ジャッカルのバス釣り用中空フロッグ・カエラS2ビートを携えて、梅雨のリザーバーへ出かけてきました。
水面を叩く雨粒の中で、どんなふうに操ってバスを呼び込んだのか、その釣り方やインプレをご紹介しましょう。
「写真を見ると、めっちゃリアルな造形をしてるよね!」
その通り!顔周りの張り出しや太もも付近のボリュームに、こだわりが散りばめられていますよね。
2枚のコロラドブレードの効能にも注目です。
カエラS2ビートはジャッカルからリリースされている人気中空フロッグ!
カエラS2ビートはジャッカルから発売中の、中空構造になっている軟質系トップウォータールアーです。
2021年の5月には、新しいカラーが追加ラインナップされたばかり。
サイズ設定は、全長が55ミリとコンパクトにもかかわらず、ウエイトが14.0グラムもあります。
キャストしてみると、イメージした以上に飛距離が伸びていくのに驚かされますよ。
カエラS2ビートの特徴は、なんといってもその造形。
ボディの背中面と側面が角張って交わっている感じは、他の中空フロッグの丸みデザインと一線を画しています。
ロッドワークで軽めにトゥイッチを加えると、側面のエッジが水に引っ掛かるような動きをして、強めの攪拌をおこなってくれるのです。
モワッ!と高めの波を、一瞬で作り出せるのは嬉しいですよね。
しかもカエラS2ビートの浮き姿勢が、鼻先だけを水面から突き出した立ち浮きの姿勢なのです。
これなら移動距離を極めて短く抑えられるので、狭いピンスポットで丁寧に誘いをかけることが可能でしょう。
カエラS2ビートの実釣インプレ!
カエラS2ビートをラインに結んで、梅雨の時期に山間部のリザーバーで浮いてみました。
増水傾向で超満水状態、岸際のカバーはほとんどが水没しています。
当然いつもはオーバーハングだった場所も、木の枝や葉が水面に浸かっている状態。
まずは当日の有効なカバーを探り当てなければなりません。
水没カバーを上からルアーで叩いても、運良くバスが飛び出してくることは稀でしょう。
それならと、雨で崩れた斜面・崖などを探してみました。
赤土や岩が剥き出しになっているので、すぐに見つけられます。
ただし、いきなり近づくのではなく、遠くからじっくり観察してみましょう。
赤土や岩に混じって、そこに生えていた木が倒れていたら・・ビッグチャンス!
木の倒れている向きに注目して、沖に向かって真っすぐ伸びているのではなく、岸と平行に幹が倒れていたら、バスを数多くストックしている可能性が高まりますよ。
理由は、即席で発生した土砂崩れに対し、広範囲に伸びたカバーに成り得ているからです。
バスにとって隠れやすく、ベイトフィッシュを追い込みやすい条件が揃っていますよ。
横倒れの木と岸の間に追い込めますし、深場から追って木と挟み撃ちすることもできます。
狩りに適した環境条件が、梅雨の天候によってもたらされたわけですから、積極的に活用してくるバスは、少なくはないでしょう。

2枚のコロラドブレードを活かしたアプローチが◎!
カエラS2ビートには、2枚のコロラドブレードがお腹の下にぶら下がっています。
これが立ち浮き姿勢を支え、2枚がシンバルのように干渉して、音を発生させることもできますよ。
金属同士の干渉音をバスが聴くと、遠く離れていても接近してくれるきっかけになるでしょう。
またフラッシング効果も期待できるので、音と光の2つの要素を駆使することにつながります。
ボディのエッジラインに、沿うように配置されている専用ダブルフックは、絶妙な位置取りでフッキングの効率を高めています。
バイトがあってルアーが水面から消えたら、ラインテンションが張るのを待って、豪快にフッキングをおこなってみましょう。

カエラS2ビートを操るのに使いたいおすすめのロッドを選んでみた!
カエラS2ビートをキャストして操作するのに、おすすめのロッドを取り上げてみましょう。
ウエイトから判断して、Mパワー以上のブランクスを持ったベイトロッドがいいかもしれません。
あまりに硬過ぎると、ライナー性のキャストが増えてしまいます。
ゆるり・ふわりをイメージできる味付けのブランクスを、しっかり選びたいですね。

JACKALL(ジャッカル) BPM BP-C610M+
ジャッカルからリリースされている、Mパワープラスのベイトロッドです。
結構ティップが曲がり込んでくれるので、キャストフィールは軽快そのもの。
しっかりとルアーのウエイトを感じながら、ゆるりと前方へ押し出すキャストを心がけてみましょう。
全長は6.10フィートとじゅうぶんな長さを持っていて、ウエイトは125グラムです。
適合するルアーウエイトは、5グラムから28グラムまで。
カエラS2ビートのウエイトなら、上手く操るのにピッタリでしょう。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら16ポンドまで。
カバーやストラクチャーに擦りながら使うことを考えれば、太目のラインを採用したいですね。
実際に使ってみると、軽くバックスイングするだけで曲がってくれます。
狙ったポイントへ確実に届けられる心地よさを、しっかり体感できるでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
カエラS2ビートを駆使して梅雨のビッグバスを釣り上げよう!
カエラS2ビートの特徴や実釣インプレ、おすすめのロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか?
メーカー希望販売価格は、1,408円です。
さまざまなカラーを試しながら、バスの反応をチェックしたいですね!
ジャッカルの関連記事はこちら

カエラS2ビートで梅雨のビッグバスを釣りたい!実釣インプレ特集
スラリとスリムな形状のスパイテール70SSは、ジャッカルからリリースされているI字系ミノーです。

カエラS2ビートで梅雨のビッグバスを釣りたい!実釣インプレ特集
ジャッカルは、バス釣り向けのルアーメーカーとして絶大な人気を誇っています。 バス釣りのルアーは様々なメーカーから発売されていますが、今回はジャッカル製品に絞ってご紹介します! …
2021年06月17日FISHING JAPAN 編集部
カエラS2ビートで梅雨のビッグバスを釣りたい!実釣インプレ特集
人気ルアーメーカーのジャッカルからロッドがリリースされています。 よく知られているのは、大きな穴釣りブームを巻き起こした、エッグアームシリーズ。 それからシマノとのコラボで超…
2021年06月17日FISHING JAPAN 編集部