ベイトフィッシュと見間違うほど小型にシェイプされたシルエットなら、バスの捕食スイッチをオンにしてくれるでしょう。
2022年ティムコから新発売されるミノー・レヴァリエミノー55SPを詳しくチェック。
特徴はもちろん、使い方やマッチしそうなおすすめタックルについてご紹介します。
レヴァリエミノー55SPとは
レヴァリエミノー55SPとは、2022年ティムコからリリースされる、軽量小型ミノーのことです。
サイズ設定は、全長がなんと55mmとかなり小さめ。
細くて華奢に映るフォルムは、日本のリザーバーなどに生息しているワカサギや稚鮎にそっくりです。
ワカサギといえば、産卵を終えると弱って表層でピクピクと震えている様子を見かけますが、これをバスが狙わないはずがありません。
対象が無防備なほど、フィッシュイーターたちは襲い掛かろうとしますから、レヴァリエミノー55SPでそういう姿を演出するようにしましょう。
ウエイトは2.3gですから、かなり軽いハードルアーということに。
ワームのノーシンカーリグレベルの軽さなので、操るタックルも絞られることになります。
最新のベイトフィネスタックルなら対応できそうですが、広範囲をくまなく探ろうとすれば、やはりしなやかなブランクスを持った、スピニングタックルに頼りたいものです。
ライトラインをスピニングリールに巻いて、ショアからのロングキャスト。
弱ったワカサギが泳ぎ着くような風下や藻の生えたカバー周り、それから水通しの良い岬周辺などを、丁寧にチェックしていきましょう。
レヴァリエミノー55SPの浮力セッティングは、サスペンド仕様です。
リトリーブしてリールハンドルを止めると、潜行した層にピタリ!と留まるように作られています。
水面へ浮上せず、またボトムへ向けてフォールもおこなわず、同じ位置で居続けるミノーの存在感は、バスにとって極めて魅力的に見えるはず。
動かないことが、無防備感をより膨らませるからで、そんなワカサギや稚鮎をバスは放っておかないでしょう。
そこからロッドワークを駆使して、連続トゥイッチを繰り出します。
あっ!生きていたのか!元気があるじゃないか!と直感するであろうバス。
このままだと逃げられてしまうかも!と、焦りを感じるかもしれません。
その焦燥感が、バイトを決意するトリガーになったとしても、何ら不思議ではないでしょう。
レヴァリエミノー55SPのシンプルで飽きのこないデザインなら、釣り場のさまざまなシチュエーションに投入できます。
風の強い日なら、風上から風下へ向けてドリフトアプローチするのも、キャスト一辺倒の釣り方に一石を投じることになるはずです。
自分なりにいろいろ試してみましょう。
レヴァリエミノー55SPの使い方をチェック!
レヴァリエミノー55SPの使い方として、まずやってみたいのは、沖合いのボイル撃ちです。
釣り場に着いて水面を見渡し、何か変化のあるところ、すなわち波立って生命感のあるポイント目掛けてロングキャストしてみましょう。
着水したらすぐに動かすのではなく、しばらくポーズを入れます。
そのときラインにはゆっくりテンションをかけて、たるんでいる状態を真っ直ぐな状態に切り換えておきます。
そうすることでラインの存在感を弱くし、迷いなくバイトできる状態を作り出せるのです。
もうひとつやってみたいのが、ワンドの奥のシャローカバーエリア。
バスが捕食の際にベイトフィッシュを追い込む場所ですから、アプローチして着水即バイトを取れるかもしれません。
フッキングできる構えを取り、いきなりのチェイスに反応できるように準備しましょう。
合計6種類のカラーバリエーションから選択可能!
レヴァリエミノー55SPには、全部で6種類のカラーバリエーションが用意されています。
●285 ギンアユカラー
●289 ゴーストワカサギカラー
●423 キララワカサギカラー
●511 エリートワカサギカラー
●513 ピンクSLワカサギカラー
●514 SLワカサギカラー
やはりワカサギのさまざまな状態をイミテートした配色が多く、絶妙な色合いを引き出せている感じがします。
透過系の配色もあるので、日照の当たり方によって色調が切り替わるでしょう。
それが程良い刺激となり、誘いの要素として効果を発揮するかもしれません。

レヴァリエミノー55SPをキャストするのに使ってみたいおすすめタックルを選んでみた!
それではレヴァリエミノー55SPをキャストして操るのに適した、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
2.3gのウエイトを活かしてキャストを繰り返すなら、ULパワー前後のスピニングロッドがマッチします。
そこにライトラインを巻いたスピニングリールを装着して、フィールドに臨むようにしましょう。

ティムコ(TIEMCO) フェンウィック リンクス LINKS63SL-2J
フェンウィックブランドのLパワーブランクスを持ったスピニングロッドです。
全長は6.3ftとショートレングスなので、取り回ししやすい長さに設計されています。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら3lbから6lbまで。
適合するルアーウエイトは、1.8gから5gまでですから、レヴァリエミノー55SPをキャストして操るのに丁度いいでしょう。
平均重量は98gと、軽めになっています。
実際に手に取ってみると、素直なテーパーのブランクスで、軽量・高感度な印象です。
よく使われるライトリグはもちろんのこと、小型のシャッドプラグやミノーなどのハードルアーを扱うのに長けています。
キャスティングは安定していますし、細やかなロッドワークを繰り出すのも実践しやすいでしょう。
実売価格は2万円台と、とてもリーズナブルな価格に収まっています。
定番のコルクグリップは握り込みやすく、手元に伝わってくる情報も多いので、フッキングのタイミングを図りやすいでしょう。
トゥイッチを効果的に使いながら、止めて誘いをかけてみてください。
レヴァリエミノー55SPの特徴をきっちり引き出せるはずです。

ダイワ(DAIWA) スピニングリール 20 レブロス LT2000S (2020モデル)
コスパ優秀なレブロスシリーズの中から、小型軽量な2000番モデルを選んでみました。
ギア比は5.2対1になっていて、ハンドル1回転につき68cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
標準自重は200gで、最大ドラグ力は5.0kg。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら3lbを150m、PEラインなら0.4号を200m巻けます。
ハンドルの長さは45cmで、ボールベアリングは4個搭載しています。
実際に手に取ってみると、ローター回転は滑らかで、ドラグのレスポンスも良好です。
ハンドルも軽快に回ってくれますから、手返しよくさまざまなポイントへレヴァリエミノー55SPを送り込めるでしょう。
実売価格は6千円台と、とても低価格な設定に収まっています。
これならロッドと一緒に購入するのも、検討しやすいかもしれません。
PEラインを巻く場合は、2号前後のショックリーダーラインを結ぶようにして、カバーやストラクチャーに接触してもカンタンに破断しないようにしておきましょう。
レヴァリエミノー55SPの気になる発売日はいつ?
レヴァリエミノー55SPの気になる発売日は、2022年の12月を予定しています。
メーカー希望販売価格は、1,540円です。
小型のサスペンドミノーを駆使して、なかなか口を使ってくれないタフコンディションのバスを、フッキングに持ち込んでみましょう。
正確なキャストと柔軟なロッドワークによるトゥイッチが、生命感溢れる存在としてレヴァリエミノー55SPを際立たせてくれるに違いありません。
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