2019年2月15日、神奈川県横浜市西区・臨港パーク特設会場において、「アイスクロス」の国際大会「Red Bull Ice Cross World Championship Yokohama 2020」(以下、「RBIC Yokohama 2020」)の決勝が行われ、男子はキャメロン・ナーズ、女子はマクシー・プランテが優勝を果たした。
ナーズは横浜では前回の大会に引き続き2回目の優勝となり、今回の勝利で通算20勝目となった。
日本勢男子では山内斗真が、女子では山本純子、吉田安里沙が14日の予選、敗者復活戦を経て決勝へ進出していたが、山内はRound of 64で、山本、吉田はQuater Finalsで惜しくも敗退している。
山本はヒートを振り返り「悔しさが半分、しかしたくさんの人に見に来てもらうことができて嬉しさも半分。ラン自体は良かったが、先着2人のレベルが高かった。どうしたら今後その差を埋めることができるかを繰り返し考えていきたい」と、涙とともに心境を語った。
「アイスクロス」はアイスホッケーの防具、スケート靴を身につけ、段差や障害物が設けられた高低差のある全長最大約700m(横浜は350m)の氷の特設コースを滑り降り、その順位を争う競技。
大会はコースの難易度と獲得できるポイントによって4つのクラスに分けられており、今回の「RBIC Yokohama 2020」はATSX(All Terrain Skate Cross Federation)が主催する国際大会の中で最もクラスの高いATSX1000の大会となっている。ATSX1000の大会は今シーズンとしては初開催。
選手たちはATSX承認大会を転戦し、シーズンを通じて獲得したポイントが最も多いものが年間王者となる。
マクシー・プランテ / photo by Shuji Izumo
サイドアクトとして豪華ショーケースも開催
会場では、サイドアクトとしてアクションスポーツのアスリートたちによるショーケースも行われた。
BMXフラットランド・内野洋平、ブレイキン・B-BOY TAISUKE、B-BOY NORI、ダブルダッチ・REGSTYLE、フリースタイルバスケットボール・ZiNEZ、フリースタイルフットボール・横田陽介、Tokuraが代わるがわるステージに登場しパフォーマンス。
異なるカテゴリのアスリートが混成で行うフリースタイルジャムセッションも行われ、会場を大いに盛り上げた。

Red Bull Ice Cross World Championship Yokohama 2020 結果
男子
優勝:Cameron Naasz(キャメロン・ナーズ)USA
2位:Kyle Croxall(カイル・クロクソール)CAN
3位:Steven Cox(スティーブン・コックス)CAN

女子
優勝:Maxie Plante(マクシー・プランテ)CAN
2位:Jacqueline Legere(ジャクリーン・レジェール)CAN
3位:Amanda Trunzo(アマンダ・トルンゾ)USA

THE MOMENTS of 「Red Bull Ice Cross World Championship Yokohama 2020」





















Red Bull Ice Cross World Championship Yokohama 2020 開催概要
名称:ATSX 1000 / Red Bull Ice Cross World Championship Yokohama 2020
略称:レッドブル・アイスクロス横浜
会場: 臨港パーク特設会場(神奈川県横浜市西区みなとみらい1丁目1-1) 日時:2020年2月15日(土)OPEN 15:00 START 18:00
※雨天決行・荒天中止
※予告なく変更になる場合があります
内容: アイスクロス世界選手権(Red Bull Ice Cross World Championship)のATSX1000クラスの大会。
主催: レッドブル・ジャパン株式会社
後援: 横浜市
協賛:BFGoodrich、SUBARU、FAVRE-LEUBA
取材・文:金子修平
写真:Shuji Izumo / HAMASHOW