ぶりにFLATARKのタイトルを勝ち取った。
左から田圓、森谷、大嶋
photograph by Hikaru Funyu/YUSF
国内最高峰のハイレベルワンフローの応酬!「ONE FLOW BATTLE 2025」
photograph by Jason Halayko/YUSF
「ONE FLOW BATTLE」はわずか10秒間の中で、難易度の高いトリックが詰め込まれた「ワンフロー」をメイクし競い合うパルクールの1 on 1のバトルだ。会場は観客が取り囲むように集まり、終始熱気のある雰囲気の中で試合は進行してていった。
photograph by Jason Halayko/YUSF
WOMENSではモモが優勝。高いジャンプ力とスピードを武器に、際どいバトルを次々と勝ち抜いた。MENS OPENではNichiruが優勝。小柄ながらスピン系トリックをコンボで決め切り勝利した。
photograph by Jason Halayko/YUSF
Proは他カテゴリーとは異なり、国内最高峰ならではの素人目にも全員がハイレベルと分かる競技内容となった。会場の盛り上がりは最高潮になり終始歓声が途切れない状況でバトルが行われた。
photograph by Jason Halayko/YUSF
日本フリースタイル界の熱気が集結「JFFC 10th」
2日間にわたって開催された「JFFC 10th」。15日には最終予選、16日には本戦トーナメントが実施。日本一の称号をかけたフリースタイラー達による熾烈な戦いが行われた。
本戦出場者には前回大会優勝者のAKIや、今バトルシーンにおいて最も勢いのあるYu-riなどが名を連ねた。また各地で開催されていた予選、そして15日に開催された最終予選を勝ち上がったプレイヤーも加わり、計32名によるトーナメントとなった。全国から実力者が集結し、誰が勝ってもおかしくない接戦のバトルが続いた。
photograph by Hama Show/YUSF
そんな中決勝に駒を進めたのは前回大会で3位の成績を収めたHiro-Kと関西予選から勝ち上がったShoheiだ。長年シーンの最前線に立ち、バトルだけでなくショーケースや後進育成など様々な場面で活躍し続けるベテランのHiro-K。またしてもこの決勝の舞台まで勝ち上がり、圧倒的なスキルと経験値を見せつけた。対するはMONSTER BALLAZに所属し、ジャンルの垣根を超えた活躍を見せるShohei。彼はバトルシーンからしばらく離れていたが、今年ドイツで行われた世界大会で優勝しその強さが健在であることを証明した。
photograph by Hama Show/YUSF
Hiro-Kは細かいテクニックや引き出しの多さを生かしたスタイル。音に対するアプローチもずば抜けており、隙のないムーブで攻める。一方Shoheiはフィジカルを生かしたダイナミックなムーブが特徴。逆立ちをしながらボールを足の裏でコントロールする「Jストール」という技を軸に、様々なバリエーションを見せる。全く異なるスタイル同士がぶつかり合った決勝戦は、Shoheiが勝利を収めた。
photograph by Hama Show/YUSF
またWomen’s Editionも同時に開催され、こちらも白熱したバトルが見られた。決勝は先日渋谷にて行われた世界大会で優勝しているMaiとこちらも同じく世界を舞台に活躍するmoe-K。観客をも巻き込む熱量が魅力的なMaiに対し、moe-Kは難易度の高い技を確実に決め切る。どちらもこの大会に向け用意してきた新技をメイクし、どちらが勝ってもおかしくない接戦に。内容の詰まった3ターンを戦い抜き見事優勝をつかみ取ったのはmoe-K。日本の女子バトルシーンのレベルの高さがうかがえる一戦であった。
photograph by Hama Show/YUSF
3×3「IMPACT – 3×3 TOURNAMENT」では国内から参加したプロチームが激突
3人制バスケットボール「3×3」は、10分間で一気に勝敗が決まるスピード感と、音楽が鳴り響く中で展開するエンターテインメント性が魅力の都市型スポーツ。選手たちが一瞬の判断力とフィジカルをぶつけ合う攻防は、初心者でも直感的に楽しめ、会場の熱気も桁違いだ。
今回開催された「IMPACT – 3×3 TOURNAMENT」では国内外の精鋭チームが集結し、路上カルチャーとスポーツが融合する“アーバン”な舞台でハイレベルな戦いが繰り広げられ、ストリートの躍動感と競技の迫力が凝縮された、ここでしか見られない熱戦に会場を沸かせた。
参加した12のプロチームの中から見事今回優勝したのはSHONAN SEASIDE。スピード感あるパス回し、キレのあるドリブルで得点を量産 3ポイントも高確率で沈め、接戦を制した。彼らのプレーに観客はコートサイドで観戦し、1プレーごとに大きな歓声が上がるほどの盛り上がりを見せていた。
photograph by Hama Show/YUSF
世界レベルの招待クルーバトル!「SUPER BREAK “Special Edition 5on5 Crew Battle”」
DAY2のYUSFを飾ったのは、日本唯一のオリジナル国際大会として国内外から厚い支持を集める「SUPER BREAK」特別版・5on5 Crew Battle。
今回はYUSF内の特別企画として行われ、世界レベルのブレイカーたちが選抜された招待4チームである、XII AFTER OURS、JAMILLZ、GOOD FOOT、YOUNG GUNZ ALL STARSが参戦。
序盤から各チームがキレのあるムーブと高密度な構成を繰り出し、初戦とは思えないほど激しいバトルが展開された。技が決まるたびに会場の熱は高まり続けた。
激戦を勝ち抜き、決勝へ駒を進めたのはXII AFTER OURSとGOOD FOOT。それぞれの強みと個性がぶつかり合い、観客の視線は二組の一挙手一投足に釘付けとなった。
そして、特別版SUPER BREAKを制したのはB-Boy Shigekix率いるXII AFTER OURS。安定したムーブと、個々の強みを最大限に引き出したチームワークで頂点に立った。
photograph by Hama Show/YUSF
“Special Edition”の名にふさわしく、最初から最後までハイレベルな攻防が続いたDAY2。
FINAL直前、3枠を懸けたラストバトル「DOUBLE DUTCH ONE’SSCENE 6」
photograph by Hama Show/YUSF
2日目は、今季の予選ラウンド最終戦となる「DOUBLE DUTCH ONE’S SCENE6」が開催された。この日でFINALへ進出する新たな3名が決まることもあり、会場は序盤から熱気に包まれた。
photograph by Hama Show/YUSF
決勝に進んだのは、SHU-BOYとdaichi。なんと19歳差の対決。世代の異なる2人が同じステージで戦う姿は、ダブルダッチの持つ幅広い世代層と技術力の多様さを象徴する瞬間となった。トップロックの振りはもちろん、一発の技で観客を驚かせるネタの多いSHU-BOYに対し、daichiは細かい足のステップや音の取り方、アイソレーションの技術で勝負。異なる世代・スタイルのぶつかり合いは、最後まで拮抗した熱戦となった。
そんな接戦を制したのはSHU-BOY。見事決勝を勝ち抜き、初のONE’S優勝、そしてONE’S FINAL への切符を手にした。
photograph by Hama Show/YUSF
この日のONE’Sは YUSF 内で最後に行われた種目でもあり、他競技終了後ということもあって、会場の視線はすべてONE’Sに集中。決勝では熱量がピークに達し、観客の興奮は最高潮となった。
最後に
今年は過去最大数の来場者数である70,000人と共に世界レベルのアーバンスポーツ競技コンテンツやストリートカルチャーをここ横浜赤レンガ倉庫で楽しんだ2日間となった。SNSでもトップ選手たちのパフォーマンスが多く投稿されるなど横浜から世界にアーバンスポーツが発信されていく様子が見受けられた。
イベント概要
開催名称:YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ25(略称 YUSF ʼ25)
会場:横浜赤レンガ倉庫イベント広場・赤レンガパーク(神奈川県横浜市中区新港1-1)
日時:2025年11月15日(土)・16日(日)11:00~20:00
入場料:無料 ※飲食や物販代金は別途必要。一部、有料の体験コンテンツあり。
主催:YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ25 実行委員会(株式会社横浜赤レンガ/ 明治商工株式会社/ 株式会社ローソンエンタテインメント/ 株式会社ゼータ)
共催:横浜市にぎわいスポーツ文化局
協力:一般社団法人ARK LEAGUE / 有限会社OVER THUMPZ / 株式会社IAM / 株式会社トリデンテ / 株式会社HANDOFF / 日本フリースタイルフットボール連盟 / 一般社団法人パルクール鬼ごっこ協会 / レッドブル・ジャパン株式会社
メディア協力:スカイA / FINEPLAY
協賛:三菱商事都市開発株式会社/ 本田技研工業株式会社/ サミー株式会社/ BOATRACE振興会/ THYM株式会社/ 株式会社竹中工務店/ MEMORY株式会社/ 学校法人岩崎学園
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