アジングゲームで流行っているアプローチは、ワームとジグヘッドを組み合わせたジグ単。
とてもシンプルで、アングラーがイメージしたレンジでアジを掛けることができますよ。
34からリリースされているゼログラヘッドなら、ハイレベルな表層での誘いをカンタンに実践することができますよ。
ここでは、ゼログラヘッドの特徴やインプレについてご紹介しましょう。
「表層で漂うようなジグヘッドって自作できるのかな?」
ヘッド部分の重さを相殺できるような工夫を加味すれば、何とかなるかもしれませんが、個人のスキルでそこまておこなえるかどうかといえば、かなり難しいのではないでしょうか。
ゼログラヘッドとは
ゼログラヘッドとは、アジング向けメーカーで知られている34=サーティフォーからリリースされている、オリジナルのジグヘッドのことです。
ウエイト設定は、全部で8種類用意されていますよ。
0.3グラム・0.4グラム・0.5グラム・0.6グラム・0.7グラム・0.9グラム・1.1グラム・1.3グラムの中から選ぶようにしてください。
0.4グラムと0.6グラムには、ヘッドのラインアイ前方に目印となる突起がデザインされていますから識別しやすいでしょう。
それでは、ゼログラヘッドの特徴について取り上げていきます。
まずは、そのヘッド部分に注目してください。
ウエイトとなる鉛の周囲に、なんと透明の樹脂がコーティングされていますよ。
これが浮力を持っている!というより、軽めのウエイトの割りにはボリュームのある体積を生み出しています。
ボリュームは、水中において抵抗となり、ボトムへ向かってフォールしようとするベクトルを抑え込みます。
ラインアイにはラインが結ばれていますから、そのテンションによってフォールベクトルは打ち消される仕組みに。
この綱引き状態を、アジングで実践されがちなロッドワークをおこなわずとも発生させてしまえるのが、ゼログラヘッドなのです。
なるほど、だからゼログラビティ=重力に引っ張られずに表層で漂わせることが可能なネーミングになっているわけですね。
実際に使ってみたインプレとして、確かにワームをセットしたジグ単を、表層に引き留めておくことができました。
そのままラインスラックを出したままなら、ゆっくりとフォールしていこうとします。
そこでロッドを立て気味にして、一切シェイクなどをせずにラインテンションのみ与えると、ジグ単はそこで居続けたのです。
まるで浮いているかのように見えるのが不思議ですが、この状態が活きてくるのが、アミパターンと呼ばれるアプローチでしょう。
アミパターンで使ってみたいゼログラヘッド!
アミパターンとは、プランクトンが大量に集まって表層に浮いている状態に、アジが集まってくることを指しています。
そのプランクトン軍団の中にジグ単を長い時間置いておくことができたら、釣れる確率は大いに上がりますよね。
ゼログラヘッドを用いたジグ単なら、ラインテンションを保ち続けることで、長時間置きを可能にしてくれます。
アジが近寄って来て、吸い込みバイトをおこなうまでの間、じっくり漂わせながら誘いをかけたいものです。
組み合わせるワームのカタチや浮力も影響を及ぼしてきますから、自分なりに組み合わせの検討をするようにしましょう。
ベストなセッティングが見つかれば、好釣果に直結するはずです。
ゼログラヘッドのフック形状に注目!
ゼログラヘッドのフック部分にも注目してみましょう。
オープンゲイブ=ハリ先が上を向いていることで、開いた状態になっていますよ。
これは、アジのバイトに合わせたもの。
アジはジグ単を吸い込んできますから、口の中に入りやすくて、ロッドを立てるだけで素早くフッキングできる形状にこだわったのです。
掛けてからはラインテンションを緩めずに引き寄せることで、バラシは軽減できますよ。
34のジグヘッドは、どれもフックの剛性が高く、アジ以外の魚が掛かってもランディングまで持ち込みやすくなっているのか特徴です。
ゼログラヘッドのデモンストレーション動画はこちら
ゼログラヘッドを操るのにおすすめのタックルをピックアップ!
ゼログラヘッドをジグ単にして操作するのに、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
まずは、ロッドから。
最大でも1.3グラムのヘッドウエイトしかないので、軽めのジグ単をキャスト可能なものがいいですね。
操作性の高さも求めるなら、あまりに長いブランクスにしないほうが扱いやすいでしょう。

メジャークラフト 2代目ソルパラX アジングロッド アジソリッド SPX-S642AJI-6.4フィート(約195cm)ソリッド穂先
メジャークラフトから出ているアジング専用のソリッドティップロッドです。
全長は6.4フィートで2ピース仕様、0.6グラムから10グラムまでのルアーをキャストすることができます。
適合するラインは、PEなら0.1号から0.6号まで。
エクストラファーストのブランクスで、EVAグリップが標準で付いています。
水に濡れた手で握っても、安定感のあるグリップ力を発揮してくれますよ。
実際に使ってみた印象は、とても軽くて振り回しやすいということ。
ソリッドティップの曲がり込みが素晴らしく、ショートバイトでも弾いてしまわないのがいいですね。
キャストの際のしなりから反発もスムーズで、飛距離もじゅうぶんに出せます。
もっと短いレングスのほうが操作性はアップするかもしれませんが、飛距離が欲しいときはこれくらいの設定のほうが扱いやすいですね。
実売価格は7千円前後と、とても低価格に収まっていますから、初心者の人がアジングをスタートさせるのにも向いているでしょう。
メジャークラフトのロッド群には、低い価格で扱いやすい機能が載せられています。
どんな釣りを始めるときにも、頼りになる選択肢といえそうですね。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 17 セドナ C2000HGS アジング メバリング 初心者向け
シマノの汎用型スピニングリール・セドナのC2000番モデルです。
ギア比は6.0対1なので、ハンドル1回転で79センチのラインを巻き取ることができますよ。
最大ドラグ力は3.0キロ、自重は215グラムと軽めに仕上がっています。
スプール寸法は、直径が42ミリでストロークが12ミリ。
ラインキャパは、PEラインの0.6号で150メートルになっています。
実際に使ってみると、ローターの回転は軽やかに立ち上がりますし、巻き取り時のライントラブルもしっかりと抑えられています。
ドラグの出は、やや重めの感じはしますが、緩めに調整しておけばラインブレイクにつながる感じはしませんね。
ハンドルノブをつまんだ状態で滑りはなく、安定したリトリーブをおこなうことができます。
ハイギア設定なので、ラインスラックの素早い回収とラインテンションの発生はスムーズ。
アジングを実践するのに、何ら問題はなくじっくり楽しめるでしょう。
実売価格は4千円台と、とても安い価格に設定されています。
複数個購入して、常に予備用にキープしておきたくなるコスパの優秀さが、大きなメリットですね。

34 ピンキー 200m 0.3号
34から発売中のアジングゲーム用エステルラインです。
比重が高いので水中にきっちり沈んでいきますし、伸びが抑えられていますから、ライトラインでもしっかりフッキングに持ち込めますよ。
カラーリングは、鮮やかなピンクで、それが商品名にも活かされています。
アングラーの目からは見えやすく、魚には警戒心を与え過ぎないカラーとして、広く知れ渡るようになりました。
アジングゲームを楽しんでいる人で、このピンキーを使っているケースはかなり多いのではないでしょうか。
実際にキャストしてみると、風の強い日でもポイントへ届けやすいですし、アタリも手元までよく伝えてくれる印象です。
ショックリーダーラインとのノットも安定していて、すっぽ抜けなどのライントラブルはほぼありませんね。
暗がりでも見やすい視認性の高さは、ラインメンディングにも役立ちます。
実売価格は千円台と、とてもリーズナブルな価格になっています。
購入しやすい価格なら、ライン交換も積極的におこなえますから、ラインブレイクも未然に防げることに。
ぜひ使ってみて、その扱いやすさを堪能してください。
ゼログラヘッドを駆使してアジングを楽しもう!
ゼログラヘッドの特徴や、おすすめのタックルについて取り上げましたが、いかがでしたか?
表層を横方向に引っ張る際に、水面まで飛び出さずに同じレンジをトレースできると、それだけでバイトの確率がアップしますよ。
ロッドワークを繰り出さずに、ラインテンションだけを与えることに終始してみましょう。
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