ラストエースのフローティング=Fタイプなら、水面でもがくリアルなベイトフィッシュを演出することができます。
2023年には、新しいカラーバリエーションが仲間入り。
その特徴や使い方、おすすめのタックルについて、詳しくご紹介しましょう。
ラストエースのFタイプとは
ラストエースのF=フローティングタイプとは、エバーグリーンから発売中のバス釣り用ワームのことです。
素材は、ワーム素材として有名な塩ビではなく、よく伸びるエラストマーを使っています。
エラストマーの基本特性として、高い浮力と強度が備わっているのですが、このラストエースFタイプは、それを上手く活用して水面に浮かび上がるように作られています。
サイズは、3種類用意されています。
80Fは、全長80mm。
95Fは、全長95mm。
110Fは、全長110mmです。
2023年に新しいカラーバリエーションが追加されるのは、80Fと95Fのみとなっています。
ラストエースのFタイプは、リアルシルエットにデザインされています。
ベイトフィッシュ同様の背ビレ・尻ビレ・尾ビレが付いていて、リアルなボディシェイプがバイトを誘います。
3Dのリアルアイが頭部に付いていて、小魚の目玉を立体的にイミテートしています。
弱々しさがしっかりと浮かび上がっていますから、バスもバイトを決断しやすいかもしれません。
ラストエースは、ダブルカラーリングを採用しています。
複雑で立体的な表現を実施するために、塗装とプリントの両方を活用しているのです。
ベイトフィッシュが持っている生々しいヌメリ感を、再現できているのではないでしょうか。
ラストエースの頭部先端には、ガイド穴が空いています。
この穴からフックやネイルシンカーを真っ直ぐに素早くセットできます。
それからパッケージにもこだわりがあり、専用トレイに収まった状態で販売されています。
繊細なヒレなどが、型崩れしないための工夫といえるでしょう。
トレイ部分とフタが分離しない一体型パッケージになっていて、フタが不意に開いてしまうことも防いでいます。
この専用トレイのまま、タックルバッグやタックルケースに収納できるのは嬉しいです。
エラストマー素材なので、他のワーム・ルアーと接触すると溶け出す危険がありますから、専用トレイが防いでくれるでしょう。
ラストエースFタイプの実釣インプレ!
ラストエースのFタイプを、実際にフィールドで使ってみました。
採用したリグは、2種類。
まず始めに試したのは、背ビレの付け根部分にマスバリの1番サイズをちょん掛けにする、ノーシンカーワッキーリグ。
キャストはしやすく、意図したピンポイントにカンタンに送り込むことができました。
強度の高いエラストマー素材の効果が、しっかり表れているのではないでしょうか。
着水させてから、ピクピクと傷付いて弱ったベイトフィッシュの姿を演出。
すぐに真下にバスが接近してきて、じっと凝視しています。
静止させると緊張感が走り、再度ピクピクさせると、エラを膨らませます。
何度かおこなっているうちに距離が縮まり、ラストエースのお腹部分をパクリ。
マスバリまで届いていないので、そのままピクピクを続けていると、2回噛み直してラストエースは口の中へ。
このタイミングでフッキングしたら、上手く上アゴにマスバリが刺さりました。
もうひとつのリグは、オフセットフックの2/0番サイズを利用した、ノーシンカーリグ。
オーバーハング下へスキップで送り込むことができ、ビッグサイズのバスを掛けることができました。
合計3種類のカラーバリエーションが追加ラインナップ!
ラストエースの95Fには、2023年に3種類の新しいカラーバリエーションが追加されます。
●スーパーワカサギカラー
●ネオンワカサギカラー
●ベイビーシャッドカラー
80Fには、スーパーワカサギカラーのみ追加ラインナップされます。

ラストエースFタイプを操るのにおすすめのタックルを選んでみた!
ラストエースFタイプをキャストして操作するのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、軽いリグをロングキャスト可能なスピニングロッドがマッチします。
リールは、2500番サイズのスピニングリールを装着してください。

シマノ(SHIMANO) バスロッド 20 ゾディアス バーサタイル スピニング グリップジョイント 264L フィネスバーサタイル ライトリグ全般
シマノからリリースされているバス釣り用スピニングロッド・ゾディアスシリーズの中から、264Lを選んでみました。
全長は1.93mになっているので、ややショートレングスで操作性は高いでしょう。
2ピース仕様で、グリップジョイント方式を採用しています。
仕舞寸法は、長めの167.7cmになります。
ウエイトは95gと軽めで、ブランクスの先径は1.4mmです。
適合するルアーウェイトは、3gから10gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら3lbから6lbまでです。
グリップの長さは203mmで、ブランクスのカーボン素材含有率は、99.6%になっています。
実際に手に取って振ってみると、じゅうぶんな張りが備わったブランクスに仕上がっている印象を持ちました。
グリップはスリムで、大型魚が掛かってもしっかり握って耐えられるようになっています。
実売価格は1万円台と、とても低価格な設定に収まっているのが嬉しいです。
ロッドを立て気味に構えて、ラインをたるませた状態を作ってください。
そのラインを張るために、ロッドを手前に、つまり垂直に近いところまで立てます。
ラインが張り詰めた瞬間、ロッドを前に倒して緩めてください。
この繰り返しをすれば、ライトエースの移動距離を抑えながら、ピクピクアクションを継続できるでしょう。

シマノ(SHIMANO) 22 ミラベル 2500SHG
シマノから発売されているスピニングリール・ミラベルシリーズの中から、2500番サイズのハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は6.2対1なので、ハンドル1巻きにつき91cmものラインを巻き取ることができるようになっています。
これならキャストしたラストエースを、手返しよく回収して次のキャストへ移れるでしょう。
実用ドラグ力は2.5kgで、最大ドラグ力は4.0kg。
ウエイトは205gと軽めで、スプール寸法は直径が46.5mm、ストロークが14.5mmです。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら5lbを110m、PEラインなら0.6号を200m巻けます。
ハンドルの長さは55mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。
実際に手に取ってみると、とてもコンパクトで巻き心地は滑らかな印象を持ちました。
ローター回転は素早いですから、糸フケが発生してもあっという間に回収できるでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
2500番サイズなら、じゅうぶんなラインストック量をキープできるので、ロングキャスト対応も含め、釣り場で重宝するでしょう。
もしPEラインをスプールに巻くつもりなら、その先端にはモノフィラメントラインのショックリーダーを結ぶようにしましょう。
PEラインのまま根ズレを引き起こせば、一瞬でラインブレイクしてしまうかもしれません。
ラストエースFタイプを駆使してビッグフィッシュをゲットしよう!
ラストエース80F・90Fの特徴や使い方・新カラーや、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
メーカー希望販売価格は、1,200円から1,500円です。
水面で粘って誘いをかける!という特性を持っていますから、さまざまなシチュエーションで使ってみたくなるワームといえそうです。
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