鯛の種類ってどれだけあるの？真鯛と黒鯛の釣り方チェック

2022年06月04日(土)07:01

釣りの対象魚として人気の高い鯛ですが、その種類はなんと200を超えるといわれています。

その中から代表的な2種類、真鯛と黒鯛について詳しくご紹介しましょう。

生態や特徴、そして釣り方など、知っておきたいことをひとつずつピックアップします。

真鯛ってどんな魚なの？

鯛の種類の中で、ボディが赤いことで知られているのが、真鯛です。

掛けてからの引きはバツグンで、味も絶品ですから、多くのアングラーが追いかけるのも分かる気がします。

孵化してから稚魚の間は、浅いエリアで生息していますが、2年から3年が経過すると沖合いへ移動する習性を持っています。

ショアからのキャスティングゲームでも、船釣りでもよく釣れるのは、幅広い海域に棲む拠点を置いているからです。

ショアからのアプローチでは、ミノー・メタルジグ・キャスティング鯛ラバなどによく反応してきます。

潮通しの良い場所を見つけて、ボトム付近を丁寧にトレースしていると、ガツン！と強いアタリが。

比較的ためらい無く食い付いてくるので、居場所さえ絞り込めると好釣果が期待できるでしょう。

エギングゲームをしていて、エギを葉巻食いされたことは何度もありますし、磯場でシーバスゲーム用ミノーをリトリーブしていても、豪快に食い付かれたケースも多いです。

特に産卵の時期には浅瀬へ乗り込んできますから、そこにルアーを通せば反応してしまうのでしょう。

船釣りなら、昔からおこなわれている一つテンヤ仕掛けに、エビを付けてアプローチする釣り方が有名です。

ボトムまで落とし込んで、地形変化や藻の周辺を丹念に探っていると、食い付いてくることが多いです。

エサを用いずに手返しよく探りたいなら、メタルジグや鯛ラバを使いましょう。

特に鯛ラバゲームは、昨今の真鯛釣りで極めて多くのアングラーから支持されています。

専用の乗合船・ガイド船が数多く仕立てられていて、週末の予約はどこもいっぱいの状況が続いています。

真鯛を釣ってみたい！と望んでいるアングラーが多く、尚且つ鯛ラバゲームの魅力にハマってしまうケースが増えているのでしょう。

鯛ラバ仕掛けは、スカートやネクタイにこだわることができ、ヘッドパーツの重さを変えることで、深い層をきっちり探ることができます。

潮の流れにもしっかり対応できますし、真鯛の興味を惹き付けるカラーバリエーションが豊富なのも強みでしょう。

鯛の種類ってどれだけあるの？真鯛と黒鯛の釣り方チェックの画像はこちら >>

出典：魚図鑑

黒鯛の釣り方をチェック！

鯛の種類の中で黒い色をしている魚といえば、黒鯛が挙げられます。

こちらは河川が絡む汽水域を好む習性を持っていて、河口域を中心にあちこちで泳いでいる姿を見かけます。

関西地方ではチヌと呼ばれ、よく似た体色を持つキビレも、釣り対象魚として人気です。

黒鯛の釣り方は、エサでもルアーでもアプローチすることができます。

まずは、エサ釣りから。

雑食性なので、通常のエサであるオキアミやゴカイなどに食い付きますし、貝類やコーンなどの穀物にも反応してきます。

ヌカダンゴによる集魚効果を活用したアプローチや、ウキフカセ釣りなど、さまざまな釣り方が編み出されているのが特徴といえるでしょう。

ルアーで黒鯛を狙ってみたい！

黒鯛の釣り方として最近脚光を浴びているのが、ルアー釣りです。

ポッパーやペンシルなどの水面に浮くトップウォータールアーに対して、果敢にアタックしてくる習性を持っています。

またボトムを這うように演出しても食い付いてくるので、ホグ系ワームをテキサスリグやフリーリグにセットして、ズル引きするアプローチも効果的でしょう。

シンカーの重さを調整して根掛かりトラブルを抑えつつ、ワームのカラーをローテーションしながら、リグのセッティングを煮詰めていきます。

黒鯛は歯が硬めでアゴのチカラが強いので、フックがカンタンに曲げられてしまうことがあります。

剛性・耐久性の高いフックを選ぶようにして、常にハリ先をチェックし、交換しながらキャストを繰り返すようにしましょう。

魚のアップ写真

出典：魚図鑑

黒鯛をルアーで釣るのにおすすめのタックルを選んでみた！

黒鯛をルアーで釣るのに向いている、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

流行りのフリーリグでボトムをじっくり探るつもりなら、ベイトタックルのほうが太いラインを使えて扱いやすいです。

黒鯛のアタリを手元で感じ取るために、感度の良好なブランクスを持ったロッドを選びましょう。

ダイワ(DAIWA) 21 ブラックレーベルトラベル C66M-5

ブラックレーベルシリーズの中から、モバイル系ベイトロッドを選んでみました。

持ち運びがバツグンに便利ですから、さまざまな釣り場で活用しやすいでしょう。

全長は1.98mなので、振り回しやすいことがプラス要素になります。

継数は5本で、仕舞寸法はたったの46cmに縮まります。

これなら旅行バッグに収納することも可能なので、旅先で見つけたポイントで釣りを楽しんでみましょう。

自重は115gと軽めで、先径/元径は2.3/13.9mmです。

適合するルアーウエイトは、5gから28gまで。

トップウォータールアーからフリーリグまで、幅広くキャストすることが可能です。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら8lbから16lbまで、PEラインなら4号まで使うことができます。

ブランクスはレギュラーテーパーで、カーボン素材の含有率は99%になっています。

実際に手に取って振ってみると、ダイワらしい継目の処理が施されていて、ガタつきや異音はまるで感じられません。

美しいベントカーブを描いてくれますから、大型魚が掛かっても安心してやり取りを楽しめるでしょう。

実売価格は3万円台と、スペックに見合った価格帯に設定されています。

各メーカーからモバイル系ロッドがリリースされていますが、さまざまな釣りにオールラウンドに対応できるものが、高い支持を受けている印象です。

このブラックレーベルシリーズならショアからのキャスティングゲームで、幅広く活躍してくれるはずです。

ダイワ(DAIWA) ベイトリール 22 タトゥーラ TW 80(2022モデル)

2022年に新発売されたタトゥーラTWシリーズ、80番サイズのノーマルギアモデルです。

エクストラハイギアモデルも選べるので、自分の釣りスタイルにマッチしたものを手に取るようにしてください。

ギア比は6.3対1ですから、ハンドル1回転につき63cmのラインを巻き取ることができるように作られています。

最大ドラグ力は4.5kgで、自重は180gと軽め。

スプール寸法は、直径が32mmで幅が21mm。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら12lbを100m巻けます。

ハンドルの長さは85mmと短めで、ボールベアリングは7個採用しています。

実際に手に取ってみると、手のひらで包み込めるほどコンパクトな設計です。

これならしっかりとパーミングしてから、フッキング動作へ移れるでしょう。

TWSによるライントラブルの無さも秀逸で、どんどん積極的にキャストを繰り出すことができます。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。

海水エリアで使った後は、必ず真水による洗浄メンテナンスを実施してください。

レベルワインドやスプール周り・ハンドルノブ周辺など、塩気が付着しそうなところは入念に洗うようにしたいものです。