ファミリーや仲間と一緒に防波堤や海釣り公園へ出向いて、ワイワイ騒ぎながら楽しめるのが、サビキ釣りです。

今まで体験したことのない人は、難しい釣りに思えるかもしれませんが、実はとてもカンタン。

仕掛けを自作しなくてもサビキ釣りをスタートすることができるので、その釣り方を分かりやすくご紹介しましょう。

サビキ釣りに必要な知識ってナニ?

サビキ釣りのやり方は、とてもシンプルで分かりやすいものです。

誰でも気軽に楽しめる海釣りなので、ぜひチャレンジしてみましょう。

サビキ釣りでは、コマセと呼ばれる撒きエサを使います。

これを海に撒いて、周囲に居る魚たちを引き寄せ、その群れの中にサビキ仕掛けを投入。

撒きエサを食べていた魚たちが、誤ってサビキのほうを口にしてしまうところを釣り上げます。

防波堤や海釣り公園なら、アジやイワシ・サバなどの小魚が掛かってきます。

体長20cm前後のものが多く、初心者アングラーでもアタリを取って釣り上げることができるでしょう。

子供も手軽に楽しめるので、ファミリーフィッシングを代表する釣り方となっています。

それでは、サビキ釣りに適した時期や釣り方・使う道具についてピックアップしてみます。

【3分で分かるサビキ釣り】仕掛けや釣り方を詳しくチェック!の画像はこちら >>

出典:YouTube

サビキ釣りに適した時期っていつ?

サビキ釣りに適した時期は、アジやイワシ・サバなどの群れが接岸してくるタイミングです。

具体的には、海水温が上昇する時期がベスト。

5月のゴールデンウィークぐらいから夏にかけてが、さまざまな魚たちの姿を見つけることができるのではないでしょうか。

一気に接岸してくるので、釣り場情報をしっかり集めておくと、出かけるタイミングを逃してしまわずに済みます。

ネットを検索してもかまいませんし、釣り場近くの釣具店やエサ屋さんに連絡をして、サビキ釣りで釣れているか尋ねてみてください。

サビキ釣りに適したポイント選びも重要です。

防波堤に立ったとき、どこで釣りをスタートさせてもいいのではありません。

おすすめのポイントは、水通しの良い場所。

例えば、防波堤の先端付近なら、常に水が動いていて、魚たちの活性も高いでしょう。

しかも新しい魚の群れが、次々に接岸してくる可能性も高いポイントなのです。

海中を眺めて、沈みテトラなどの障害物が無いほうが、サビキ仕掛けが引っ掛からずに手返しのいい釣りを展開できます。

ただし、障害物が沈んでいると、大型のロックフィッシュなどが潜んでいるかもしれません。

それを釣るには、サビキ釣りのような多点仕掛けよりも、ブラクリ仕掛けのような穴釣りアプローチが効果的でしょう。

釣り場のシチュエーションに合わせて、臨機応変に対処したいなら、穴釣り仕掛けも持参することをおすすめします。

サビキ仕掛けを用いた釣り方をマスターしよう!

サビキ仕掛けによる釣り方は、とてもシンプルです。

ロッドとリールを用意して、リールからの道糸にサビキ仕掛けを結び付けます。

サビキ仕掛けは自作する必要はなく、釣具店や100円ショップのダイソーなどで、サビキ仕掛けセットが販売されていますから、そちらを購入して使うようにしましょう。

コマセカゴの付いたサビキ仕掛けにすれば、釣り場で取り出して道糸に結び、コマセカゴに練りエサを入れれば準備完了です。

そのまま海中へサビキ仕掛けを投入、最も先端にぶら下がっているコマセカゴが海底に着いたら、リールハンドルを回して道糸を張り、ロッドを上下に動かす=サビいてみてください。

その動作により、コマセカゴからエサが放たれ、その中を上下にサビキ仕掛けが動くことに。

アジやイワシ・サバなどなら、このサビキ仕掛けをアクションに、思わず食い付いてしまうでしょう。

サビキ釣りに適している時間帯は、朝夕のマズメ時。

その時間帯は、魚たちの活性がとても高く、サビキ仕掛けの誘いに機敏に反応してくれるでしょう。

サビキ釣りのやり方を分かりやすく解説している動画はこちら

出典:YouTube

サビキ釣りに実践するのにおすすめのロッド&リールをピックアップ!

サビキ釣りを実践するのに使ってみたくなる、おすすめのロッドとリールをご紹介しましょう。

ロッドは、振り出し式の磯竿やキャスティング用ロッドがマッチします。

あまり重いウエイトのものを選ぶと、上下にサビく動かし方を続けるのが困難です。

軽めでやや張りのあるタイプが、長い時間サビキ釣りをするのに向いているでしょう。

【3分で分かるサビキ釣り】仕掛けや釣り方を詳しくチェック!

プロマリン(PRO MARINE) ブルーベイ磯 3-430

プロマリンブランドからリリースされている、振り出し式の磯竿です。

全長は4.30mですから、防波堤や海釣り公園などの足場の高いポイントからでも、アプローチしやすいでしょう。

継数は4本で、仕舞寸法は116cmにまで縮まります。

ここまで短く収まるのなら、クルマのトランクルームへの積み込みも、釣り場への持ち込みもスムーズにおこなえるはずです。

自重は223gで、先径/元径は1.6/24.4mmです。

錘負荷は、1号から8号まで。

ブランクスのカーボン素材含有率は、50%となっています。

実際に手に取ってみると、素材にグラスファイバーが含まれているので、ロッドティップからベリーにかけてよく曲がる印象です。

それでもダルさはなく、ブレの収束も早めではないでしょうか。

サビキ仕掛けをぶら下げた状態でやや曲がり込むので、魚が掛かっても曲がりによる追従が発生しやすくなっています。

バラシを抑えて数釣りをするのに、とても適した調子といえそうです。

実売価格は2千円台と、とても低価格な設定に収まっています。

家族の人数分のロッドを揃えたいときなどに、とても重宝するでしょう。

釣行から帰宅したら、継目部分の塩気はしっかりと取り除くようにしたいものです。

そのまま放置すれば、乾燥して塩が固着し、スムーズに振り出せなくなる恐れがあります。

ロッドのメンテナンスは、リールと同様にこまめに実施しておくようにしましょう。

【3分で分かるサビキ釣り】仕掛けや釣り方を詳しくチェック!

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 19 シエナ 2500 2.5号 150m糸付 バス エギング シーバス トラウト

シマノの汎用型スピニングリール・シエナシリーズの2500番です。

ギア比は5.0対1なので、ハンドル1巻きにつき71cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

実用ドラグ力は2.0kgで、最大ドラグ力は4.0kgです。

自重は250gで、スプール寸法は直径が45mmでストロークが14.5mm。

ラインキャパは、ナイロンなら2.5号を150m巻けます。

ハンドルの長さは55mmで、ボールベアリングは3個搭載しています。

実際に使ってみると、とても軽やかにハンドルを回すことができる印象です。

ローター回転もスムーズで、魚が掛かってからの回収もスピーディーにおこなうことができます。

実売価格は3千円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。

サビキ釣り用に複数個スピニングリールを購入したいときに、とても検討しやすい価格ではないでしょうか。

ラインローラー部分にゴミなどが溜まりやすいので、常に拭き取りメンテナンスをおこなうようにしてください。

またナイロンラインは水分を吸いやすいですから、変色などの劣化が確認できたら、すぐに巻き換えるようにしたいものです。

サビキ釣りを家族や仲間みんなで楽しもう!

サビキ釣りの特徴や釣り方、おすすめのロッド&リールをご紹介しましたが、いかがでしたか?

防波堤や海釣り公園では、隣りのアングラーとの距離をじゅうぶんに開けて、密状態にならないように心がけましょう。

釣り上げた魚は、その場で締めてから持参したクーラーボックスで保管するのがベスト。

ライフジャケットは必ず着用して、安全最優先でサビキ釣りを楽しんでください。

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