レビュー

アメリカン・エキスプレス、リンクトイン、SAPなど世界をリードする企業が次々と導入している人材開発プログラムがある。その名も「サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)」。

これは、Googleが脳科学の研究をもとに、マインドフルネスの実践によってEI(感情知性)を高めることを目的として開発したものだ。現に、EIが高い社員は仕事のパフォーマンスやリーダーシップ、心身の健康も向上するという相関関係が認められている。
著者は、日本にてマインドフルネスをベースとしたリーダーシップや組織の開発プログラムを提供しており、SIYの認定講師も務めている。そんなマインドフルネスを通じた人材開発の第一人者である著者が、マインドフルネスを組織に導入するメリット、導入のプロセスを余すことなく解説しているのが本書だ。ヤフーなどの導入事例をもとに、マインドフルネスの習慣を組織に根付かせるためのステップまで書かれているため、とるべきアクションが明確になるという仕立てだ。
日本でも、マインドフルネスに基づいた研修はヤフー、リクルートパナソニックなど150社以上の企業で導入されている。予測不可能なVUCAの時代で成果を出し続け、生産性やチーム力を上げるために必要なスキル。それがマインドフルネスなのである。
人材育成・組織開発の基盤づくりに本書を活かしていただければと願う。

本書の要点

・マインドフルネスとは「今、この瞬間」に集中している状態を意味する。また、マインドフルネスは、評価・判断を手放し、自身や周囲を観察することで、気づきの力を発揮し続ける技術でもある。
・組織にマインドフルネスを導入することで、「個人の人材力の向上」「個人のリーダーシップの向上」「関係性の向上」「組織力の向上」を実現できる。


・マインドフルネスの実践方法として、マインドフルネス瞑想、ジャーナリング、マインドフル・リスニングといった手法がある。



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