ダイワのシーバスゲーム用ルアー・モアザン バーストアッパーに、小型サイズの80Fが追加されました。

既存の140Fをヘビーユースしているので、ダウンサイジングによる影響を知りたいと思い、実釣で試してみます。



元々90mm以下のサイズのトップウォータールアーは、カバーや人工ストラクチャー周りで効果的なので、80Fにも期待してしまいます。

モアザン バーストアッパーってどんなルアーなの?

モアザン バーストアッパーとは、ダイワからリリースされている、シーバスゲーム用トップウォータールアーのことです。

既存モデルとして、3連フッカータイプの140Fが先に発売。

28.5g(ラトル入りは30.5g)も自重があるので、喫水が絶妙で、水をしっかり押し込みながら前進するルアーに仕上がっていました。

なので、リトリーブの最中はもちろん、キルを入れた瞬間にも、頭部からボディ全体が上下に振れます。

これがシーバスに効く!とまでは、言い切れませんが、強いダイビングや首振りスプラッシュに嫌気を出すシーバスには、とても効果的なケースがあるのです。

例えば、あまり風の無いシチュエーション。

水面の変化がそのまま刺激=誘いになるようなときに、この手押し洗いのような上下振れは、シーバスをしっかり呼び込んでくれるのです。

過去にリリースされたスプラッシャーと比較すると、水を安定して押すチカラは、140Fのほうが良いと感じます。

ただし、水面が波立ってくると、釣果はまばらに。

V字の引き波が、カンタンにカタチを崩してしまうようなシチュエーションでは、他のルアーに切り換えるほうがいいかもしれません。

風を嫌ってカバーや人工ストラクチャーといった、風裏へ移動します。

そこで140Fを投入すると、ちょっと大き過ぎる印象が・・・。



リトリーブする引きしろが少ないですし、着水音も強過ぎ。

もっと静かに着水させて、短い距離でも誘いをかけられるモアザン バーストアッパーが欲しい!となると・・。

2023年の秋に追加リリースされた80Fは、そういったシチュエーションで使うためのダウンサイジングなのかも!という考えに至りました。

今では普通にネット通販で購入できますが、リリース直後はあまり店頭でも見かけなかったので、釣りをする友人から2個譲り受けて実釣投入することにしました。

モアザン バーストアッパーでシーバスを狙ってみた!新サイズ8...の画像はこちら >>

出典:ダイワ

モアザン バーストアッパー80Fを冬の海で使ってみた!

モアザン バーストアッパー80Fは、ウエイトが10.4g。

重心移動システムが内蔵されていますから、30mぐらいなら普通に飛んでくれます。

ベイトフィッシュのボイルは、夏場なら期待できるものの、12月になると場所がかなり限定されてしまいます。

それでも今年は海水温が冬になっても高く、思わぬところでイワシの群れに遭遇することも。

それが護岸の人工ストラクチャー周りだったりします。

他のよく動くルアーに対して反応が無いとき、80Fを投入してただ巻きリトリーブ。

140Fよりは当然引き波は弱く、ちょっと誘いが足りないかなぁ~と感じましたが・・。

首振りではなく、ラインにたるみと張りを与えて、小刻みにストップ&ゴーを加えると、振り幅のある泳ぎに変わりました。

ダイブはしませんが、つんのめる感じにはなります。



その際に頭部の断面がきっちり水を押し、ポッパーほどの泡ではないものの、小粒の泡を撒き散らしてくれます。

どれが効いているのか分かりませんが、追従してくるシーバスがぽつぽつと現れ始めて、リアフックに掛かるようになりました。

モアザン バーストアッパー80Fの使い方を突き詰めたい!

モアザン バーストアッパー80Fを使っていて、ロングステイからの泳ぎ出しで食い付いてきたこともあります。

ただし、ひんぱんにそういうことは起こらず、もっと積極的に仕掛けられる使い方を編み出す必要があると感じました。

とはいえ、ただ巻きリトリーブ推奨のトップウォータールアーですから、他のルアーと同じドッグウォークやダイブが正解とは思いません。

I字引きからの切り換えを工夫したり、V字の引き波の大きさ・深さを変えてみたりと、いろいろ試してみたほうがいいのは間違いないでしょう。

どういう使い方が正解なのか、まだたどり着いていない!というのが、正直な感想です。

80Fのボリューム感は絶妙で、これが水面に存在しているだけでシーバスには魅力的なのかもしれません。

モアザン バーストアッパーでシーバスを狙ってみた!新サイズ80Fはどうなの?

ダイワ(DAIWA) シーバスルアー モアザン バーストアッパー80F グリーンチャートゴールドブラックベリー

モアザン バーストアッパーを操るのにおすすめのロッドを選んでみた!

モアザン バーストアッパーをキャストしてリトリーブするのに適している、おすすめのロッドをご紹介しましょう。

モアザン バーストアッパーでシーバスを狙ってみた!新サイズ80Fはどうなの?

ダイワ(DAIWA) シーバスロッド ラテオ・R 96ML・R 釣り竿

ダイワのシーバスゲーム用スピニングロッド・ラテオ96MLなら、適合ルアーウエイトが最大35gまでなので、モアザン バーストアッパーシリーズを使いこなしやすいでしょう。

全長は2.90mで、ウエイトは129gです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、96%になっています。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

モアザン バーストアッパーを使いこなしてシーバスゲームを楽しもう!

モアザン バーストアッパー80Fの特徴や使い方、おすすめのロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか?

釣り場のシチュエーションに合わせて投入し、じっくりシーバスを誘ってみましょう。

ダイワ公式サイト

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