渓流域でイワナやヤマメ・アマゴなどのネイティブトラウトを狙うなら、アップストリームによるアプローチが有効です。

2022年にティムコからリリースされるシンキングミノー・ラウド45Sなら、しっかりと水流をとらえて泳いでくれるでしょう。

その特徴や使い方、おすすめのタックルについてご紹介します。

背中の張り出しが、とても個性的なデザインとなっています。

ラウド45Sってどんなルアーなの?

ラウド45Sとは、2022年ティムコから新発売となる、シンキング仕様の小型ミノーのことです。

渓流域に棲むネイティブトラウトをターゲットに、専用設計されたものです。

全長は45mmとコンパクトで、ウエイトは3.4g。

スピニングタックルなら、イメージしたピンポイントへ届けやすいウエイトバランスでしょう。

渓流を歩きながら上流へ向かって行くなら、アップストリームでのアプローチは必須で、平打ちアクションしやすいシンキングミノーは外せません。

ミノー本体のヘッド部分に、しっかりと水を受けてアクションを発生させることが求められるので、ヘッドから背中にかけて張り出したデザインが有効となります。

背中の張り出したフォルムデザインにすると、ただ巻きリトリーブしたときに、ウォブリングとローリングアクションが混在するようになります。

当然水を押すチカラは強くなって、水中のトラウトに気づいてもらいやすいでしょう。

またトゥイッチやジャークなどのロッドワークを繰り出したときは、強めのフラッシングを起こしながら平打ちアクションを実施。

これがバイトにつながっていくのは、間違いないといえそうです。

アップストリームのアプローチでは、ミノーの引きしろが短くなりがちです。

短い移動距離でしっかりとアピールするには、平打ちアクションも大振りではなく、急転回するようなつんのめり気味のアクションのほうが効くでしょう。

ラウド45Sなら、アングラーの望むメリハリのあるアクションを、意図的に引き出せるようになっています。

完全にリトリーブを止めて落とし込むと、水平姿勢になってシミーフォールを繰り出します。

プルプルと小刻みに震えながら底へ向かって落ちて行く様子は、弱った小魚そのもの。

これもバイト誘発の要因になり得ますから、上手く活用してアプローチのひとつに組み込んでおきたいものです。

もし浅瀬のそばに隣接した深場・トロ場のあるシチュエーションなら、シミーフォールを実践して潜んでいるトラウトを誘い出しましょう。

ラウド45Sの発売日が気になる!2022年リリースのネイティ...の画像はこちら >>

出典:ティムコ

ラウド45Sで底の位置や状態をチェック

ラウド45Sの長さ・45mmに対してウエイト3.4gなら、カンタンに底を叩いてしまう展開にはなりにくいのではないでしょうか。

底に接しなければ、根掛かりしてしまう確率は大幅に減ります。

そうなると手返しのいいアプローチを、どんどん実践できてしまえるので、トラウトが釣れる可能性は大きくなるはず。

キャストして着水したら、まずはただ巻き。

その次の展開として、底を取って水深がどれくらいあるか確定します。

そこからのアプローチは、底まで到達する時間を把握した上での、丁寧なスローリトリーブにシフトすると、釣果が伸びてくれそうな気がします。

計10種類のカラーバリエーションから選択可能!

ラウド45Sには、全部で10種類のカラーバリエーションが用意されています。

視認性が高く、シルバー系・ゴールド系・膨張色系などが豊富に揃っていて、渓流トラウトゲームの組み立てに活躍してくれるでしょう。

●001 LHヤマメカラー

●002 MHハクヤマメカラー

●003 LHシャートヤマメORベリーカラー

●004 LHテネシーシャッドカラー

●005 MHアカキンカラー

●006 HGピンクヤマメORベリーカラー

●007 パールヤマメカラー

●008 MHコバルトヤマメカラー

●009 グリーンハイランダー カラー

●010 HGオレンジフラッペ カラー

これまで使ったことのない配色があれば、ぜひ一度チャレンジしてみていいのではないでしょうか?

ラウド45Sの水中アクションシーンを収めた動画はこちら

出典:YouTube

ラウド45Sを上手く操作できそうなおすすめタックルを選んでみた!

ラウド45Sを操ってトラウトを誘うのに向いている、おすすめタックルを取り上げてみましょう。

あまりに長いブランクスのロッドだと、連続キャストやショートトゥイッチなどがやりにくくなります。

渓流というロケーションに合わせて、取り回ししやすい長さ・ウエイトのロッドを選んでみました。

ラウド45Sの発売日が気になる!2022年リリースのネイティブトラウトゲーム用ミノー

メジャークラフト 釣り竿 スピニングロッド トラウティーノ渓流モデル TTS-502UL

メジャークラフトからリリースされている、ネイティブトラウトゲームを楽しむためのスピニングロッドです。

全長は5.0ftとやや短めで、さまざまなキャストを繰り出しやすく設計されています。

仕舞寸法は80cmなので、渓流域に持ち込みやすい携行性を備えています。

適合するルアーウエイトは、1gから8gまで。

ラウド45Sなら、狙ったポイントへキャストしやすいでしょう。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら2lbから6lbまで。

PEラインなら、0.3号から0.8号まで扱えます。

実際に手にしてみると、コルクグリップが握りやすく、濡れたままの手のひらや指先でも操作性は変わりません。

ただ巻きリトリーブはもちろん、トゥイッチやジャークなどのロッドワークも実践しやすい印象です。

ジョイント部分も安定していて、ブランクスの曲がり込みもスムーズ。

これなら大型サイズのトラウトが掛かっても、慌てずに対処できるでしょう。

実売価格は1万円台と、とても安い価格帯に収まっています。

これならネイティブトラウトゲームを始めやすいですし、初心者アングラーのオールラウンドロッドとして有効活用できそうです。

ガイドシステムには、ラインが絡まりにくい形状のガイドフレームを採用しているので、積極的にキャストを増やしていけるでしょう。

ラウド45Sの発売日が気になる!2022年リリースのネイティブトラウトゲーム用ミノー

ダイワ(DAIWA) 21 フリームス FC LT1000S

低価格で豊富なスペックを誇る、フリームスシリーズの1000番モデルです。

ギア比は5.2対1ですから、ハンドル1回転させると64cmのラインを巻き取ることができるように作られています。

最大ドラグ力は5.0kgで、自重は軽めの180gです。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら2.5lbを100m巻けます。

PEラインなら、0.4号を130m巻くことが可能です。

ハンドルの長さは40mmで、ボールベアリングは5個装備されています。

実際にフィールドで使ってみると、とてもコンパクトでがっちりした印象です。

巻き心地に雑味が無く、丁寧になめらかにラインを巻き取れるようになっています。

キャストの際のライン放出もスムーズで、特にトラブルが発生したことはありませんでした。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

ショートディスタンスのキャストスキルを上げて、渓流で連続してアプローチを繰り出しながら、数多くのトラウトを掛けてみてください。

それに役立つスピニンクリールになってくれるでしょう。

ラウド45Sの気になる発売日はいつ?

ラウド45Sの気になる発売日は、2022年の3月を予定しています。

メーカー希望販売価格は、1,650円です。

ミノーといえば細長くスリムなものという概念が、いつのまにか出来上がっていましたが、このミノーを使えば払拭できそうです。

これまで攻略できなかった渓流があるなら、次回の釣行にはラウド45Sを持参して、積極的に攻めてみましょう。

ティムコ公式サイト

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