レビュー

世の中が複雑化するにしたがい、問題解決力の重要性はますます増してきている。あらゆる現場で、誰もが日々それぞれの問題と格闘している。

だが何を考えればいいかわからず、思考停止してしまう場面も多いのではないだろうか。そんなときの救世主となるのが本書である。
著者はマッキンゼーやリクルート等を経て、いまは株式会社ビジネス・ブレークスルーの問題解決力講座の責任者を務めており、法人研修やBBT大学の講師としても登壇している。だが当初は、問題解決に苦手意識があったという。そんな著者だからこそ、現場のニーズに即した、本当に使える「新しい問題解決の教科書」を書けたのだろう。
何か問題を解決しようとするとき、私たちはまず情報収集をしようとする。インターネットを使えば、世界中のあらゆる情報の収集が可能だ。だがその量は膨大であり、情報の海で途方に暮れるのがオチである。そうならないためにはどうすればいいのか。
本書では問題解決に必要なものとして、「問題解決マップ」と「7つの武器」が示されている。RPGにおいては「地図」と「武器」がかならずあるものだが、現実も同様だ。地図がなければ、いまいる位置も進むべき方向もわからない。
そして武器を有効に使えば、より良い結果が得られる。
正しい地図と武器が手に入れば、きっとハッピーエンディングにたどり着ける。ぜひ本書とともに、問題解決の旅に出かけよう。

本書の要点

・ビジネスリーダーが注力すべきは、仮説検証型の問題解決である。その要となるのが「筋の良い仮説力」だ。
・問題解決をするうえでは、現状理解(WHERE)、本質的課題発見(WHY)、解決策立案(HOW)という順に取り組んでいくことが求められる。
・重要なのは「事業部長の視点」を持つことだ。事業全体を俯瞰して知り得た情報から、原因としてもっともありえそうな仮の答えを設定していくこと、それが筋の良い仮説力となる。



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