穏やかな陽気で迎えた2025年。
三浦半島剣崎松輪港・一義丸の初日の2日、コマセダイ船は2隻で出船。
年末からの好模様が続いていれば期待できそうと多くのファンが集まった。
久里浜沖で開始すると、1投目から入れ食い状態であっという間に全員が顔を見て最高のスタートを切った。
「ここにきてようやく秋冬のマダイがスタートしたという感じです。浅い場所でも釣れていてこれから楽しみ」とは北風幸人船長。
コマセダイファンにとって、この冬はかなり期待大だ。
▲食べごろのマダイが連発
令和7年マダイ釣りの福男 長芝崇史さん
常連の長芝さんが10枚でトップ釣果。
開始から1時間以上入れ食いだったにもかかわらず蚊帳の外で、この間わずか1枚。
そこから探見丸で反応を確認して誘いを入れるいつもどおりの釣り方でコンスタントにゲットした。
「今年は6kg以上が目標です!」
▲淡々と数を重ねていった長芝さん/イシダイ、クロダイも上げた
新たに迎える年の一発目はマダイと決めている人も多いことだろう。
私もその一人だが、今年に限っていえば、「今、一番熱い釣りだからマダイを選んだ」というのが正解だろう。
「秋ダイ」と呼ばれるように例年9月以降に各地でコマセダイが好期を迎えるが、昨年は状況が芳しくないエリアが多かった。
今回、乗船した三浦半島剣崎エリアではワラサが少なかったにもかかわらず、マダイを狙う船が少なかった。
「例年より3カ月くらい遅いようですね。
秋は丸まる空白期間で、12月後半に本格始動といった感じだろうか。
サイズこそ1kg前後が多いもののトップで10枚を超えることも珍しくなく、まさに釣れ方は秋冬シーズンそのものだ。
「剣崎沖も食いますがサバフグが多いため、今は久里浜沖メインに狙っています」
そんな状況下、1月2日には多くのマダイフリークが集結し2隻で出船。
年末の好調ぶりから期待も大きい。
北風幸人船長が操船する第22一義丸は筆者含めて12人を乗せて7時前に出船。
港前で房総半島越しに昇る朝日に大漁祈願をして久里浜沖を目指し、まずは水深60m前後のポイントから探っていく。
「タナは40~41m、タナ下6~7m下まで落としてコマセを振ってください。エサ取りも多いですから早めの手返しを心がけてください」とのアナウンスでスタート。
さらに、この場所ではハリ外れのポロリバラシが多いようで、それを防ぐためにアタリがあったら大きめの合わせを入れるようにとアドバイスがある。
なお仕掛けはハリス3~4号10~12m程度、2段テーパーが基本だ。
開始早々ラッシュ突入
開始1分ほどで左舷胴の間でヒット。
サイズは500~600gだが、この1枚を皮切りに左舷で連続ヒット。
1枚上げてすぐに次投でもと連チャンする人も続出。
これ以上ないほどの絶好のスタートを切った。
「タナを37mに上げてください」船長は上ずる反応を見てタナを上げるアナウンス。
魚探を見るとまさに「マダイだらけ」の様相だ。
「これマダイ釣りじゃないですよ~」と左舷胴の間の星さんは5連続ゲットに笑いが止まらない。
不思議なことに四隅にはアタリが遠く、胴の間からトモ側にかけて集中した。
おそらく、コマセの一番濃いところに突っ込んで食いにきているのだろう。
それでも開始して1時間足らずでお客さん全員が顔を見て、筆者も竿を出すことに。
タナは37mだったので43mまで落とし、3回に分けてコマセをまき37mまで上げる。
ちょっと変なアタリがあったので合わせて巻き上げてみるとサバフグ。
2投目も同じようにして、1分ほど経過したところで竿を持ち上げようと少し動いた瞬間に竿先がキューンと入り込んだ。
しっかり合わせを入れて巻き上げ。
上がったのは700g程度のマダイだった。
「よしよし、任務完了」
次投では2分経過したところで1m落とし込んでみたらすぐにヒット。
ちょっと引きがソフトだなと思ったら、1kg超えのクロダイだった。
ちなみに船中クロダイも多く交じっていたが、脂の乗りは最高で極上の味わいだった。
4投目もマダイがきて、5投目は掛かりが浅かったのか、途中でポロリ。
船長が言うように、合わせ不足によるバラシが多かったようだ。
5投して最初はサバフグだったがすべてアタリがあった。
15分程度だったが、実に濃い時間だった。
「上げてください。移動します」と最初の移動合図が出たのは9時10分。
この時点で星さんはなんと9枚!
筆者の隣の湯井さんは7枚。
最大で1kg前後だったが、新年早々の爆釣劇に皆満足。
▲常連の長芝さんは中盤から後半に数をのばした
令和七年PICK UP 手返しに勝る攻略法なし!
当たり前の話だが、コマセダイ攻略のカギはとにかく手返しに限る。
名手と呼ばれる人たちは一日中2分程度のインターバルを継続してアタリを引き出している。
エサ取りが多い今、船長はコマセは半分程度でいいと言い、S~Mサイズの小型のステン缶を使用する名手も多い。
コマセの消費量を最小限に抑えつつ、手返しの回数で勝負するのだ。
▲コマセは少量でいいので短時間でやり直す
トップ10枚の大成果
移動したのは年末に1kg超えのマダイが多く釣れた場所だそうで、ここからはサイズ狙い。
タナは18mでスタート。
ここからはエサ取りが多く、フグに度たびハリを取られるようになり朝のようなアタリはない。
それでも前半は不調だった長芝さん、木村さん、丸山さんといった名手たちが着実に食わせていく。
丸山さんが1kg超えを上げると、長芝さん、木村さんにも同級が続き、前半に好調だった人を尻目に確実に枚数を重ねていく。
11時40分に再び移動の合図が出る。
この時点で星さん、長芝さんが9枚。
ちなみに長芝さんは朝の大チャンスタイムは1枚だけだったというから、あまり食わない時間帯でも確実に食わせていったことになる。
最後は再び朝のポイントへ。
タナは40mでスタート。
釣果を競っているわけではないが、なんとなく「だれが最初に10枚いくか」といった雰囲気に。
皆顔見知りだから気合が入る。
星さんは「全然ダメです」と後半は追加できず。
その隣の西澤さんは「コマセダイは10年ぶりくらいですが8枚までいきました」。
後半追い上げを見せた右舷大ドモの木村さんは連釣を見せるが、ラストはクロダイ、ハナダイで9枚。
湯井さんも前半のリードから数をのばせず9枚。
左舷大ドモの長芝さんはクロダイ、イシダイも上げながらコツコツと枚数を重ね、12時半にマダイ10 枚に到達した。
「最初は全長10mでガン玉を打った重めの仕掛けでやっていましたが、後半は13m、シェルビーズだけの軽めの仕掛けに替えたら食うようになりました。反応を見て誘い上げ、落とし込みで食いました」と長芝さん。
さて、筆者は最初の15分で満足したわけではないが、その後は集中力が散漫になったこともあるだろうがバラシが続き、1枚を追加したのみで終了。
それでも初釣りとしては十分すぎ。
釣果は通常より1時間早揚がりで3~10枚。
やはり「熱いから選んで」正解だった。
この日は水温は18度台後半に上昇。
「この時期でこんな浅場で釣れてますからこの先楽しみです。深場含めて色んな場所を探っていきます」と船長。
コマセダイファンは味がいいからと冬場のマダイを好む人が多い。
しばらく数釣りが楽しめそうだが、今後、深場では大型のチャンスもある。
▲9枚は2人だった
▲常連の丸山さんも美ダイを上げた
船宿INFORMATION
三浦半島剣崎松輪港
一義丸
046・886・1453
▼備考=予約乗合(空きあれば当日可)、7時出船。
ほかカワハギへも
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隔週刊つり情報(2025年2月1号)※無断複製・転載禁止



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