
河川や池でバス釣りをしていると、たまにブルーギルが掛かってきます。
そういうこともあるよな!と余裕の態度でリールハンドルを回していたら、いきなりとんでもない引きに襲われることが!
なにこれ、めっちゃ細長いからバスじゃないんだけど!?
釣り上げてみたら、一対のヒゲが口から伸びているニゴイでした。
ここでは、淡水エリアで結構釣れるニゴイについて、詳しく掘り下げてみましょう。
目が下向き加減で、ちょっぴり怖いんですよね、、
ニゴイとは
ニゴイとは、コイ目コイ科カマツカ亜科に属する淡水魚のことです。
コイと比較すると、そこまで丸々と太ってしまうタイプではありません。
スリムで頭が大きく、背びれが申し訳なさそうに小さく突き出ているのが特徴ですね。
ウロコ模様はハッキリ浮かび上がっていて、泳ぎも速めに感じます。
コイは何でも食べる雑食性ですが、ニゴイは小魚などを好むフィッシュイーター。
なので餌釣りよりも、ルアーをキャストしてリトリーブしていると、食い付いてくることが多いですよ。
生息域は、本州全域や四国・九州と範囲が広く、河川などの流れのあるところを中心に、池・湖でもその姿を見かけることがあります。
体長は大きくなると、軽く60~70センチ近く成長するものも。
当然フックに掛かると、強烈な引きでロッドをへし曲げてくれるファイターでもあります。
産卵時期は、毎年4月から。
コイやバスと重なるか、少し遅めのイメージですが、浅瀬を中心に産卵していることが多いですね。
藻や水草を食べることもあり、その稚魚も浅瀬で見かけることが増えてきますよ。
体力はかなり保持しているようで、一度徹底して釣ってみたことがあるのですが、季節によって居付く層が変わったりするので、ルアー釣りのターゲットとして面白い存在といえるでしょう。
「でもあのギョロリとした目つきが嫌だなぁ~、、」
確かに独特の目元をしているので、何匹が釣って慣れるしかないでしょう。